惣菜・べんとうグランプリ2016 駅の弁当「庄内弁」が優秀賞「庄内弁」 | 日本料理研究科 土岐正富氏 「食の都庄内」

日本料理研究科 土岐正富氏 「食の都庄内」

山形県調理師調桜会副会長、山形県日本調理技能士会­副会長として、日本料理の普及活動を展開中。

「庄内弁」は昨年6月、ポスト山形デスティネーションキャンペーン(DC)の位置付けで展開された「山形日和。」観光キャンペーンの目玉として開発された弁当。庄内観光コンベンション協会が中心になって企画、「食の都庄内」親善大使の一人である日本料理人の土岐正富さんが監修し、製造を同社が担ってきた。
 つや姫のだだちゃ豆ご飯を遊佐生まれのサケ「メジカ」で巻いた「めっこい巻き」など庄内の食材をふんだんに使った中身で発売当初から評判を集め、キャンペーンが終了した9月以降も継続販売。酒田、鶴岡両駅での限定販売の他、予約販売に応じたところ、イベントや会合での引き合いが増加。多い時は1日200個の注文が入ったこともあったという。
 そうした地元での認知度が高まる中での今回の受賞。毎朝午前3時から仕込みをするという工藤専務は「『おいしかった』『心がこもっていた』などというお客さまの声がエネルギーになった。手間はかかるがやってきて良かった。庄内の食材が循環し、全国に発信できるのがうれしい」と話している。
 表彰式はファベックス初日の4月13日に会場で行われ、期間中は商品見本として会場に展示される。