＜TOKIKO NOW＞『劇団ひまわり「Dr.コルチャックと子供たち」21日初日です。』

25年前、加藤剛さん主演で開催された、ポーランドの医師、ヤヌシュ・コルチャックがユダヤ人孤児たちとガス室に送られた悲劇の物語、20年数年ぶりの復活です。 今回も音楽監督を加藤登紀子が担当しています。 可愛い子供たちがこのお芝居の間に、経験した事のない歴史の痛みを自分自身のこととして感じていく、舞台の力ってすごいな、と思いました。 今年は戦後75年にあたることから、劇団ひまわりが再演を決め、この3月21日に池袋の「あうるすぽっと（豊島区立舞台芸術交流センター）」で上演が始まります。 こんなご時世ですが、是非公演のご成功をお祈りしています。 頑張ってね！ 劇団ひまわりの子供たちと娘のYaeがコーラスで加わってくれた新曲「未来への詩(うた)」が、4月1日の深夜から、NHKのラジオ深夜便で流れます。2006年に私の「檸檬lLemon」が「深夜便のうた」第1号として放送され、2013年にも「過ぎし日のラブレター」を、今回は3曲目となります。





先日3・11 の追悼イベント、Peace On Earth が日比谷公園で開かれ、佐藤タイジさん、キーボード奏者のウォン・ウィン・ツァンさん、Yaeと私がメッセージと歌を歌い、14時46分の黙祷には、いとうせいこうさんも来て下さいました。東日本大震災から9年、毎年ミュージシャンが集う貴重な日になって、今年を迎えました。いつもは東北からもメッセージを届けに来てくれた人たちとも出会う場にもなっていましたが、今年は新型コロナの流行で、地方からの人は来ることができなかったですが、私は福島の原発被災者の詩人、関久雄さんの詩集「なじょすべ」からひとつ詩を朗読しました。 思い出深いステージになり、しみじみとしてシーンのひとつひとつが心に残りました。参加してくれたみなさん、心からありがとう！ 今日、JAグループから、花籠が届きました。イベントやコンサートが中止になって、全国のお花の生産者や、お花屋さんが大変困ってます。みんなでお花を贈ったり、飾ったりしませんか？と言うキャンペーン「花を贈って応援～みんなのよい花プロジェクト」も始まっています。



本当に何から何まで大変なことばかりですが、気落ちせず、毎日を楽しんで行きましょう！歌いたい思いはいっぱいです。皆さんも体に気を付けて頑張って下さい！

登紀子