梅酢シロップを仕込んで1ヵ月以上が経過したから、梅だけを取り出して梅ジャムを作った。

「そろそろ梅抜こかな」と思いながらも、仕事から帰るとそんな気力も湧かず、お休みの日にようやく取り掛かった。


1㎏分の梅の実から種を取り除いて果肉を刻んでお砂糖とレモン汁でグツグツ。

種にも果肉が残ったから、炊飯器に入れて昆布と舞茸と雑穀米、白だし混ぜて一緒に炊いた。

いつも作る炊き込みごはんなら、お醤油とか鶏肉の脂に熱が入った美味しそうな香りが部屋に充満するけど、ベースとなる梅にはお酢が沁み込んでるから酢飯作った時みたいなヘンテコな香りに包まれた。

そうこうしてる内に炊き上がって、味噌玉にお湯入れて、ヨーグルトに出来立ての梅ジャムのせてお昼ごはんにいただいた。



ごはんは酸っぱ甘くて、もっと塩分とかお醤油のコクを足さんとアカンっぽい。
昆布茶とお醤油を足して再度食べてみるとバッチグー。
炊飯器から梅の種を取り出すのに苦労するけど、来年も梅酢シロップ作ったら種もしっかり利用しようと思った。

ほんで梅ジャムは最高に美味しかった。
小分けにして冷凍保存したから、しばらく幸せを感じられる。
ヤッタね。


自転車での通勤途中、大きな坂がある。
必死で漕いだ先には下り坂が待ってるのを知ってるから頑張れるし、その下り坂は日陰になってるからむちゃくちゃ涼しく感じる。
いつも人がおらへん事確認して「いやっほ~い!」って叫びながら下ってる。

乳がんを知ったあの日は、その先に下り坂があるかなんて分からへんかったから頑張り方も、どう漕いで進んだら良いんかも分からへんかった。

上り坂の傾斜や距離には個人差はあると思うけど、私はその坂を下りながら「ホンマよう頑張ったなぁ」と自転車漕ぐのんと人生において自分を褒める毎日を送ってる。


種があるから実もある、仕事があるから休みもある、上りがあるから下りもある、晴れがあるから雨もある。
どっちにも感謝しながら生きたいものですね。

 

ごちそうさま。