夏の夜思い出すこと

それは

オートバイ

 

涼しさ求めまたがって

からぽの頭の中ではわかっている

湿った空気が乾くわけがないと

 

あたる風を追い続け

ライトの照らすその先みつめても

今では流れる景色も過去のこと

 

じっと動かないオートバイ

あれから何年過ぎたのだろう

 

心のライトで照らされた

その姿の後ろには

 

やがて訪れる夏の終わりの

海岸線がおいでおいでを

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