HEALTH is not merely an absence of illness, it is a state of well being at physical, mental, social and spritual levels.

「健康とは、肉体に病気がないばかりでなく、肉体的に、精神的に、社会的に、そして、宗教的にも健やかな状態である。」
*WHO(世界保健機構<The World Health Organization >)による健康の定義。



こんばんは。



さて…いきなりではありますが、
「今、宗教的に健やかですか?」と問われた時に、皆さんはなんと答えるでしょうか。
「スピリチュアルな」健やかさというニュアンスです。



スピリチュアルな健やかさ?
そんなこと考えたこともないと答える方が多いかもしれません。



例えば、余命を宣告されて肉体的には不健康となり、社会貢献や社会との繋がりが弱まったとしても、自身がまたは誰かが宗教的な感性で支えることで、その死が受容できれば、宗教的な健やかさは最後まで保つことができます。
精神的な健やかさともリンクするかもしれません。



宗教的な健やかさを育むには、この世に生を受けたという出自に対するしっかりとした自己認識がまず大切と言われています。



何かとても良いことが起こった時に、自分が頑張ったからというのも勿論あるでしょうが、父や母の元に育ったおかげだなと感謝の気持ちを口に出しり(反面教師的な親を含めます)、ご先祖様や神様や仏様に手を合わせることを日常的にしているかどうか。



わたしは、この宗教的な健やかさがとても大切だと思っています。
大切だと思っていながら、自身の宗教的な健やかさに自信があるかと問われたら残念ながらまだまだなわけです。
だからこそ毎日仏壇と神棚の水を替え、手を合わせ感謝の気持ちを伝えることを日課にしたのです。


年に数回の神社詣でよりも、毎日の行いの積み重ねが大切だなと。



今日訪れた高野山。
その厳かで静粛な空気の中で、わたしも自問自答してみました。


なんのために生きるのかと考えるのではなく、
今生かされているということが自分に期することは何なのかと考えてみる。
父と母の元に生まれてきたことの意味も。

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うちの母…亡くなる少し前から天井の方を指差して呟くことが増えました。
ある日「ママ、何か見えるの?」と聞くと、「お母さんとおじいちゃん」と母が答えました。
亡くなる直前には「パパ」とも呟きました。
*パパとは、母の夫のことであり、私の父のことです。


認知症の母が「パパ」の存在も忘れ、「パパ」という言葉を言わなくなってから随分経っていましたので、驚くとともに、「皆が迎えにきてくれているから安心だね」と旅立ちと見送りの心の準備が互いにできたように思います。



高野山に出かける2日前に久しぶりに母の夢を見ました。
そんなこともあり、久しぶりに母のことも書いてみた次第です。。。


おやすみなさい