<TOKIKO NOW>『7月7日「ミュージックフェア」に出演します!』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『7月7日「ミュージックフェア」に出演します!』

6月30日、ロシアから帰ってのコンサート、やっぱり熱い気持ちになり、すごく楽しいライブになりました。

 

ロシアといえば、今は誰でも、W杯のことを考えちゃうみたいだけど、私も結構気になって、この間のW杯、ワクワクみつめました。

7月3日の明け方の決勝トーナメント、ベルギーと日本の戦いは、すごかったね。はじめ2点が入った時には奇跡が起こる、と思ったもんね。
敗れたのは残念だけど、選手たちの健闘を祝福しましょう。

この決戦が行われたロストフ・ナ・ドヌーは、去年私が、バラライカ奏者北川翔さん、ピアニストの鬼武みゆきさんと一緒に遊びに行った街。
「ナ・ドヌー」というのは「ドン川のほとり」という意味。
文豪ショーロホフがここを舞台に書いたのが「静かなドン」です。
そして、その作品の中に登場したコサックの子守唄が元になって作られた歌が「花はどこへ行った」なんです!

日本がベスト16に入ってくれたおかげで、ロストフの名前が、少しは日本でポピュラーになったかな、と喜んでいます。

コットンクラブでは、ロシアにちなむ「悲しき天使」や「あなたに逢えたら」、もちろん「百万本のバラ」を歌いましたが、後半、エディット・ピアフの敬愛したダミアのシャンソン「異国の人」「暗い日曜日」、そしてアストール・ピアソラの「3001年へのプレリュード」を歌いました。

 

 

圧倒的な説得力を持つこの歌たちを残してくれた先人たちに、大感謝を込めて、溢れる力を感じながら歌えるのは、本当に嬉しいことです。
翌日娘のYaeと一緒に代々木公園の「アースガーデン夏2018」の舞台に立って、私の語りとYaeの歌で紹介した「グラシアス・ア・ラ・ヴィーダ」も、そんな傑出した歌のひとつ。

Yaeも私も、シンガー・ソングライターとして歌を作り歌う仕事と、歌手として名曲を残していくことを両天秤にして歌って行く、そんな共通のやり方で、これからは、少し共演の機会も増やしていけたら、と思っています。

7月2日は、2人でこの10年余り続けて来たラジオ関西の番組「加藤登紀子の地球に乾杯!!」の公開録音を神戸の高級高齢者マンション「サンライフタワー神戸」のホールで開催しました。

私のギターでYaeが歌う、というのがなかなか良くてね!
というのは、私のギターが自分で歌う時よりずっといいらしいの。(笑)
やっぱり緊張するのよ。親子、って不思議なものでね。
この時の録音はラジオ関西で7月9日、と16日、東京ではラジオ日本で11日と18日に放送されます。

 

今週末の土曜日には信州長野に行きますが、その日の午前中、記録映画「ほたるの川のまもりびと」のトークショーに参加します。
長崎県の石木ダムを巡って、ダム建設に反対して来た地元の人たちの、おおらかで楽しい暮らしの風景も含め、素敵なこの映画、応援しています。
監督は山田英治さん、配給は鎌仲ひとみさんの「ぶんぶんフィルムズ」。
会場は渋谷ユーロ・スペース、時間は1回目の上映(10時)の後、11時半頃です。
よかったら観に来て下さい。


映画「ほたるの川のまもりびと」公式サイト

7月7日は夕方6時からのフジテレビ「ミュージックフェア」にも出演。谷村新司さんとのデュエットもあります。ぜひぜひ見てください。

では、暑さと台風に気をつけて、頑張りましょう!

登紀子