我が家の愛犬は、約2年半前に血管肉腫という悪性度が高く予後の悪い癌に罹患した。
緊急手術を終えて、獣医師から余命は19日~3ヵ月程度と告げられた。

高齢という点と、体の中で細胞が頑張ってくれてるお陰か、今現在もかわいい顔をしながら毎日傍にいてくれてる。


でも、もうお手もおかわりも伏せも待てもハウスもお座りも全部せーへん。
「おいで」なんて元々せーへんタイプで、用があるならそちらからどうぞ犬やったけど、ほんま自由気ままに生きてはる。
食べるという一番大好きな事に軸を置いて、後は全部捨てたみたい。

顔色を伺いながら生きる事をせず、好きな物や事を全うして生きる姿が羨ましくもなる。


人間は生きてると、どうしてもどう見られてるかとか、自分の思ってる逆の行動を取ったりと、素直に生きれへん時が多々ある。

どう見られるかじゃなく、どうありたいか。

何もかも我を貫くのは難しいけど、自分らしくいれてるか、今の自分を好きでいれてるかを、たまには立ち止まって確認する必要が有る気がする。


私は今の自分が相変わらず好きで、よく頑張り、よく笑い、好きな物を食べ、好きな物に囲まれて生きれてる。
幸せかと聞かれたら即答で幸せやと答えられる。


病気は色んな物をプラスに見える様にしてくれた気がする。
自分にだけは素直に生きよう。