<T-NOW>『5.11 登紀子土の日ライブ「ウクライナに愛を」鎌田實さん、ナターシャさん』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<T-NOW>『5.11 登紀子土の日ライブ「ウクライナに愛を」鎌田實さん、ナターシャさん』

5月の連休中、河口湖のステラシアターで、MISIAさんのキャンドルナイトにゲスト出演しました。
他にも、清水ミチコさん、ギタリストの村治佳織さん、沖仁さんなどが出演、そしてMISIAを支える素晴らしいミュージシャンと、本当に充実したコンサートになりました。4日間全部出演出来て、もう「河口湖に引っ越しちゃった!」みたいな感じの連休でした。
4日のコンサートはWOWOWで生放送されましたので、見てくださった方もあると思います。

(写真提供:リズメディア)

MISIAさんの声の広がりと強さに会場が、一気に一体となる素晴らしいライブでした。ずっと聴いていたので、東京に帰ってからも彼女の声が私の中で響き続けています。
ノリノリの曲も素晴らしいけれど、ドラマティックなバラードには圧倒的な感動がありました。
そして私とのセッションでは、「百万本のバラ」をデュエット。最初の2日間は村治佳織さん、後半は沖仁さんのギターも一緒でした。MISIAさんの音域の広さ、あってこその楽しいデュエットでした。そしてとっても感動的だった「花はどこへ行った」のセッション。
ウクライナの紛争が始まった後すぐに、彼女のコンサートで、いろんな訳詞がある中で、私の訳詞でこの歌をうたってらっしゃるのを聴いていました。今回は、私のキーで1、2番を歌い始め、MISIAさんのキーで3、4番、その後をまた私が5、6番を歌い、最後にMISIAさんのオリジナルの歌詞の7番を二人のハーモニーで終わる、という構成。この歌の歌詞の通り、時の流れを感じられる壮大なものになりました。

(写真提供:リズメディア)

寒さの中、身じろぎ見せず聞いてくださった聴衆の皆さん、キャンドルの明かりに大きな願いを込めたコンサート、本当に参加させていただいて嬉しかったです。

 


(写真提供:リズメディア)

さて、5月11日、21回目の登紀子土の日ライブが近づいてきました。今回のテーマは「ウクライナに愛を」です。ゲストにウクライナの歌手、ナターシャ・グジーさんと、医師の鎌田實さんをお迎えして、2部構成でお送りします。

 

チェルノブイリの原発事故で6歳の時被災し、キエフに移住した後、21歳で日本に来たナターシャさん。今回の紛争についての思い、子供の頃の家族との思い出など語っていただき、素晴らしい歌も、バンドゥーラの弾き語りで歌ってくださいます

鎌田先生は、日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)の代表です。今回私の新しいアルバムを、この基金のために制作したので、皆さんにもJCFの活動を知っていただくために、じっくりとお話をお聞きします。すごい貴重な土の日になりそう。お見逃しなく。5月11日の夜8時です。

ウクライナ支援のニューアルバム「果てなき大地の上に」にはジョン・レノンの「Imagine」、MISIAさんとも歌った反戦歌「花はどこへ行った」、そして私の新曲「声をあげて泣いていいですか」と「果てなき大地の上に」、1972年、結婚した年の曲「海からの願い」、福島からの避難者の詩人、関久雄さんの詩集「なじょすべ」から詩を2つ選んで鬼武みゆきさんの曲「Long Long Ago〜Takizakura」のピアノソロに合わせた朗読、ラトビアの子守唄から始まる「百万本のバラ」のライブ盤、の7曲が収録されています。

 

今年の夏のコンサートでも、「百万本のバラ」はこのロングバージョンで聞いていただきます。新曲も是非、このコンサートで聞いていただきたいです。
夏のコンサート初日となる5月22日の秦野市文化会館で、このアルバムの緊急先行発売も決めました。

さあ、初夏の風に乗って、精一杯心を開いて行きましょう!

 

登紀子