
こんな顔のロック君を見た事がないです
何と良い笑顔でしょう


飼主に代わってTさんがロック君を
とても可愛がって下さいました
Tさんが会いにくるとこんな笑顔です

ミンミンが2015年春ごろに出会った
ロック君は飼い主さんから見放され
預けられた高齢な方は犬が触れない方で
不機嫌で寂しそうな気配が漂っています
満腹になって餌はあげなくて良いと勘違い
されると可愛そうなので程よい量を
あげていました
お散歩も時々していました
しかし、そんな事は、長く続かず
ミンミンもブリーダー放棄のダックス4匹
の譲渡や一度に猫7匹のTNRや他にも色々と
大変な事が重なり気にはなりながら
通うことが段々と難しくなりました
ロック君は愛嬌のある外見とは裏腹に
だれにも愛される事のない孤独に
苛まれていたと思います

翌年の2016年3月にTさんと出会った事は
ロック君の犬生を一変させました
お住いの関係でロックの引き取りは
出来なかったけれど朝と夜
ロックの元に来てくださって

誰もいない広場をドックランに見立てて
お散歩させて下さっていました
なかなか、そんな事はできませんヨ
胸が熱くなります
このころは、なかなか現れない
ロック君の貰い手を探しながら本当に
たまにしかミンミンは行けてなくて
それでも嬉しそうにしてくれたのは
Tさんという慈しんで下さる方がいたから
人を信じる事が出来たのですね
ミンミンの知っているネグレクト犬は
みんな表情がありません
そんな犬の飼い主に限って
「自分なりに大切にしている」といって
一年中ふきっさらしの中に犬を置き
エサ皿は一度も洗った事もなく
そして犬は手放しません


首をかしげて「まだかなワン」と
待っているところだそうです
お座りとお手をTさんに躾けて頂きました
飼主に見放され配慮の無い道行く人に
クシ付きの焼き鳥を与えられクシを食べる
のが心配でもっと安全な場所への移動依頼も
断られたぐらいだから・・
Tさんもヤキモキされる事があった
と思います
でも下手に飼い主代理に期待せずに
寒さで震えるロック君に服を着せてくださったり

帰らないでとばかりにTさんの足の上に
乗るロック君です 犬って本当に
感受性が豊かでいじらしい
ミンミンも大大大好きです

亡くなる3日前のロック君です
2017年8月28日永眠です
Tさんと過ごした約1年半はロック君にとって
宝物のような日々だったと思います
亡くなった当日の朝も様子を見に行き
暑くなってきたからと、お皿に氷を入れに
いったら亡くなっていたそうです
ご高齢の飼い主代理に代わって
ペット霊園での火葬にも
立ち会ってくださいました
自分が出来ないからとTさんに託してくれた
おばぁちゃんにも今では感謝しています
何より不幸な11年間を過ごしてきた
ロック君に、とてもとても幸せな
最後の一年半の日々を
与えて下さった
Tさんには

いくら感謝しても仕切れません
ロック君、安らかに・・・・・・
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