<TOKIKO NOW>『20日の夜の大分の地震、驚きました。』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『20日の夜の大分の地震、驚きました。』

去年の熊本地震以来の大きな地震だそうですが、現地からの報道もあまりなくて、心配しています。被害がなかったのならいいのですが、、。
この地域は1ヶ月くらい前から地割れが進んでいるそうです。
地滑り現象だそうですが、地震との関係はないのかしら?

その後は、活発な梅雨前線でまた大雨、大水の心配。
皆さん、どうぞ気をつけてください!

さて、6/11のオーチャードホールの日、その朝の朝日新聞に、私のコラム「ひらり一言」で、こんな事を書いていたのでした。
「物事はいつだって想定外に起こるものよ。だからその瞬間にいちばん『適当』な判断と行動を!」

その日のコンサートが終わってから、こんなお葉書をいただきました。
コンサートの途中で、ミニスカートの上に巻いたロングスカートが、ポロリっと外れちゃって、「あらぁ!」みたいなことがあったのが、まさにこのコラム通りの展開だったことに、「大拍手!」ですって。

結局、ミニスカートのまんま、数曲を歌いきり、事なきを得たのですが、かえって好評だったみたい⁇
何が起こるか、わかんない、のがライブですからね。
とりあえず、大きな山を超えてホッとしました。


 

18日に長野県の須坂市で、音楽評論家の富澤一誠さんのプロデュースと司会で開かれたコンサートに、なんとあの「きたやまおさむ」さんと白井貴子さんと一緒に出演。
私、「帰ってきたヨッパライ」のメインヴォーカルをやりました。
はじめどうなることか、と思ってましたが、結果はすっごく、うまくいったのよ。 これからは、どこででもきたやまさんとジョイント出来ます!
と言っても、次はいつだろう⁈  早くやりたいな。

私がレコード大賞新人賞を「赤い風船」でいただいた翌年の1967年、日本中を席巻したのが、フォーク・クルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」。その後、「悲しくてやりきれない」や「あの素晴らしい愛をもう一度」など、大ヒットを出した後、1971年に医学生に戻り、その後大学教授になり、定年退官した今、お医者さんを続けながらも、きたやまさんは歌うことに燃えていらっしゃるようで、もう元気いっぱいのステージでした。



私も、ギターの弾き語りで、フォークとしての原点となった「ひとり寝の子守唄」、「知床旅情」、それに、結婚後の再出発で歌った「この世に生まれてきたら」を告井さんのピアノで歌いました。
「百万本のバラ」「愛の讃歌」ももちろん歌ったのですが、何かとてもフレッシュな弾き語りになり、気持ちが入りました。

 

今週末の24日には、NHKのBSプレミアムで、夜7時から3時間の生放送で、石原裕次郎さんの特別番組「日本人が最も愛した男・石原裕次郎」に出演、番組の最後に「わが人生に悔いなし」を歌います。ピアニスト鬼武みゆきさんも一緒ですが、純粋本生のギター弾き語り、なので緊張するわね。是非みていてください。

来週の27日には、同じNHKBSで、夜11時から「きらり!えん旅」に出演。南相馬市の小高区を訪問、復帰可能になった原発被災地区の、厳しいながらも希望に燃えた人達との出会いをドキュメントしました。切なさはいっぱい。でも前に進まないと、生きていけないのが人間。たくさん心にズシリとくる言葉をいただきました。
いろんな思いを受け止めて、最後には心からの熱い思い、コンサートで歌いましたが、答えになったかどうか?気になっています。
どんな番組になっているのか、是非、みてください。

 

7月に入ってからもいろんなテレビが続きます。お見逃しなく。

あ、それより前、今週末25日には、びわ湖音楽祭に 先駆けて、「琵琶湖周航の歌」が100年前につくられるきっかけになった旧制3高ボート部の「琵琶湖周航」を、そのままなぞる「なぞり周航」に参加します。お昼には今津、午後には長浜でボートに乗ります。私、学生時代にボート部だったので、ちょっとトレーニングもして準備したのよ!



さて、どんな1日になるでしょう?
お天気が心配ですが、あらゆる想定外のことに、向き合って生きましょう!笑

 

登紀子