素晴らしい北海道ツアーが終わった！

７月27日の札幌から始まった北海道ツアー、めくるめく夢の一週間が終わった！
キタラホールの音の素晴らしさはいつも経験しているけれど、今年はまた格別！アコースティックな楽器編成がマッチして、うっとりするいい音だった。
一部の弾き語りを含めたオリジナル、二部のアストル・ピアソラとジャック・ブレル。音楽に会場全体が包まれる最高の舞台になった。

さてその翌日は芦別へ。
芦別では、中学生、高校生の吹奏楽団との共演、そのリハーサルがあった。
12歳から18歳までの学生さんの実力には全くもって驚いた。
彼らは、中、高とも吹奏楽団のコンクールを目前にしていて、気持が一番充実していたのだろう。表情も素晴らしく、まっすぐ向き合える素敵な人たちだった。
演奏のニュアンスやノリについての厳しい要求にも、バッチリ答えてくれた。
後ろの方の男の子たちに「ねえ、楽器持ってからどのくらいたってるの？」って尋ねたら、「僕、ずっとすわってますけど」と答えたのには笑った！
みんな平均すると2年くらい、短い人は数ヶ月、長い人は小学校からという人もあり、そのバラバラな人たちをよく束ね、うまく演奏パートに振り分けている担当の先生もさすがだ！！
7月29日の本番の冒頭には中学生がプッチーニを、高校生がカルミナブラーナの難曲を聞かせてくれ、コンサートフィナーレは、感動の大コラボレーションとなった。



さて翌日は弟子屈へ前日入りし、楽しいバーベキュー。厚岸から届いた海の幸や鹿肉に舌鼓を打った。7月31日、コンサート当日の朝は、晴れ上がった空の下、一点の曇りもない摩周湖を堪能し、人口8000人の町で1200人の聴衆が集まったコンサート会場は、熱気に包まれた。



そしていよいよ8月1日、知床羅臼で知床旅情誕生50周年記念の式典、そして、ぐるっと周って斜里での加藤登紀子45周年コンサート！！
ちょっとハードだったけれど、何より楽しかったのは、森繁久彌さんの息子さんの建（たつる）さんが飛び入り出演して下さって、すばらしくいい声で「知床旅情」を歌って下さったこと！これは本当に歴史に残る！！



打ち上げも大いに盛り上がり、これからもどんどん知床を盛り上げて行こうという話に発展した。
建さんがあまりにも森繁さんにそっくりなので会場から「ウォーッ」と声が上がった！
これから面白くなりそうだ！

さあて、これからはめずらしく私は夏休み。次のコンサートは8月28日の津です。
皆さまもよい夏をお過ごしください。

Tokiko