ウィークエンド542 | 瀬比亜零

瀬比亜零

小説を読むのもよし、書くのもよし、両方できればさらによし。
週末&サラリーマン作家の気楽なブログです。

皆さん、いかがお過ごしですか。いつも、私のブログに寄って頂き、有り難うございます!

 

本格的な夏といった感じですね!学生の方は、夏休みになり、大いに楽しんでいるのではないでしょうか。でも、くれぐれも事故にはお気を付け下さい!

 

さて今月は、私の先輩作家である吉田裕美さんの作品を特集しております。本日最終日は、「幻のくにから」のご紹介です。繊細で美しく、優しい小説です。裕美さんの持ち味が大いに発揮された作品と言えます。霊体験の多い裕美さんが、自分の経験を参考にされているのですが、不思議な出来事ではありますが、全く怖さを感じさせることはないです。むしろ、あり得る話ではないかと、心を打たれます。

 

出版の依頼を受けた時、今までなら表紙は、手持ちのデータか、フリーの写真をC‘S Factory代表・東野氏に相談して、探してもらうのですが、この作品の表紙の際は、「可愛らしい女の子のイラストはないか?」頼み込んで探してもらいました。どうしてもシルエットなどのような誤魔化したものでは、小説自体に興味を持ってもらえないとの思いと、この作品は、主人公の愛美が、中学に入学したての女の子であったので、それを崩さないためにも、可愛らしい女の子の顔を出したいと思ったのです。そして、探してくれたイラストを、東野氏が加工して、タイトルに合わせてくれたので、イメージ通り表紙が完成したのです。表紙に使うイラストで、顔をはっきり出した作品はこれが初めてです。裕美さんの良さが、思う存分出ている作品で、私も大好きな小説です。

 

幻のくにから

愛実は、中学に入学して照陽という友達ができた。照陽は、見た目も話し方も、話す内容も同じ中学一年生とは思えないほど落ち着いていて、不思議な少女だった。日に日に心身共に成長していく愛実は照陽への関心が高まってゆく。しかし、そこには過去の悲しい出来事が隠されていた。
 

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どうぞ、よろしくお願い致します。