<TOKIKO NOW> 「リエパーヤでコンサートが終わりました。」 | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW> 「リエパーヤでコンサートが終わりました。」

ラトビアのリエパーヤでコンサートが終わり、今から、リガへ向かいます。26日の夕方に着いてから5日間。本当に素晴らしい旅でした。

夏とはいえ、肌寒いラトビア。暑すぎる東京からは想像もつかないと思いますが、ありったけの洋服を重ね着して頑張りました。今年の1月に来た時は、真っ白の雪景色だったリガの街を聖ペトロ寺院の塔の上から撮った一枚。この街のシンボル、ドーム教会は工事中で、塔の上に覆いがかかっています。



この国は、2018年に独立100年記念の年を迎えるための準備に入っているようです。因みに、15世紀に修復されて以来の大工事とかで、年月の蓄積に改めて驚きます。

ふらりと入ったレストランも、1221年からの建物だ、というので驚き。
建物は古くても、中のディスプレーは素晴らしくて、古さを生かした新しさに気持ちが落ち着きます。



リガとリエパーヤの道のりは、4時間近くかかる長旅ですが、一面の麦畑が今は、黄金色でとっても美しいです。高いところがなくて真っ平らな国ってことがよくわかります。
古くても新しい、っていうことが一目瞭然の田舎屋を見つけ、写真を撮りました。本当に絵のような家。屋根の上にはコウノトリ、壁にパラボラアンテナがあるのがわかりますか?



リエパーヤオーケストラとのコンサートは、日本での7回のコンサートと、ほぼ同じプログラムでしたから、もう完璧で、その上に初めての指揮者とのコラボが新鮮で、素晴らしいものになりました。またこの辺は、ゆっくりお伝えします。

アンコールには、リエパーヤの国歌、と言われてる「風の生まれる街」をラトビア語でコーラスの人たちと一緒に歌い、大喝采。その後を受けて、日本の象徴を歌った歌、ということで、「富士山だ!」。

アンコールはここまでのつもりだったけど、拍手が鳴り止まず、「知床旅情」をみんなで歌いました。客席がだんだん肩を組み揺れて、本当に素敵でした。街の中で演奏してる人たちも、本当に音楽のレベルが高く、センスの良さが、食事や、服装にまで感じられるいい国です。

さあ、帰国と同時に、8月。2日には、紀尾井町ホールで国連合唱団の人達のコンサートにゲスト出演です。6日には広島アステール大ホール、9日には長崎ブリックホールです。
戦後70年の節目にふさわしいコンサート、大切に歌おうと思っています。

1日、2日、21時よりTBSテレビ60周年特別企画 2夜連続スペシャルドラマ『レッドクロス~女たちの赤紙~』の挿入歌でYaeの「名も知らぬ花のように」が流れます。是非ご覧ください。私も楽しみにしています。3日の月曜日朝刊には、毎日新聞「おんなのしんぶん」の「Tokiko’Kiss」で河野洋平さんとの対談が載ります。こちらも是非読んでください。

では、日本に帰ってから、またコンサートの事などNowします。楽しみにね。

登紀子