今、被災地はこうして輝こうとしている No.48 | 笑顔とやる気の伝導師 鴇田くに奨学基金ビヨンドXプロジェクト早川学校のブログ

笑顔とやる気の伝導師 鴇田くに奨学基金ビヨンドXプロジェクト早川学校のブログ

鴇田くに奨学基金ビヨンドXプロジェクトのブログを改題しました。ビヨンドXのXは、人により様々です。
エンカレッジ、エンラージ、エンジョイがこの事業の合言葉です。
運営母体:一般社団法人鴇田くに奨学基金ビヨンドXプロジェクト早川学校

放射線量「新たな安全基準を」

福島県知事、政府に要請


 福島第1原発事故で、佐藤雄平福島県知事は17日、福島市であった政府と周辺12市町村との意見交換会に出席し、放射線量の新たな安全基準策定を政府に要請した。


 空間放射線量の主な目安は現在、除染目標が年間1ミリシーベルト以下、活動制限が緩和される避難指示解除準備区域の指定が20ミリシーベルト以下。しかし、原発北西方向を中心に、現在の除染技術では1ミリシーベルト以下の早期達成が難しい地域も少なくない。
 佐藤知事は「あくまでも1ミリシーベルトを目指すが、苦慮している。達成できる数値を示してほしい」と語り、実態に合わせ、時期や線量を細分化した安全基準を政府の責任で示すよう強く求めた。
 佐藤知事は「世界の英知を集め、信頼できる基準を示してほしい。仮置き場、観光、食などさまざまな問題につながる」と強調。根本匠復興相は「(安全性をめぐり行政や住民が情報や意見を交換する)リスクコミュニケーションの中で対応させていただく」と、検討を約束した。
 当面の除染目標を独自に5ミリシーベルトとしている飯舘村の菅野典雄村長は「1ミリシーベルトでは10年、20年と帰れなくなる。国に文句を言うだけではなく、前進したい」と語った。(河北新報・20130218日月曜日)