土岐山です
一昨日飼い猫が脱走しました(╹◡╹)
と思いました次第でして
よいしょと無理やり抱き上げると膝の上にも渋々応じるまでに(╹◡╹)
おだしの味って、本当に身体が喜びます
・車に轢かれていたところを保護され、手術をしました。現在は保護をした方が預かっております。手術の経過が良好ではなく、左半身が麻痺しています
・猫エイズにかかっているため、家から出すことはできません
・猫エイズにかかっているため、医療用のエサを与えてください。一袋4千円です。三週間で一袋無くなります
・生まれてから野良だったようで、全く人になつく気配をみせません。触ろうとすると攻撃をしてくるので細心の注意を払ってください。とくに猫に噛まれると、破傷風やバスツレラ病などの感染症を引き起こす恐れがあります
ー以上をご理解いただける里親さん募集していますー
という骨太なこの内容のポスターを見て
今、私、神様に試されてる(╹◡╹)
飼いました
飼ってすぐに早速洗礼を受けました(╹◡╹)
すごい腫れ方(╹◡╹)
しかし、飼って半年も経つと
まだこうして、さあおいで!と両手を広げてもなかなか来てくれませんが
よいしょと無理やり抱き上げると膝の上にも渋々応じるまでに(╹◡╹)
目がすわっているけど(╹◡╹)
轢かれて車道で血だらけになっていたキスケを抱き上げて病院に連れていき手術までしたという天使のようなヒロミさんという優しいお姉さん
ちなみにキスケという名前はヒロミさんがつけましたので土岐山もそのままキスケと呼んでいます(╹◡╹)
ヒロミさん、なんと猫アレルギーでしたので、里親を探していたのだそうです
しかもなんとも正直で骨太なあのポスターの内容(╹◡╹)
土岐山のブログを長きにわたりお読みくださっている方は
土岐山がシロさんという猫を飼っていたことをご存知だと思います(╹◡╹)
シロさんは三年前にいなくなってしまいました
きっと元気でやっているに違いない(╹◡╹)
話を元に戻すと
昨日キスケが脱走したのです
しかも
「猫エイズなので絶対に家から出さないでくださいぃぃぃぃ!」
とあれだけ言われていたのに((ΦωΦ))
こりゃまずい((ΦωΦ))
近所の方々まで巻き込み捜索しましたがしばらく見当たらず
しかしなんのことはなく、玄関開けていたら普通にごはん食べに帰ってきました
教員をやっていた時、銀座に勤めていた時、どちらにも「家に帰りたくない」っていう人種がおりました(笑)
100パーセントではないですが共通しているのは
家にごはんと安心が無い
うちの猫が帰ってきたのは
「ここ必ずごはんある」ってだけのことだったんだと思うんですよね
キスケが食べようが食べまいが、とりあえずは玄関に置いておく
食べても食べなくても構わない
だって彼の人生だからね。猫だから猫生ってのかな(╹◡╹)
でもね、ごはんだけあってもダメなんです
一年ぐらい前、新宿の歌舞伎町で深夜までふらふらしていた沢山の若者達に声をかけ(明らかに16歳から18歳ぐらいでしたので)家に帰るよう言いました
ひょんなことからそのうちの一人の女の子と連絡をとるようになり、後日話を聞きました
彼女はわりと有名な私立高校に通い、当時大学受験を余儀なくされていました
お母さんは専業主婦で朝ごはん、お昼のお弁当、夜の食事、必ず作ってくれていた、と
お母さんがブログにアップしているというその食卓を見たら、三ツ星のレストランや料亭さんのよう
でも彼女は「あんなの私の為じゃない。
家では、ああしなさい、こうしなさい、なんでせっかく作ったのに全部食べてくれないの?美味しい?美味しい?この食材はね、、、と、自分の気持ちばかり押し付けてくるから全く気持ちが休まらない、私は友達とワイワイ言いながら食べるマックの方が100倍美味しく感じる」と言いました
形だけのごはんでは、ダメなんですね
自己顕示欲は、周りの人の気持ちを窮屈にします
ごはんの中に相手を心から思いやる気持ちが無いと、どんなにいい食材で作った料理も死んでしまう
旦那の為にせっかく晩御飯を作っていたのに連絡無く外で食べて来る日が続いたからもう作りたくなくなった、というような話を女性側からよく聞くのです
男性の肩を持つわけでは無いけど、その連絡って、結構できないのよ
いきなり入る飲み会ってそのまま人とずっと一緒だったりすることが多いし、店で上着を預かられたら、あーーー、携帯内側のポケットだわ、トイレ行った時に連絡出来ないわ、みたいなことになるし、飲み会や会合の最中ちょっと家に一本連絡を、なんていうことも「え!いちいち連絡、て、そんな急な飲み会も許してくれないような融通の利かない奥さんなんだ」と、妻を悪く思われたくない一心でその行為は控えざるをえなくなる
そんなこんなで家に帰ってさ、我が妻に、なんで一本連絡してくれないの!なんて詰め寄られると、ちょっと面倒になってじゃあ作って欲しい時は言うよみたいになってそうなると男性も帰っても確実にごはん無いから、と寄り道する
土岐山はこのパターン沢山見ているけど、これものすごく勿体無いすれ違いだと思うんですわ
作ったごはん、一日や二日は冷蔵庫に入れておいたらなんてことないから、ごはん食べない時はしまっておいてもいいんだよね(╹◡╹)
冷蔵庫にあるから食べたい時はあっためるから言ってねー(╹◡╹)って笑顔で言われる気楽さが
家に帰りやすい気持ちになるのかも(╹◡╹)
夜間徘徊を繰り返す当時の生徒が
「帰ったらメシがねえんすよ。食べたいって言ったら、作った時に帰ってこないくせにたまに早く帰ってきて急にごはんて言われても困る、って怒られる。だったらコンビニでパン食ってた方が気楽っす」って言ってたの思い出したよ
夫でも子どもでも、急に帰ってきた時は
ごはんと味噌汁だけじゃだめなもんかな(╹◡╹)すぐ作れるやん(╹◡╹)
ごはんは土鍋で炊いたら15分
その間お味噌汁を作る
にゅうめんとかなら5分やん(╹◡╹)
家に美味しいごはんがあると、帰りたくなるよね(╹◡╹)
しかも笑顔で迎えられたらなおさら(╹◡╹)
家に少しでも辛いことが待っている、と思ったら、土岐山なら帰りたくなくなるね(╹◡╹)
SEGAでずっと太鼓の達人やってるね(╹◡╹)
こちらはマダムリー料理サロンで教わった自家製ツナ
とんでもなく美味しいです(ง'̀-'́)ง
手間ひまがかかるでしょ、って言う人いるんだけど
大切な人たちに手間ひまかけるのって当たり前のことちゃいますのん(╹◡╹)
もし、家族にごはんを作るのが面倒だと思うなら
それは、相当心が疲れて
愛情タンクが限りなくゼロに近い状態なんだと思う
まずは自分の愛情タンクを少しでも満たすために
自分に手間ひまかけてみるのはどうですか(╹◡╹)
おだしの味って、本当に身体が喜びます
昆布を水に入れて二時間から一晩中
寝る前に、ちゃぷんと手のひらサイズの昆布を水を張ったお鍋の中に入れるだけで昆布だしがとれちゃう(╹◡╹)
鰹節の味も足したかったら、沸騰したお湯に鰹節をイン(╹◡╹)
最高の美味しいお味噌と好きな具材で、お味噌汁作ってみて(╹◡╹)
人に優しくするためには、まずは自分に優しくしてみよう(╹◡╹)
「なんで私ばっかり」って気持ちがあるときは、自分にも人にも優しくできないよ
「優しい」って、心を寄り添わせること
言葉なんかじゃなく、行動でね
言葉だけなんて、ホストがいくらでも言ってくれるよ!(╹◡╹)
優しい行動って、いつの時代も手間ひまかかっているものなんです
目に見えない下準備が、「真心」ってやつです(╹◡╹)
おだしをとるのは一瞬でも
昆布が市場に並んで台所に来るまで
鰹節が出来上がる半年間
水道をひねると蛇口から水が出ること
長い年月と、お金と、手間ひまかかってます
その身近なものへの感謝と愛情が頭から抜けるとき
心は「忙しくて面倒」に支配される
「忙」って字
心が亡くなると書きます
身近なものから少しずつ思い返して欲しい
テレビやインターネットで、知らない人の言うことに振り回されないことです
自分の心の軸は
手間ひまをかけて心を込めた日々の食事でしか作られないと
土岐山は思います
キスケは偶然、シロさんと同じハチワレ柄(╹◡╹)
神様が会わせてくだすったのかな(╹◡╹)
それでは皆様
楽しい一週間をお過ごしくださいませ
土岐山拝