<TOKIKO NOW>『オーケストラコンサート、いよいよ大詰め!』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『オーケストラコンサート、いよいよ大詰め!』

先週末の茨城県の水戸での東京ニューシティ管弦楽団とのコンサート、感動のうちに終わりました。久しぶりにピアニスト島健さんとの演奏も楽しかったし、地元のコーラスに加わっていただく「百万本のバラ物語」が感動的で、フィナーレでの、オケとコーラス合わせて百数十人が一体となる醍醐味は本当に素晴らしい!

残る一回は来週の土曜日9月2日、大和市のやまと芸術文化ホールです。
先週、「百万本のバラ物語」のリハーサルに行ったのですが、大和市混声合唱団のコーラスの素晴らしさに、鳥肌でした。
数十年続いていると言うことで、声もハーモニーも最高!まだ真新しいホールも文句なしのゴージャスさで、本当に本番が待ち遠しいです。

さらに9月10日には、また少し違ったプログラムで、群馬交響楽団とのコンサートが高崎の群馬音楽センターであります。
高崎音楽祭の一環で、指揮に大友直人さん、ピアノは鬼武みゆきさん、アレンジを千住明さんにお願いしてのオーケストラコンサートです。
今回もフィナーレには、高崎第九合唱団の方の参加で「百万本のバラ物語」があります。100人を越える参加で、これまた凄いことになりそうです。

そして何よりの楽しみは高崎出身の天才、山田かまちさんの詩に曲をつけた「生きる」という歌の初披露です。
千住明さんのアレンジで、鬼武さんのピアノと、群馬交響楽団で、すでにレコーディングしていますので、断片的には聞いている方もあるかもしれませんが 、コンサートでの初歌いは、本当にドキドキですが、きっと感動的なものになる、と思っています。どうぞ楽しみにしていてください。

昨日は、コンサートを前に番組の収録で、高崎の「山田かまち美術館」に行きました。初めて見る絵もあって、また興奮。彼の世界を、もっともっと今の若い人たちにも知らせたいな、と改めてと思いました。
小さい時からの絵のひとつひとつ、亡くなる17歳までの変化に飛んだ作品群に 、まだ未完成の天才画家のいろんな側面が見えて、興味が尽きないです。

 

彼が絵だけでなく、言葉をたくさん残していることが、大きな価値ですね。
エレキギターを夢中になって弾きながら、もしかしたら彼は自分の言葉を歌っていたかもしれない、と思えてなりません。
私の作曲した「生きる」が、彼の思いとつながることを心から願っています。

そんな中、先週木曜日、銀座のヤマハホールでシャンソンのコンサートがあり、宝塚出身の三人の方のステージに、「ピアフ物語」から3曲選んで歌いました。
「異国の人」と私の書き下ろした「名前も知らないあの人へ」と「ペール・ラシェーズ」です。いつどこで歌っても一瞬にしてピアフの世界に入っていける、不思議な力に驚きです。

 

 

このオリジナル2曲は、高崎のコンサートで、オーケストラと一緒に歌うことになっています。千住明さんがアレンジをして下さって、本当に楽しみ!
高崎ではピアフの「響け太鼓」もオーケストラでは初披露です。
9月10日は凄い日になりそうです。
高崎以外の方も是非、足を延ばしてきて下さい。

実は、こんな中、先週金曜日は天現寺で娘Yaeの一年に一度の大事なコンサートがあり、暑い一日、たくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございました。私はもっぱら裏で、子供たちの面倒を見たり、歌を聞いたりの忙しい日になりましたが、Yaeの世界がひとつ大きくなった気がして嬉しかったです。


 

そして、日曜日には、大阪の新歌舞伎座で、沖縄フェスティバルにゲスト出演。古謝美佐子さんを中心とした「うないぐみ」の他にも若い二人組の「やなわらばー」 と「前川守賢 」さんなど島唄の魅力いっぱいのステージで、歌い、踊り?ました。

 

いやはや、変幻自在、八面六臂の8月もいよいよ大詰めですね。
どうぞみなさんも、元気で9月をお迎えください。

登紀子