<TOKIKO NOW>『いよいよ今週末は土と平和の祭典、10回目です!』 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>『いよいよ今週末は土と平和の祭典、10回目です!』

素晴らしい秋になりましたね。昨日10日、にっぽん丸の旅を終えて名古屋港に着いた時、ひんやりと風が冷たく、抜けるような空の青さに思わず、秋だね!と声をあげました。

今回のにっぽん丸は、8日に屋久島から乗船し、9日に高知県の土佐清水に上陸、その日は素晴らしい足摺岬の観光。

小雨模様の1日でしたけれど、岬の突端の天狗の鼻はもちろん、縄文の生活が偲ばれる巨石群「唐人駄場」 や、アコウの大木のある松尾神社の行ったのです。

松尾神社ではちょうど祭りの日に当たっていて、集落の人たちが祭りの装束で集まっていました。雨のため、神輿が中止になってしまったのですが、その代わりに、神社の社殿に車座になって素晴らしい「松尾舟唄」を歌って聴かせて頂きました。

お返しに私も一声だけ、「琵琶湖周航の歌」を歌い、お神酒をいただき、みんなで乾杯。凄い幸運を頂きました。なんて運がいいんでしょう!
松尾神社の境内にある「アコウの木」も圧倒される見事なもので、すごい写真が撮れました。

足摺岬の突端付近には、野生の椿の群生が広がり、その中に弘法大師の足跡とともに七不思議と呼ばれる石の遺跡が残されています。
土佐清水はジョン万次郎の生誕の地でもあり、遠い時代から、海の外に向かって大きな視野を持つ人達を育んだ場所なのでしょう。
唐人駄場、と名付けられた場所は、7000年ほど前の縄文人の暮らした跡。まさに巨石文明を思わせる遺跡。圧巻でした。
雨もいつの間にか上がっていて、大きな石の上で、精一杯大空と水平線を見つめました。


 

仕事での旅なのに、凄い旅ができ、その夜の船内でのライブも楽しかった!
結構な揺れで、ステージはなかなかにスリルでしたが、両足を踏ん張る事で、かえって歌が身体中から溢れる感じでした。いつもこんな風に踏ん張ってればいいんだな、と学習。
大きな収穫!

さて収穫といえば、10月1日、兵庫県多可町での「日本酒の日コンサート」の日、ゲスト出演してくださった手嶌葵さんが、ステージの前に、山田錦の田んぼに行って一緒に稲の刈り取りをして下さいました。


 

本当の稲刈りにはまだ少し早かったのですが、いつもこの日に記念の刈り取りをしているのです。

今年は台風や大雨の影響で倒れている稲もありましたが、登紀子の田んぼは無事でした。このまま無事稲の収穫ができるよう祈りたいです。

そして来る10月14、15、16日は、日比谷公園で「土と平和の祭典」です。
14日は前夜祭の盆踊り。大友良英さんが彼のビッグバンドと盛大な演奏を聴かせてくれることでしょう。
15日はみんなで創る竹フェスティバル。夜は熊本から竹灯りのアーティストたちが来てくれて、その灯りの中でYaeのライブです。
16日はいつものように朝10時から樽酒の鏡開き、Gocooの太鼓、そして初出演の坂本美雨さん、C.W.ニコルさん、仲井戸麗市さんと続き、「土と平 和の祭典」10回を飾るフィナーレは、FUNKISTと私とYaeで、今年はLoveFarmersのスペシャルなステージです。

この日、この夏にみんなで作った新しいCDが出来上がります。
これからの「土と平和の祭典」を続け広げていくために、「Love、Farmers,We Are」と「田んぼ 田んぼ」を作詞作曲、忌野清志郎さんから受け継いだ「田舎へ行こう」の3曲のCDです。

この日、「土と平和の祭典」の開催に1000円以上の協賛をしていただいた方に、このCDを差し上げることになっています。
ぜひ参加して、このCDを手に入れて下さい!

さあ、天気になるように、みんなで祈ってください。
日比谷公園で会いましょう!



登紀子