☆志々雄真実☆ | るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

Rurouni Kenshin -Meiji Kenkaku Romantan

テーマ:

 

 
 

 

 
身長:170cm
体重:59kg
生年月:1848年(嘉永元年)8月
星座:獅子座
出身地:京都府
血液型:O型
好きな言葉:弱肉強食
嫌いな者:弱者
趣味:湯治
流派:我流
声:池田政典

国盗りを狙う奸雄。幕末には長州派に与し、緋村剣心から影の人斬り役を引き継いだが、味方から底知れない実力と野心を危険視され暗殺されかかる。全身に大火傷を負いながらも生き延び、維新後、明治政府を転覆させるため一大組織を創設した。本作における最大の悪役。

容姿 

全身に包帯を巻き、頭に飾り付きの帽子を被り、着流しにブーツ、皮手袋を身に纏うという異様な姿をしている。なお帽子には奇襲対策の鉢金が隠されている。包帯の隙間から覗く危険な目つきが印象的。

性格

作者の和月伸宏曰く、「自身の悪の美学の集大成」というキャラクター。「弱肉強食」を信念にしており、他人を糧にすることに一切の迷いも呵責も持たず、己の野望に邁進する。粋で酔狂かつ知性を感じさせる物言いとべらんめえ口調を交えた話し方をする。

弱者には容赦しないが、強者にはそれなりの敬意を払っており、部下からは熱狂的な支持を受けるカリスマ。悠久山安慈や魚沼宇水には自分に力を貸す代わりに一定の権限を与えている。また、志々雄のために蛇蝎となる覚悟を見せた佐渡島方治に対しては「汚れ役を任せる代わりに自分の傍で勝利の味をいの一番に味わわせる」と言って奮起させるなど、度量が伺える。
彼の志向した社会像とは、弱肉強食をスローガンとした、徹底した自然淘汰による優者必勝社会であった。ただし劇中に登場する新月村の光景は「飢餓と恐怖が満ち、死体が散乱し村が荒廃する」というまさに地獄絵図のような惨状であった。この光景を目にした斎藤一は「これが志々雄が創り上げようとする日本だ」と述べた。

国盗りを狙う奸雄。幕末には長州派に与し、緋村剣心から影の人斬り役を引き継いだが、味方から底知れない実力と野心を危険視され暗殺されかかる。全身に大火傷を負いながらも生き延び、維新後、明治政府を転覆させるため一大組織を創設した。本作における最大の悪役。

来歴

緋村剣心が遊撃剣士となった後、桂小五郎に依頼され影の人斬り役を引き継いだ長州派維新志士。剣の腕と頭の回転の速さは剣心と同等の実力者と評価されていたが、「弱肉強食」の信条で日本を牛耳らんと目論み、その常人には理解できないほどの功名心や支配欲を危険視される。その結果、戊辰戦争の最中に仲間の維新志士らの手によって、額に不意打ち(アニメでは銃弾)を喰らい重傷を負ったところに、全身に油をかけられ、火を放たれて焼かれる。

しかし、地獄の淵から蘇り、明治政府に対し復讐戦争を起こす。といっても、本人にとっては「復讐」はもはやどうでもよく、日本制覇の野望のために明治政府に戦いを挑むと同時に、剣客として互角とされる緋村剣心との、一剣客同士の勝負をも愉しもうとする。剣心との決闘では、前半は剣心を全く寄せ付けず、その後形勢を逆転させた剣心による飛天御剣流の奥義を立て続けに受けてもなお立ち上がり、剣心を圧倒する強さを見せる。最終的には、限界を超えた人体の熱量によって全身が自然発火し、業火に包まれながら高笑いを揚げて消滅する。

死後は地獄にて駒形由美、方治を従えて「閻魔相手に地獄の国盗り」を行うと宣言し、大きく高笑いを揚げながら本編から退場する。死後は、剣心に負けたとは毛ほども思っていないようで、「時代が奴を選んだ」「ここ(地獄)には悪人しかない」と楽しそうに語っていた。

人誅編にて、雪代縁によって生き地獄に落とされ、落人村に身を落とした剣心の前に現れた(本人は「お前を嘲笑いに来ただけ」と述べている)。

戦闘力 

全身を焼かれて以後、体中の汗腺がほぼ全滅したことで発汗による体温調節ができなくなり(本人曰く「地獄の劫火の残り火」)、常時全身に高熱を帯びている。彼の体内には内燃機関に近いものが備わっており、その剣気の昂ぶりは、周囲の巨大な炎をも影響を受けるほど絶大なものである。反面、体温調節ができないために全力で闘えるのは15分間とされており、それを超えると体温が高まり続けてどうなるのかわからない(作中では、最終的に人体自然発火現象を起こしてしまった)。数多の死線を潜り抜けてきたせいか、観察力・洞察力も人一倍鋭く、人の心理も見抜くほどであるが、夷腕坊の正体・外印の存在には言及してないため、気付いていたかどうかは不明。

その戦闘力は、実戦に数年のブランクがあるにもかかわらず、全員が相当の深手を負っていたとはいえ、剣心・斎藤一・相楽左之助・四乃森蒼紫といった実力者4人を次々と圧倒するほどの強さである。逆刃刀とはいえ、剣心の攻撃を受けながらも平然と反撃したり、一度見たとはいえ龍翔閃を片手のみで白刃取りして破ったり、斎藤の牙突・零式を軽く受け流して肩に貫手を突き刺したり、左之助の二重の極みを頬にくらってもまるでびくともせず、直後に正拳で吹き飛ばしている。力の強さだけでなく、紅蓮腕を剣心に弾き返された直後に、龍槌閃からの龍翔閃、さらに龍巻閃・「凩」「旋」「嵐」の計5連撃を食らってもなお倒れなかったことも、志々雄の尋常でない耐久力の高さを示している。

しかし四乃森蒼紫と戦闘中、紅蓮腕をくらい意識不明に陥っていた剣心が限界を超えて覚醒。それまでにない激しい死闘を演じる。剣心の奥義・天翔龍閃をくらい、全力で戦える時間の限界を超えて瀕死に陥りながら、尚も立ち上がり剣心を追い詰めた。最期は立ち上がり、刀を振り下ろす寸前(アニメではそれを剣心が受け止め、地面に亀裂が生じ数秒間こらえた直後)、己の体温が血液を蒸発させてしまうほどの臨界点に達したために人体発火を引き起こし、駒形由美の遺体とともに消滅してしまう。剣心を最後まで圧倒し続けた極めて稀な人物である。

後に発売された「剣心華伝」で、作者は剣心対志々雄の勝敗の結果は「志々雄の勝ち逃げ」と語っている。