今週末はアースディ！ いい天気になあれ!!

ニューヨークから帰って来ました！！
４月９日に着いた時は思いがけなく寒い風の吹くニューヨークでしたが、１４日のハドソンパークでのさくら祭りには陽ざしの中では汗ばむほどの心地よい春の日になりました。
帰国した東京にはまだしだれ桜が咲いていてくれてうれしかった！
今回のニューヨークでは、カーネギーホールで「 New York Chorus Festival」と題して日本からとニューヨークからの合唱団がたくさん出演、アマチュアとは思えないほどの熱演を披露しました。
私は、今や押しも押されぬピアニストに成長した若手ジャズピアニスト山中千尋さんにサポートしていただいて「百万本のバラ」「愛の讃歌」そして震災から６日後に作詞作曲した「今どこにいますか」を歌い、感動的なシーンになりました。フィナーレは世界各地から国連に来て働いている人たちの国連合唱団（UNsingers）といっしょに「ダニーボーイ」と「アメージング・グレイス」を私の日本語と彼らの英語とのコラボで歌いました。


ベースの脇義典さんとピアノの山中千尋さん。

カーネギーホールのゴージャスな空間の中で、まるで小さな部屋にいて向き合っているような親しい空気が観客との間に生まれ、言葉の壁を越えた熱い涙を流している不思議な興奮がありました。3.11以後の日本へ心からの応援と深い共感を受け止めました、ありがとう！

その後のオフの間に私はニューヨーク、マンハッタンから40�（25マイル）のところにあるインディアンポイントという原発を訪れました。



ハドソン川のほとりの夢のような風景の中に立ち、原発に反対している地元の人たちと交流し、言葉に尽くせぬ想いを共にしました。




この原発も福島第一原発と同じGE（ゼネラル・エレクトリック社）のもの。2013年か2014年には廃炉にしなけらばいけない老朽化した原子炉だそうですが、つい最近政府は20年の延長を決めたそうです。
どっかの国と同じ！！全くいやんなっちゃうわね。

4月13日には「フクシマ2011被曝に晒された人びと」の上映会をやり、私も「今どこにいますか」「命結」を映像と共にうたい、席を埋め尽くしたニューヨーク在住の邦人の人たちとがっしりと語り合うことが出来ました。
この中には3.11から一年の今年、マンハッタンのセンターでデモをした女性たちも来ていて、これからもつながりを持っていこうということになり、ニューヨークとの距離がぐっと縮まった夜でした。

さて、最後の仕事は4月14日、ハーレムに近いハドソン川のほとりの公園での「さくら祭り」。
100年前にここに日本から桜が贈られたことを記念した100周年のイベントで、ニューヨーク在住の日本人アーティスト、そしてハーレムの若者たちの素晴らしいパフォーマンス、そして長崎から来た瑞宝太鼓が素晴らしかった。彼らは知的障害を持つ人たち、でもしっかり職業訓練を受け、仕事を持ち、尚かつ太鼓に打ち込んで来ており、圧倒的な演奏を聞かせてくれた。
最後を務めさせてもらった私はこの日も国連合唱団の人たちとの共演でしたが、ここでも「今どこにいますか」は人々の心にしっかり伝わっているのを感じ、本当にうれしかった。



UNsingersと私。

今週末は代々木公園でのアースディに出演します。
4月21日の夕方、NTTの吹奏楽団の人たち総勢40数人との大コラボレーションです。もちろん「今どこにいますか」を含めた40分のLive。是非いらして下さい！

そして4月26日には、JR代々木駅近くの紀伊國屋サザンシアターで鎌田實さんとのトークライブです。「命を結ぶ」のトーク＆サイン会。19:00開演です。
こちらの方も今チケットの発売しています。是非是非来て下さい。
ニューヨークのおみやげ話もするつもりです。