こんにちは晴れ

大阪府箕面市のときわ行政書士事務所の馬上です馬

 

 

美容商品の販売代理店の新規事業をはじめるので、その孫に当たる代理店に商品を卸す際の契約書を作成して欲しいという相談・依頼をいただきましたメモ

 

とりあえず、メーカーとの契約書を見せてもらったところ、

 

表題は、

 

『代理店契約書』

 

とあります

 

ふむふむと中身を読み進めていくと

 

ん!?

これって

 

『販売店契約書』

 

やん!?

 

 

日本の契約で、販売店契約の場合も、代理店契約の場合も「販売代理店契約」と一括して呼ばれることが多くみられます上差し

 

「代理店契約」と「販売店契約」の違いのポイントとしては、

 

①売買契約の主体

販売:販売店と顧客間で売買契約(販売店は売買当事者である)

代理:供給者(メーカー)と顧客間で売買契約(代理店は売買当事者でない)

 

②供給者(メーカー)を代理するか

販売:しない(販売店の名で販売できる)

代理:する(基本的に「●●代理店」の名のもと販売)

 

③代金回収のリスク

販売:負う(売買の当事者だから)

代理:負わない(売買当事者でないから)

 

④商品の流れ

販売:供給者→販売店→顧客

代理:供給者→顧客(在庫を代理店が持たないケースなど販売店と同じ流れの場合もあり)

 

⑤在庫の所有権

販売:販売店が所有権者(供給者から買い受ける)

代理:供給者(メーカー)が所有権者(供給者から買い受けない)

 

⑥代金の流れ

販売:顧客→販売店→供給者(メーカー)

代理:顧客→供給者(メーカー)(代理店が供給者に代わって請求収納することもある)

 

⑦報酬

販売:顧客への転売差益

代理:販売手数料(コミッション)

 

⑧クレームなどの顧客対応

販売:販売店が負う(売買当事者だから)

代理:代理店は負わない(基本的に売買当事者でないから)

 

⑨販売価格の指定

販売:販売店(供給者(メーカー)希望小売価格を謳われる場合もある)

代理:供給者(メーカー)

 

以上のできポイントでどちらの契約なのか判断できます。

 

今回依頼いただいた相談内容も、販売してもらう店舗などへの継続的な卸売りに当たっての契約書なので、

 

『販売店契約書』

 

を作成していきますメモ

 

法律にも詳しい勉強家のクライアント様なので、どんな契約書に仕上がっていくか楽しみですほっこり

 

 

起業・くらしの法務サポート

ときわ行政書士事務所

行政書士 馬上 真治

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