ぶらっと♪ぎょうだ(行田市商工センター)に足を運んだ方なら必ず目にしていた建物。
そう。蔦に覆われた情緒ある銭湯…
柳の湯(やなぎのゆ)さんが、とうとう取り壊されております (´;ω;`)ブワッ
創業は明治20年代という歴史のある銭湯だそうで、田山花袋の小説 田舎教師 にも登場しています。
しかし、平成の世になり次第に利用客も減る中、井戸のポンプが故障したのをきっかけに
2007(平成19)年3月に廃業したそうです。
解体を前に、周囲を覆っていた蔦の葉は全て取り除かれていましたが、煙突部分はそのまま。
そういえば一番上にはカラスの巣があったんだけど、どうなったかなぁ?(・ω・`)
2階部分はお座敷(?)になっていたんでしょうか。欄間が見えるので和室っぽいです。
お約束の富士山もしっかりと描かれています。
手前に見える縁側の木製手すりがいい雰囲気ですね。
道路側にあった塀が取り払われて中庭(?)があらわになっています。
渡り廊下(?)の先にあるのはトイレなのかしら?
庭に置かれた謎の巨石は…特に言われも無いと思われますが…
もしかするととんでもない由緒ある岩だったりして。
大人の社交場でもある銭湯。
子供たちは親に連れられて来る事で社会の決まり事を少しずつ学習していったと思いますが―
最近では常識の無い大人も多いので、手本になりませんかね…。
教えられない親と、教わらない子供。その先は負のスパイラル が続きますよ… (-ω-`)
かけ湯をして身体の汗や汚れを落としてから入るというマナーを知らないばかりか、
タオルを平気で湯船につけるなど、言語道断じゃ~!ヽ(`Д´)ノ
ふぅ。思わず熱くなってしまったワイ (-ω-`)
話を元に戻してこちら。2010年5月4日の撮影です。
この時点で閉鎖されて3年の月日が経っていたんですね…。
当時はまだ「釜・井戸の故障に付 閉店いたします」の貼り紙がありました。
先日、内装が取り外されていたので、まさか…と嫌な予感がしていました。
いずれ解体されるとは思っていましたが実際その時を迎えると悲しくなってきますね。
う~む。
またひとつ行田から古い建物が姿を消しましたか… (´-ω-`)ザンネン
埼玉県 行田市 忍 2丁目
【営業時間】 -
【定休日】 -
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*残念ながら2007(平成19)年3月に閉店しました
【P.S.】 ~2012(平成24)年7月8日(日) 現在のようす~
一週間で半分ほど解体が進んでいました。この日は日曜日なので作業は中断していました。
カメラやケータイを持った人たちが次々と訪れて名残惜しむように写真に収めていましたよ。
しかし、中には勝手に敷地内に入って撮りまくっていた一眼レフカメラのグループがいてビックリ。
釘やガラス片が散乱していて危険というのはモチロンですが、ズカズカと中にまで入るという
【P.S.2】 ~2012(平成24)年7月14日(土) 現在のようす~
もう90%は解体されたでしょうか。ボイラー部分が外されて、残るは煙突部分だけになっています。
おそらく来週中には全て撤去されて更地になるものと思われます。さようなら柳の湯 。゚(T^T)゚。
【P.S.3】 ~2012(平成24)年7月22日(日)のようす~
解体した壁や柱、ボイラーなどが運び出されて更地になっていました。