ウィークエンド476 | 瀬比亜零

瀬比亜零

小説を読むのもよし、書くのもよし、両方できればさらによし。
週末&サラリーマン作家の気楽なブログです。

皆さん、いかがお過ごしですか。

 

あいにくの雨の朝となっております。こんな時は、おうち時間を大いに楽しんでみたらどうでしょうか。私は、こんな日はプロジェクターで観る映画を、思いっきり楽しんでおります。

 

さて、今月のラインナップは、「ドン亀シリーズ」をご紹介させてもらっています。本日は「続・替え玉」をご紹介させてもらいます。これは、分かって頂けるとは思いますが「替え玉」の続編で、この替え玉は、ドジな司法書士が大失敗をやらかす話です。私は、学生時代から30歳頃まで、司法書士事務所に勤めており、先生の代わりに、重要な取引(不動産売買)なんかに行かされたものです。本来は、こういう仕事は資格のある者しか行っていけないのですが、少人数でやっている司法書士事務所は、代理に事務員をよく使います。業界では暗黙の了解ということで、仲介に入っている不動産業者や、融資する金融機関も、それについては問題にしません。しかし、やらされている事務員は、何億も動くような取引は、緊張のしっぱなしです。私が、取引でやらされていたことは、移転登記に関する書類の不備がないかの確認なのです。万が一、書類に不備があったら、どうしよう。偽造されている印鑑証明書だったりしたら、どうしよう。法務局に持ち込んで、「取り下げ」を食らったらどうしよう。などなど、取引に立ち会う事務員にとっては、無事登記が完了するまで、気が休まりません。こういう経験を事務員の熟練者はしているので、若い司法書士などより事務能力があり、仲介業者などにも信頼されて、先生同様の扱いを受けます。そういうことで、資格を取りたくても、勉強する時間がなかったりします。資格を取らず、事務員で終わる先輩方を、間近で見ていた私は、自分の将来に夢が持てなくなり、転職するのですが、その転職先での人生が28年という月日が流れました。

 

まあ、私の話は本編とは関係ないのですが、「替え玉」は、ドジな司法書士の大失敗の話で、「続・替え玉」は、その金融機関の支店長が、殺される話になっております。業界の裏事情も知ってもらえれば、この話も面白くなるのではないかと思い、お話しました。

 

ラインナップ

 

殺意の証明

関係する全ての者が殺意を持つ。誰が殺害したとしてもおかしくない。犯人の自白により解決したかに見えるが、どこかおかしい。犯人の意図が分からない。犯人達の企みに、ドン亀こと米倉デカ長が奔走する。捜査の洗い直しをして、犯人の意図を突き止める。自白した犯人以外に真犯人は確かにいる。それは誰なのか? 食いつくドン亀の推理パワーが冴え、その真相を突き止めた。

 

裏ワザ

ゴールデンウイークの真っ只中、男の遺体が発見される。その男は、泊まりがけで来ていた同窓会のメンバーだと分かる。事故か、事件か? 事件なら誰が殺した? 男を調べていくうちに怨恨の線が浮き上がる。宝塚署のドン亀こと米倉と野口のコンビがまたもや活躍。一筋縄ではいかぬ真相に奔走する刑事達。ドン亀達は、いかにして事件の真相を追究するのか?

 

続・替え玉

閑静な住宅地のマンションの敷地内で転落死と思われる事故が起こった。酔ったマンションの住人が誤って落ちたと推測されたが、真相は転落死に思わせた殺人事件だと分かる。殺されたのはサラリーマン金融・御堂筋店の藤沢達雄であった。藤沢の性格上怨恨の線が強い。強引な取り立てに泣いた顧客の仕業なのか? 鑑識の小森の推理で殺しの手口が、ほぼ判明。その手口を行える有力な人物を、ドン亀こと米倉達が捜し出す。そして、徹底的に事件を洗うが、犯人には繋がらない。奔走する米倉と野口。犯人の顔が見えてこない。捜査二課の協力を得て、犯人と思しき人物を見つけることができた。藤沢と犯人の関係は? 殺しの動機は?「替え玉」の続編。

 

不倫の行方

不倫の末に殺人事件が起こる。殺された奥山忠志は、ホテルの一室で血を流して死んでいた。不倫相手の丸山洋子が、真っ先に疑われた。しかし、捜査を進めていくうちに、奥山忠志の女房・智子にも不審な点が現れる。ドン亀こと米倉が、二人の女の間で奔走する。どちらかが嘘をついている。それを、どうやって見破るのか? また、殺意の動機はいったい何なのか? 

 

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