こんにちは
今日は刺しゅうデータの作り方のお話です!
(主に刺しゅうPRO)
すごく基本的な話なので知ってる方にはつまらないかもしれないです
最近お客様に質問されることで多いのが
①イラストレーターのデータを刺しゅうプロで使えるのか?
②家庭用ミシンでもオリジナルのワッペンや刺しゅうを作れるのか?
など、刺しゅうデータの作り方に関する質問が増えてきております。
その他にもドラえもんを刺しゅうしたいとか、キャラクターものの質問も多いです!
まぁ版権物は自分で楽しむだけにしないと色々まずいですからね
さて、では質問①のイラストレーターのデーターですが、
刺しゅうPRO10ではaiデータは取り込めません!!
(2018年10月現在)
ただ、データを別の形式にすれば読み込むことが出来ます!
ちょっと解説していきますね!
イラストレーターで作ったデータ。例えばこのネコの刺しゅうを作りたいとします!
僕が使っているイラストレーターはCS2のめちゃめちゃ古いタイプですが、基本的な考え方は新しいバージョンでも全く一緒です!
こんな感じのネコですね
Illustrator(イラストレーター)でデータを作成、保存するとaiという拡張子のデータになります。
先ほども書きましたが、刺しゅうPRO10ではaiは読み込めません。
ではどうしたらいいのか
イラストレーターでデータを刺しゅうPROで読める画像の拡張子にして書き出してあげるだけです。
イラストレーターは優秀なソフトなので様々な拡張子でデータを書き出すことが出来ます。
僕の場合はjpgかbmpで書き出してしまいます。(ラスター画像の場合)
刺しゅうPROも画像の拡張子*jpg;*eps;*bmpとか他にもっとありますがを読み込む事が出来ます。
※これ実はベクトルデータで書き出して読み込む方法もありますが、別の機会にします!
追記:一応ベクトルデータの読み込み方も書いたので時間のある方はどうぞ!
あとは*jpgに書き出したネコの画像を刺しゅうプロで開いてあげます。
画像のサイズは結構大事です。
作りたい大きさの刺しゅうに合わせて画像の大きさも決めてあげます。
※刺しゅうPRO上でも画像の拡大、縮小はできますが変更すると見ずらくなる場合があります。
画像から刺しゅうデータへの変換方法は大きく分けると2つです!
オートパンチ(自動変換)もしくはマニュアルパンチ(手動変換)
オートパンチは自動で変換してくれるので楽ですが、仕上がりは綺麗ではないです。
縫い方もサテン縫いとタタミ縫いがごっちゃになったりとあまり実用的ではありません。
よっぽど単純な画像ならまだましですが、僕はあまりお勧めしません。
小さいお子さんの描いた絵などを変換するならありかなぁ。。。
マニュアルパンチとはその名の通り自分で画像を刺しゅうデータにします。
刺しゅう屋さんの間でもパンチって言葉はよくでてきます。
作り方は画像の上をトーレスするように線をかいていきますが、かなり長い話になるのでまた別の機会に!笑
僕はマニュアルパンチしか使わないので、マニュアルパンチでデータを作りました。
作ったデータはこんな感じ
近くまで拡大するとわかりますが、針がどこに落ちるかを細かい点で表現してあります。
データが完成したら、データを保存します。
刺しゅうデータですね!
刺しゅうPROでデータを保存するとpesという拡張子のデータになります。
ブラザーの刺しゅうミシンでは基本的にこのpesという拡張子の刺しゅうデータを読み込みます。
※他にもdstって拡張子もありますがこれもまた別の機会にしましょう!
さていよいよ刺しゅうデータが完成したらミシンにデータを入れます。(完成したデータをUSBに保存しておきます。)
今回使うのはブラザーの家庭用ミシンFM2000D
※業務用の刺しゅうミシンでも流れは一緒です
(刺しゅうデータが保存してあるUSBをさしてデータを呼び出す)
そして完成!!
こんな感じに仕上がりました。
ネコが呼び出されました!
そしたらあとは糸をセットして縫うだけです!!
どんどん縫われていきます。
(なぜか写真がひっくりかえってます)
はい!
色々だらだらと書きましたがこんな流れです!
(分かりずらかったらごめんなさい!)
ちなみにこれは僕のやり方なのでもっと他の方法も色々あります。
結局は自分がやりやすい方法でやるのが一番だと思います。
刺しゅうデータを作るのはかなり奥が深いです。
ネコの顔や目の縫う方向を変えたり、糸の密度を変えたり、縫い縮みを考えたり、本当に色々できます!
最初は難しいかもしれませんが慣れてくるとハマってしまいます!!
時田ミシンでは刺しゅうPROを買ったけど使い方が分からないという方に向けての講習会も開催しております。
本当に基本的な使い方から上級者向けの講習までやっておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ
今回使ったミシン
今回使ったソフト
ブラザー刺しゅうPRO10
ではまた