飛騨のコンサート、楽しかった。いよいよ今週末はオーチャード! | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

飛騨のコンサート、楽しかった。いよいよ今週末はオーチャード!

さわやかな風の吹く街、飛騨は夢のようでした。
酒蔵のある白壁と格子の古い街並み、錦鯉の泳ぐ瀬戸川の水音。何もかもが美しくて…。
ちょうど旧暦の節句6月5日の前日だったので、鯉のぼりも立派に空に泳いでましたよ。
コンサートは告井さんとの一対一のアンサンブルで、1部には久しぶりの「そこには風が吹いていた」、2部には「イマジン」「LOVE」などジョン・レノンの歌もプログラムに入れました。
コンサート後も、主催者側の人たちとゆっくりとした夕食会もあり、翌朝には駅までの見送りもして頂きました。


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3.11の出来事があってから、こうした出逢いへの想いもひとしおで、美しい街や、その街のゆかしさを暮らしの中に持ち続けている人たちに逢えるだけで、胸がいっぱいになります。名古屋からの高山線の車窓もただただ美しく、胸のすきまにしみました。

さて、その前に行っていた石垣島。NHK BS「にっぽんのうた」(6月19日19時放送予定)の収録でした。


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番組後半は私と千昌夫さんのツードアショー。千さんとのコンビネーションは本邦初ということで、思いがけないほどのラブラブコンビ誕生になりました!!
故郷の陸前高田が津波で大被害をうけた千さんの歌う「北国の春」や「わが街は緑なりき」はまた改めていい曲だなあと思いました。最後を締めくくったのは千さんの「やいま」と私の「パーマ屋ゆんた」。
「やいま」の作詞作曲者、宮城衛さんが三線とおはやしに参加して下さり、これまた感動的に盛り上がりました。
「千とお登紀」のコンビ、歌の魂には何か通じるものがある!!
NHKのプロデューサーの島田源領さんのこだわりに感謝したい気持ちです。
6月19日の放送を是非楽しみにしていて下さい。

その石垣島では今新空港の建設真っ盛り。
白保の海岸ぎりぎりの工事だけにサンゴの海への影響を心配していますが、その白保の海岸を頂上から一望に見渡せるカラ岳が、滑走路の進入路にあり、その一部が削られているのを見て来ました。


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パイロットでもある千昌夫さんは「進入路の横に山があるなんて考えられない。山を越えて来た風は必ずそこで渦を巻くからパイロット泣かせだね」と。
日本最古の人骨の出た重要な遺跡も空港内から見つかっており、そこを大切にしないままの工事は何か不吉な感じがしますね。

今週末6月11日は、いよいよオーチャードホールの本番。
ゲストにBEGIN、キマグレン、かりゆり58、KOBUDO、それに鳥越俊太郎さんが出演して下さいます。その他にも川嶋あいさんがチャリティに参加を希望して下さり、娘Yaeとハンドフルートのグループ「チャイルドフット」さんも登場します。
6月11日は奇しくも3.11の大災害から3ヶ月目の日。
この日、行方不明だった人たちが死者としてカウントされるのだそうです。
このコンサートは東日本大震災へのチャリティと追悼のコンサートとなります。
心をこめて歌います。楽しみにしていて下さい!