<TOKIKO NOW>『いよいよ横浜ほろ酔いコンサート、12月1日は神奈川音楽堂です。』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『いよいよ横浜ほろ酔いコンサート、12月1日は神奈川音楽堂です。』

沖縄で幕を開けた「ほろ酔いコンサート」。
11月18日沖縄の「音市場」、21日佐賀の「浪漫座」、今年の「ほろ酔い」はスタートから大盛り上がり。

登紀子がエレキギターを弾いた「Freedom」でオープニング。
そこを受けて告井さんの曲「向こう岸へ」「百歌百会」へと続き、一気に盛り上がった後は、じっくりと弾き語り。

1部の最後は、今年、高崎で群馬交響楽団との共演でレコーディングした山田かまちの詩に曲をつけた「生きる」を歌うことにしました。

「今を信じろ、自分を信じろ、その燃える一本の生命を信じろ」

生きることにまっすぐである事が、何だか難しくなっているようにみえるからこそ、
この歌を歌います。是非聞きに来て下さい!

この11月15日にリリースした「超録 ほろ酔いコンサート」の5枚のCDから、少しずつ選曲し、2部ではとっても久しぶりの「My Song My Love」「難破船」「雨のシャンソン」などのラブソング。それを受けてアルバム「モンスーン」から、「約束」と「イラヨイ月夜浜」を歌いました。それぞれ「超録」のdisc 4とdisc 5の逸品です。深い思いがヒタヒタと蘇るすごいプログラム。

最後を締め括るのはもちろん「愛の讃歌」と「終りなき旅」。アンコールはもう無尽蔵に、なんでもあり!の世界でした。
いつものように「琉球太鼓」の皆さんとの「アッチャメ小」は最高でした。やっぱり沖縄のノリは違う。本当にありがとう!



 

沖縄の「ほろ酔いコンサート」の翌日、久米島にある「球美の里」を応援するライブがありました。
今年は「球美の里」の5周年。福島から小さな子供達が保養出来るように、DAYS JAPANの広河隆一さんが設立した施設。もともと陶芸家が住んでいた場所をとっても素敵に改装して、素晴らしい所でした。

陶芸の作業場だった大きな赤瓦の建物、登り窯後のピラミッド型の遊び場、見晴らしのいいママカフェのある図書館。思い切り走り回れる芝生。貝殻のある砂場。
子供達への愛情あふれる所でした。
それに裏の山には大きな岩の山。なんだかホットスポットのような力を感じさせる安山岩の天然アート!すっかりこの場所が気に入ってしまった私でした!

 

広河さんと私は同じ年、戦後、大陸から引き揚げた同じ運命。
彼は、パレスチナの子どもたちの里親運動を起こし、チェルノブイリに診療所を開設し、写真家として、ジャーナリストとしての活動だけじゃなく、持続的な応援をし続けてる人。その度に、少し私も応援してきましたが、本当に頭が下がります。

今回は5年目で初めて来られ、島の人たちへの感謝を込めてのライブでした。たくさんの人からの応援で支えられる活動ですので、これからも支えていかなくちゃ、と、その思いを新たにしました。

チェルノブイリの原発事故のあったベラルーシやウクライナ、ロシアでは、放射線量の高い地域に住んでいる子供達を、年に2回ほど、3週間の保養の機会を作ることを国の責任と決めています。日本では法律がないので、子供達もゆっくり保養に出る事が難しいというのが現実。3週間と言うのは体内の被爆物を代謝し排泄する事が出来る可能性を測っての医学的な判断だと聞いています。日本でもその配慮を社会、国がしてくれるといいな、と思います。
皆様にも子供達への応援を是非お願いします。

 

21日佐賀は、元古賀銀行だったという建物の「浪漫座」。会場に溢れるほどのお客さん、「ほろ酔い」らしい「ほろ酔い」になりました。
江戸時代の町並みの残る、この柳町の魅力にはまりました。楽屋はなんと旧古賀家の大きなお屋敷の中。贅沢だなあ!
そんな訳で、思いがけない歴史に残る「ほろ酔いコンサート」になりました。

 

 

さて明日は、西宮でラジオ関西、ラジオ日本で放送しているラジオ番組「加藤登紀子の地球に乾杯」の500回記念のコンサート。清酒大関のお膝元海清寺で、Yaeのコンサートに私もゲスト出演、その後京都大学キャンパスで「琵琶湖就航の歌」百周年のイベントに出演します。

来週は、いよいよ師走、12月1日横浜での「ほろ酔いコンサート」です!
今年は神奈川県音楽堂という、立派なホールでの「ほろ酔い」なの!
もちろん大関さんの樽酒の振る舞い酒あり!

いつも等身大の私を歌ってきた!それが加藤登紀子のやり方です。
「ほろ酔いコンサート」に感謝を込めて!


登紀子