「風邪の効用」野口晴哉さんの本より | 体に優しい漢方でアトピー改善・子宝応援 ☆ 明子先生が新潟六日町から発信!!

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ときのや薬局の薬剤師・金井明子が漢方や食事でアトピー改善や子宝を応援、心と体を健やかにする生活のコツを綴っています。

新潟 六日町FMゆきぐにとなり

中医学漢方で子宝・アトピー応援

ときのや薬局 薬剤師・不妊カウンセラー金井です。

 

 

「風邪の効用」野口晴哉さんの本の抜粋

近年、風邪をひいたら仕事や学校は休みましょう・・・が定説になってきました。

喜ばしいことです。

 

昭和の「気力で頑張れ!」

「薬を飲んで仕事しろ!」

「皆勤賞を狙え!」などと言う方は現代ではいないですね。

 

風邪は症状を抑えるのではなくて

「引ききる!

風邪が治るまでの経過を無理やり途中で治療するものではなくて最後まで引ききる経過が大事です」

 

 

えっ!風邪の効用?

風邪なんて引かないほうが良いに
決まってるじゃないですか!!?

と聞こえてきそうですね。

でもちょっと見方を替えることで
あら、風邪を引くのもまんざらではないわね、
ということになるのです。

私たちは、頭が疲れても、
食べ過ぎ飲みすぎで胃腸が疲れても、
腎臓や肝臓が余分な働きをした後でも風邪を
引きます。

とにかく体のどこかに偏り疲労があると風邪を
引きます。

このようなバランスの崩れた体を元気に戻そうと
一生懸命努力している状態が風邪の正体です。

 

だから風邪を引くと言いますね。

風邪にかかるとはあまり言わないです。

自分で必要なときに風邪を引っ張り込んで身体をデトックス、調整するのです。

体に溜まった悪いものを一気に外へ出そうとしているのです。
いわば体のゴミ出し、お掃除です。

発熱は体温を上げることによって、
熱に弱いウィルスをやっつけようとしている事です。

くしゃみや鼻水は体に溜まった老廃物を一気に
体外に出そうとする働きでもあるもです。

ですから風邪の治し方というものは、
解熱剤や咳止め・鼻水止めで押さえ込んで
治療するのではなく、バランスの崩れを
素早くキャッチして手早くお掃除できる力を、
しっかりつけて治すのが良いのです。

漢方薬の風邪薬で自然治癒力を発揮させて
上手に風邪を治すと、その偏って疲れているところが
まず、ほぐれてきて、症状を経過した後は
スッキリとした爽快な体にリセットされます。

漢方の風邪の初期治療を間違わずに
スッキリと風邪を治しましょう。

しっかり体を温めて、食事を軽く済ませ
グッスリ眠る事が、自然治癒力をわかすコツです。

 

軽い風邪のうちにしっかり引ききって

漢方で身体の働きを応援しましょう。

 

だからね!たまに熱を出してもいいんですよ!

熱が出せるって捨てたもんじゃないんです。