「ヒアルロン酸を溶かしたい」

というご希望で来院される患者さんが時々いらっしゃいます。

 

涙袋が大きすぎるので、とか

鼻が太くなってきたので、という訴えがほとんどです。

 

どちらも、少し減った気がしてどんどん入れているうちに、本当に入れすぎになってしまう場所なのです。

 

鼻は一番硬い、

クレビエルコントアというヒアルロン酸製剤を使いますが、それでも少し横に流れてしまいます。

 

私は鼻の付け根にしかヒアルロン酸を入れません。

鼻先までを希望されてもお断りしています。

 

鼻の付け根に入れる際には必ず、3か月ぐらいしたら、減ったと思ってまた入れたくなるけど、そこで入れちゃだめだよ、と説明しています。

 

注入したヒアルロン酸が周りになじんで、少し低くなったように感じ、もう少し足したいと思うようになるのです。

 

クレビエルコントアは2年間持つと言われている製剤ですから、そんなに早く減ったりしません。

 

それなのに、どんどん注入を繰り返す人が多いのです。

 

結果、鼻の付け根が太くなり、そのせいでよけい鼻が低く見えてしまい、また入れたいの悪循環。

 

すごく太くなったらさすがに周りからも指摘されるのか、自分で気づくのか、「溶かしたい」ということになるようです。

 

↑イメージ画像です

この鼻の付け根はちょっと太すぎますね・・。

太くなりすぎたり、付け根が妙に丸くなってしまって時は、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かす製剤を注射します。

溶かすとき、全部溶かしてしまうのではなく、とてもとても細い針で慎重に、要らないところだけに注射をしていきます。

 

患者さんによっては、

「全部溶かしてください!」

という人もいますが、できるだけせっかく入っているヒアルロン酸を生かして、要らないところだけをそぎ落とすようにしています。

 

大きくなりすぎた涙袋も同様です。

 

涙袋は、全部なくなってしまうのを嫌う人が多く、少しだけ減らすような注射を目指しています。

 

だからやはり、鼻は糸、涙袋は入れすぎないようにするのが良いなあと思わずにはいられません。


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