FUJIROCK、3日間、素晴らしかった! | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

FUJIROCK、3日間、素晴らしかった!

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3日間とも晴れたことなんて、
聞いたことがないけど、本当に晴れました!
晴れ女の面目が立ったわね。
2006年に初めて出演してから、
FUJIのステージは、一番好きな場所になり、
今年は、何と7月27、28、29日の3回歌いました!

初日はカフェ・ド・パリというテントで。
何か飲み物でも飲みながらゆったりと歌を聞く、
って感じかなと思っていたら、
地面に座り込んだ若者たちでいっぱい!
酸欠になりそうな密度の中で、
私は、キューバ風のモヒート飲みながら
『百万本のバラ』『さくらんぼの実る頃』で幕を開けた。

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「テーマは革命よ!」と私。

だって『百万本のバラ』は
1968年から1989年のソ連時代の自由と解放のシンボルだった歌。
『さくらんぼの実る頃』は、1872年、パリコミューンの歌。
美しい歌はやっぱり、革命から生まれるのね!
「紅の豚」世代の人たちにそれを伝えたくて、
続く歌は、『美しき五月のパリ』『1968』それに『イマジン』。
私とヨーコさんとの出会いの話もちょっぴり。

ベトナム戦争反対のうねりが世界に広がった1968年。
ジョンは1970年に『イマジン』を歌った。
1980年にジョンが殺された翌年、私はヨーコさんに手紙を書いた。
奇跡的にヨーコさんの目に留まり、会うことができた。
「あなたのご主人は壁をかわそうとしたのね、
私たちは、窓を開けようとしてきたの」とヨーコさんは言った。
今、日本で起きている脱原発のデモもきっと、
窓を開けようとしているんだと思う。
この日は、この後『スマイルレボリューション』。
最後は、ジャック・ブレルの『愛しかない時』
ピアフの『私は後悔しない』!
凄い蜜度の濃いライブになったカフェ・ド・パリでした。


2日目はアトミック・カフェ。

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津田大介さん、ピーター・バラカンさん、羽仁カンタさん、
それにシアター・ブルックの佐藤タイジとのトークセションの後、
私のライブ。この日のテーマは、まっすぐ反原発!
滅多に歌えない『原発ジプシー』と
作ったばかりの歌『さよなら原発』を歌った。
目線の彼方まで人で埋まったアバロン、
その空間に染み入るように、歌が届いてる気がしたよ!
最後は、佐藤タイジも加わって『New Revolution』と
『Power to the people 』!
太陽の照りつける暑い中、
その暑さを心の熱さに変えるかなりのステージだったとおもう!
それにしても暑かった!(笑)


さて、いよいよ3日目。

ビクター・マソンド、
鶴来正基に、
ギターの中野督夫、
キーボードの細井豊、
ドラムの沼直也が勢ぞろい!

フィールド・オブ・ヘブンの1時間のライブ。
ちょっと前まで出ていた太陽が薄雲に隠れ、
絶好のコンディション!
風も心地よく吹いて、本当に気持ちよかった!

『サボテンの花』『Iphupho 夢』で幕を開け、
『さくらんぼの実る頃』『時には昔の話を』でじっくり、
そして『今どこにいますか』まで、
広い空までひとつになるような、
ヘブン独特のアットホームな気分に浸ったあと、
佐藤タイジが加わり『New Revolution』
『 Power to the people』で一気に盛り上がり、
続く『Running On』では中野督夫のギターと、
佐藤タイジのギターのギグがあり、ハチャメチャなノリ!
最後を締めたのは『わせねでや』。
和風のノリが平和で強い一体感に持って行ってくれた!
ゲストの佐藤タイジ、
打ち合わせなしに最後まで演奏してくれて、
本当にありがとう!

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ヤッパリ、野外はいいな!
フジロックの余韻冷めやらぬまま、
今週末は八戸です!
港での野外コンサート。
細井豊、中野督夫のコンビで、
バッチリ決めたいと思っています。
ぜひ楽しみにしていて下さい!

夏本番、皆さん体調に気をつけて、
良い夏楽しんでください!

登紀子