【5】
そこでかつての男性であった上司に見込まれ
最先端の商品開発のリーダーを任される。
だがのび太の開発は無謀そのものだった
人としゃべる事ができる、物を食べる、
感情をもち、緊張感、緊迫感も臨機応変に。
歩いたり、急いで走ったり、眠ったり
つまり人間とほとんど変わらないロボットの製作だ
また様々な現実離れしたアイテムの開発も同時に。
上司は動揺したが同時にのび太の真意が知りたかった
人は小さい頃に大きな夢や希望をもつものだ
しかし成長する事につれピュアな部分では世の中やっていけない
という事も身にしみてわかる事になる。
そしてその時かつて抱いていた夢や希望にフタを締める時が
やってくるのだ。誰しも必ず妥協という部分は訪れる。
光輝いていた未来が薄汚れていたのを
自覚しなければならないのだ。
それができない心の弱い人間が
引きこもりに走ったり2次元のアニメに
べったりになったり、人とまじわるのを嫌ったり、
平気で死ぬ死ねと言えたり、簡単に手首を切れたり、
つまり現実の人生を逃げだす人間になるのだ。
それに比べて
のび太の意志は固かったのだ
のび太の知識の多さはトップクラスではあったが
その無謀さは多額の費用と時間を要する
事になることがわかった。
もちろん開発部のリーダーといっても
会社の組織の一員である以上
好き放題はできないのだ
のび太は思い悩む時期となり、
一度長期間休みをとり実家の家に帰った。
毎年押入れをチェックしている習慣はもちろんだが
今回は久しぶりに外の近所の
小学生のころよくドラえもんと
一緒によく遊んだ学校の裏山や
野球で遊んだ公園に行ってみた。
そしてそこでいつかの旧友と再会する事になる
ジャイアンとスネオだった。
つづく