<TOKIKO NOW>『大変な新年になりましたね。今年一年、頑張りましょう!』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『大変な新年になりましたね。今年一年、頑張りましょう!』

 元日の能登地震、2日の日航機事故と大惨事が続きました。被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。犠牲になられた方に追悼の祈りを捧げます。
 能登は私には深い縁のあるところで、いくつも思い出深いコンサートもしてきました。もうニュースを見ながら、たくさんのことを思い出して胸いっぱいです。
 七尾では御祓川の再生に取り組む人たちと深く繋がってきましたし、輪島では朝市を楽しんだ懐かしい日がありました。
 森繁久彌さんの詩で歌われた「能登の夢」も歌わせていただき、その時に恋路海岸に伝えられた恋物語を「百年の恋歌」という歌に仕上げ、レコーディングしました。
 少し落ち着いたら、ぜひ、応援に行きたいです。
 特に寒さの厳しい時期なので本当に大変だと思います。
 なんとか頑張って下さい。
 2024年はカウントダウンのコンサートで幕を開けたので、何やかやと慌ただしく明け暮れしてる感じです。



 正月を鴨川でお祝いしてから東京に戻り、1月5日には学士会で年始の祝賀講演会で講演でした。
「あらゆる分断を超えるために今こそ異文化交流を!」というテーマでしたが、いろいろ私の異文化交流を総収しているうちに、結局、「私の言語的迷走記」になりました。
 本当に生まれた時から異文化交流の真っ只中にいて、歌手としても、世界中を言語的迷走を続けてきたことを改めて振り返りました。
 昨年のジョージア公演にその全てが凝縮されている、と思います。文化の違い、民族の違い、宗教の違いが、無惨な戦争に繋がらない世界を実現するために、どうすればいいのか、人類にとって永遠のテーマですね。熱気ある講演会になり、今年の素晴らしいスタートになりました。
 そして1月7日には新刊の「加藤登紀子詩集ー美しき20歳」のトークサイン会を横浜伊勢佐木町の有隣堂で開催。
 大変なことが続いた年始だけに、みなさんと楽しく過ごせたサイン会が嬉しかった! 「ほろ酔いコンサート」の会場でのサイン会とは違ったゆったりと時間のあるサイン会は本当にいいです。今月は1月21日(日)に、神保町の東京堂書店でもサイン会あります。ぜひみなさんいらして下さい。
 事務所の人みんなで顔を合わせる年始は1月9日。
 やっと本格的に今年が始まります。
 そして1月11日のyoutube『登紀子の「土の日」ライブVol.41』のゲストは「戦争語彙集」を出版されたばかりのロバート・キャンベルさん。去年はこの本のためにウクライナを訪問されました。一番気になる世界の現状に迫ります。テーマは「平和」について。夜8時からです。ぜひお見逃しなく。
 
登紀子