<TOKIKO NOW>『アースデイ、寒かったけどお天気で、気持ちのいい日になりました。』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『アースデイ、寒かったけどお天気で、気持ちのいい日になりました。』

アースデイ、寒かったけどお天気で、気持ちのいい日になりました。私はオープニングセレモニーに市川海老蔵さんと出席、彼の「Earth & Human」の活動の大きな感動をいただきました。

 

 

実行委員長だったC・W・ニコルさんが亡くなって2年、その後を若い世代が頑張ってくれて、海老蔵さんが、その後押しをしてくだされば、本当に嬉しいです。

セレモニーの後は、オープニングアクトを受け持ち、ギターの弾き語りのライブ。「さくらんぼの実る頃」「百万本のバラ」「花はどこへ行った」など、今の状況への思いとともに歌い、去年作った「声をあげて泣いていいですか」を聴いていただきました。
 

 

さて、明日は六本木の「クラップス」で、ウクライナの歌手、ナターシャ・グジーさんと、Yaeの「いのちを歌う」ライブがあります。今回は、私はプロデュースしていませんが、見守り隊として参加しています。ロシアによる侵攻で大きな被災を受けたウクライナの人へのメッセージ、受けとめたいです。

実は先週の金曜日、わが家のレストラン・スンガリーに、ウクライナから避難移住されたご家族をご招待しました。
私と同じ歳の降幡さんは、日本の領土だったサハリンでお生まれになって、戦後もサハリンに残留、その後レニングラードへ留学中にウクライナの女性と出会い、結婚。サハリンで暮らした後、彼女の故郷ウクライナのキーウ近郊の街に移住されていました。

戦闘が始まってすぐに、降幡さんの出身地、旭川へ避難、ワルシャワ大学へ留学中だった孫の娘さんと一緒に東川町の日本語学校で勉強されることになっています。

2歳のひ孫さんとそのお母さんもご一緒でしたが、お母さんの妊娠が分かり、ウクライナへの帰国を決められていて、その最後の夜でした。

ウクライナでは60歳以下の男性は出国できないことになっており、家族がバラバラであることに悩んだ末だそうです。本当に胸が痛みます。ただただ幸運を祈りたいです。

いろいろな思いが溢れる中、今週木曜日の朝イチに少し出演します。この紛争の時代に、国を超えていける歌への思いをテーマにしたコーナーで、クミコさんと一緒に!

ゴールデンウイークには河口湖のステラシアターで開かれるMISIAの「MISIA CANDLE NIGHT 2022 PEACE OF MIND」にゲストで出演します。

今から楽しみです。

みなさまも、この大切なシーズンを、くれぐれもお元気で楽しんでください。

 

登紀子