<TOKIKO NOW>MISIAとの生放送たのしかった! | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>MISIAとの生放送たのしかった!

5月も半分 ほど過ぎてしまいましたね。早いなあ!
メニューいっぱいのグリーンウイーク 、まず5月3日、4日は広島でフラワーフェスティバルに参加しました。
3日のオープニングセレモニーは残念ながら雨でしたが、翌日のピースアクト・ヒロシマのステージが始まる頃からスッキリと晴れわたり、素晴らしいフェスになりました。



ヒロシマ在住の二階堂和美さん、ヒロシマ出身のTEE、堂珍嘉邦くん(ケミストリー)、そして私とのセッションに欠かせないギターの名手、佐藤タイジくんなどそれぞれのスタイルで目一杯、聴衆に語りかけ、楽しませてくれました。チョットびっくりしたのはAKB48のチーム8。見事な演出で客席と掛け合い、みずみずしく歌う姿に感動し、ステージサイドから写真撮ったりしちゃった(笑)。

私がステージに上がった頃には、太陽も紅く染まり始め、その太陽を浴びながら歌えて、本当に気持ちよかった!
最後には出演者全員にヒロシマの子供達が加わって「広島 愛の川」の大合唱。
作曲した山本加津彦くんが大奮闘した甲斐あって、ハーモニーも素晴らしく、ほんとに感動的でした。作詞された中沢啓治さん(「はだしのゲン」の作者)の奥様のみさよさんも来られ、被爆70年のフラワーフェスティバルにふさわしいフィナーレになったと思います。みなさん本当にありがとうございました。このイベントの呼びかけ人としてお礼を言いたいです。



さてその後、5月6日にMISIAさんのコンサートを有楽町国際フオーラムAに聴きに行った頃から、なんというか、奇跡のようなMISIAつながりのスケジュールが続きました。8日にMISIAさんの出身地対馬に、そこから3日間の素晴らしい長崎のツアーがあり、帰ってすぐ、昨夜12日の夜NHKのFMラジオでMISIAさんの番組「星空のラジオ」にゲスト出演したのです。

対馬は初めて行ったのですが、本当に素晴らしい島で、内海に広がる無数の島の水鏡が美しかったです。秀吉の朝鮮出兵の後、半島との和睦に奔走した島、そして日露戦争の時にバルチック艦隊を撃沈した島。
日露友好の丘には、撃沈されたバルチック艦隊の傷ついた兵士たちを島の人たちが手厚く看病したという歴史が記されていました。



島の人たちがみんなあったかくて、優しくて、上品で、文化や平和への志の厚さを感じました。島に着いて早速訪ねた対州馬の牧場、目保呂ダム馬事公園では4月23日生まれの可愛い雌馬の赤ちゃんにも会えました。かつてはどの家でも飼っていたという対州馬も今は30頭にまで減ってしまっているとか。しっかりみんなで守っていかなくちゃね。今この赤ちゃんの名前を募集中だそうです。私もなんか考えようかな。
因みにMISIAさんもここが好きで、前に生まれた赤ちゃんの名づけ親だそうです。



偶然にも私を案内して下さった方がMISIAさんの作文の指導をした事がある先生で、私が番組で彼女と会うと話したら、是非MISIAさんに渡してほしい、と先生が大切に残していた中1の時の彼女の作文を託されたのです。
12日のラジオでその作文を一部ご紹介したので聞いていて下さったと思いますが、(聞き逃された方、19日の午前10時から再放送がありますよ)その作文は太平洋戦争で5年間も戦地に行っていたお祖父さんからのお話や、MISIAさんの平和を願う思いなどが綴られていて、本当に感動的でした。

この偶然のような出会いがまた、次の何かにつながっていくような気がします。来週の5月19日の「星空のラジオ」(23:00~24:00)にもゲスト出演します。是非聴いてください。
MISIAさんとの「時には昔の話を」のデュエットもあります。

MISIA「星空のラジオ」公式サイト
http://www4.nhk.or.jp/hoshizora/

登紀子