<TOKIKO NOW>『変幻自在、ライブいろいろの夏休み!』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『変幻自在、ライブいろいろの夏休み!』

12日の朝日新聞の夕刊に「かまちの詩 登紀子メロディーで」という記事が出ました。
8月10日が山田かまちさんの命日、40年前、17歳で亡くなった天才画家です。彼が死の10日前に書いた「生きる」を私が作曲、千住明さんのアレンジ、群馬交響楽団の演奏、ピアノ鬼武みゆき というメンバーで、レコーディング。
 

 

写真:千住明さんと鬼武みゆきさんと。

 

   かまち、おまえは人に好かれるか好かれないかということで、
   生きているのではなかったはずだ。
   おまえは生きる。自分の生き方を貫く。
 

沢山の絵と言葉を残したかまちの中で、この作品が最も彼の思いの伝わってくる強烈な詩。去年高崎で「かまち美術館」に行った時、この詩に出逢い、どうしてもどうしても作曲したくて、この言葉と向き合っているうちに、不思議なくらい曲にはまり、歌になりました。

もうひとつ彼の「愛する者はくじけない」という美しい詩にも曲を付け、語りでレコーディング。自分の生き方に不安を感じてる人に、もっともっと堂々と生きていいのよ、と伝えたい、と思っています。

9月10日の高崎音楽祭のコンサートで初披露します。この日の指揮は大友直人さん。初めての共演がすごく楽しみです。

もちろんこの日は大コーラスも参加しての「百万本のバラ物語」やエディット・ピアフの「愛の讃歌」もあります。
千住明さんのアレンジで新しくピアフ自身が作詞した「響け太鼓」や美空ひばりさんの「終りなき旅」、私の曲「百歌百会」もオーケストラで歌います。凄いコンサートになると思います。楽しみにしていて下さい。

オーケストラといえば、8月5日、立川での東京ニューシティー管弦楽団とのコンサート、これも凄かったね。
指揮を鈴木織衛、ピアノ島健で、50周年のコンサートで仕込んだプログラムを中心に、「百万本のバラ物語」には大コーラスも参加しての大コンサート。

 

 

島さんのピアニカのソロが光ったピアソラの「リベルタンゴ」や「忘却」。フランシス・レイさんが私のアルバムのために書き下ろした「オペラ」など、なかなか聞いてもらえないレパートリーが歌えて嬉しかったです。

この東京ニューシティー交響楽団とのコンサート、次は、8月26日(土)茨城県立県民文化センター大ホールです。11日には「百万本のバラ物語」に参加するコーラスの皆さんとリハーサルを行いました。もう完璧に仕上がっていて、コンサート当日が楽しみです。

明日、15日は高知の津野町葉山運動公園での「津野町夏祭り」ライブです。
先週、鎌倉の由比ヶ浜で歌った時、エレキギターの弾き語りが、とっても気持ちよかったので、津野町でも、やってみようかな、と思っています。
 




写真:由比ヶ浜 OTODAMA BEACH TERRACE出演メンバーと

 

いろんなコンサート、変幻自在の登紀子を楽しんでいます。
あ、そうそう、11日には第2回「山の日」記念全国大会in那須2017にも出席してました。
偉い人たちが出席しているので警備がものものしく、なかなか盛り上がらない会場で、それでものびのびと歌ってくれた子供達に感動。
本当に拍手、拍手です。

さあ、皆さん、夏休みも残り少なくなってきました!
元気に乗り切って下さい!

 

登紀子