<T N>『3・11 日比谷公園でPeace On Earth、そしてミュージックフェア』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<T N>『3・11 日比谷公園でPeace On Earth、そしてミュージックフェア』

東日本大震災の翌年からいろんなミュージシャンと続けてきたPeace On Earth。
今年が5回目になります。
今年は、2時46分黙祷の後から、娘のYae、続いて私が歌う予定です。

福島では、これまで帰還困難区域だった所が、次々と帰宅可能とされ、約1割の主に老齢の人たちが帰還する一方で、帰らないと決めている子供を含む若い人たちへの、補償や援助がこれからどうなるのか、心配な状況。これから私たちに何ができるのか、考え話し合えたら、と思っています。

さて、3月8日、横浜磯子区民センター(杉田劇場)で、「ひばりを語り、歌う」コンサートが興奮の中で終わりました。
一部はゲストになかにし礼さんをお招きしてのトーク。


 

二部では、12曲、本格的には初めての登紀子が歌う美空ひばり。

ひばりさんの息子さん、加藤和也さんもステージに上がってくださり、熱い夜となりました。お会いするのはまだ2回目なのに、なんだかとっても懐かしく、あったかい気持ちでした。

 

初披露、と言うことで、まだまだなところもありましたが、ジャージーな鬼武みゆきさんのアレンジがカッっこよくて、ベースの鳥越啓介さんとの初めてのステージ、ゾクゾクするようないい部分がいっぱい見えました。

2ビートのベースだけで歌い始めた「柔」、美しいピアノで歌った「悲しい酒」、タンゴアレンジの「みだれ髪」…。
5月28日の神戸国際会館こくさいホール、6月4日の山形シベールアリーナ、6月11日のBunkamuraオーチャードホールでは、もっともっと熟成されたものになっている、と思います。楽しみにしていて下さい。チケットの一般発売は今日10日から始まっています。

そして3月11日の夕方、フジテレビのミュージックフェアに出演します。
ゴスペラーズと和楽器バンドの共演で「知床旅情」「時には昔の話を」、そして私のギターに和楽器バンドの笛と太鼓で歌った「ひとり寝の子守唄」。
ぜひぜひお見逃しなく!


 

あ、そうそう、3月7日の夜のすみだトリフォニーホールでのブイカのコンサート、素晴らしかったです。
マジョルカ島生まれのギニア系スペイン人という絶妙のアイデンティティ。
裸足で歌うソウルフルなアフロフラメンコ、おまけに新日本フィルハーモニーとの共演、古典的でもあり、全く新しくもある魅力的な世界でした。

音楽のジャンルを超えて、どんどん広がり繋がっていける可能性にワクワクしますね。今年一年、凄く面白い年になりそうです。

登紀子