<TOKIKO NOW>いよいよ明日、オーチャードホールコンサートです! | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW>いよいよ明日、オーチャードホールコンサートです!

沖縄、長野、新潟など、大きな被害も出た台風8号、やっと日本を抜けてくれたようで、被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。
そんな中、昨日10日には広島で「いのちのうた」という番組の公開録画がありました。初めは台風直撃か、と心配したのですが、ほとんど影響もなく無事終わりました。

出演は私の他に、作家のなかにし礼さん、佐藤しのぶさん、杉田二郎さん、夏川りみさん、そして今回初めてお逢いした二階堂和美さん、司会には秋川雅史さんも入っての豪華メンバー。
なかにし礼さんとは原爆ドームの見えるところで対談もあり、戦争への強い反対の思いを語り合いました。礼さんは、毎日新聞の10日の夕刊に「集団的自衛権行使容認」に抗議する「若者よ戦場に行くな」という詩を発表されたばかり。お互いに終戦前の中国東北部で生死を分ける厳しい経験をしてきているので、改めて固い握手を交わしました。



この番組では、佐藤しのぶさんがなかにし礼さんの作詞による「リメンバー」を子供達の合唱と共に歌われ、今回の番組タイトル「ヒロシマ・ナガサキから未来へ」の幕を開けました。
私は二階堂和美さんと「時には昔の話を」のデュエット、なかにし礼さんの作詞された「さくらの唄」、最後に中沢啓治さんの「広島 愛の川」の3曲でした。

「さくらの唄」は美空ひばりさんが歌われた歌で、2011年のほろ酔いコンサートで、なかにし礼さんがゲストで出て下さった時、一度歌ったことがありましたが、テーマが暗いのでなかなか歌う機会がなかったのですが、今回歌ってみて、ずっしりと心に響く、凄い歌だなと思いました。

二階堂和美さんは去年のジブリ作品「かぐや姫の物語」でテーマソング「いのちの記憶」を歌われた広島在住のシンガーソングライター、この番組では、広島を歌った「蝉にたくして」という歌を歌われました。心に真っ直ぐ入ってくる声、伝わる言葉、気持ちのいい瑞々しさに、思わず泣いてしまいました。
二人で歌った「時には昔の話を」もよかった、と思います。楽しみにしていてください。



そして、最後、この日のメインテーマ、「広島 愛の川」を歌ったのでした。
中沢啓治さんの奥様ミサヨさん、作曲の山本加津彦君も出演。広島の人達に向かって歌ったのが初めてだったので、なんだか胸いっぱい、感無量でした。


(写真は、右から、山本加津彦さん、中沢啓治さんの奥様ミサヨさん、広島平和記念資料館 館長 志賀賢治さん。)

この番組は、HHK総合では中国、九州、沖縄ブロックで7月25日 19 時半から、8月14日にはBSプレミアムで15時半から全国で再放送です。ぜひお見逃し無く。
さあ、今日は一日ゆっくりして明日に備えるよう、大人しくする予定です!
明日は一気に燃えます!
今年は終戦から69年ですからね、ロックで行きましょう!