上記公演から数ヶ月が経過。
今回の公演も観劇ということで小劇場へ足を運んで来ました。
前回と違って最寄りに到着したとたんに眼鏡が破損するというハプニングも無く、
無事楽しんで参りました。

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劇団めでたし第14回公演

『妖怪戦記 おどろ怪』

戦いの絶えない妖怪達の世界があった。
妖玉という何でも願いを叶えてしまう宝を巡り、
妖怪達の争いはより一層勢力を増していっていた。
そんな妖怪達の世界に一人の人間がやってきた。
これは妖怪達による命、愛、夢を懸けた物語。

■公演日
2023年5月24日(水)~28日(日)

■タイムスケジュール
5月24日(水) 19時~
5月25日(木) 19時~
5月26日(金) 14時~/19時~
5月27日(土) 14時~/19時~
5月28日(日) 13時~/17時~

■会場
シアター・バビロンの流れのほとりにて
東京都北区豊島7-26-19
王子神谷駅から徒歩10分
都営バス「豊島七丁目南」にて下車後、徒歩3分

■キャスト
山川蓮矢
関口恵那
鎌田佳侑
島之内教雅
川崎貴子
新名みなみ
加藤由唯
川原悠聖
北野桃子
松永一輝
楪みくり
柴亜利沙
市川恭之介
西山慎太郎
浜田美保
五条竜也
真瀬珠季
渡辺史織
朔空凛
甲斐夢実

■スタッフ
演出/脚本/アクションコーディネート/映像 : 山川蓮矢
音響:宮谷風太
照明:杉山和也
日本舞踊振り付け : 関口恵那 / 鎌田佳侑
武器提供:島之内教雅
制作:劇団めでたし

協力:OFFICE MINAMIKAZE / 株式会社EARLY WING / 株式会社インセプション / 劇団ひまわり
トライクルーエンタテイメント / ノーリーズンファーム 
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今回は劇団めでたしさんの第14回公演『妖怪戦記 おどろ怪』です。

どこかで名前を聞いたことがある妖怪達が3つ集めると何でも願いが叶う
「おぼろ玉」を巡って争うという、今回も王道少年マンガ的なモチーフでしたが、
ただ単純に争いやバトルだけでは終わらせず、個々が抱える想いを紐解いていく
人間ドラマ(この場合妖怪ドラマ?)が描かれた物語でした。

加えて小道具として使用していた襖をパーティションや簡易スクリーンとして用いて
映像を投影することで映画やアニメ的効果を狙う演出がユニークで良かったです。
アクションも含めて舞台とリンクして映像の部分投射ってかなり大変だと思うので、
とにかく演出面の力の入りっぷりを十二分に感じます。

というわけでお目当ての同じ道場生である五条竜也さん。
今回演じられたのは牛鬼という妖怪。
前回の晃久と同様に完全ヒールな役回りで、これぞ悪鬼と言ったところを完璧に演じられていました。
普段の稽古からそのフィジカルには定評ありで、そんな体躯の良さも役柄と相性が良かったと思います。
そんな凶暴にて粗暴なところを完璧に演じ過ぎたが故に、おそらくこのキャラは人気出ません。
中の人は居たってナイスガイな好青年なのに・・・。

配布されたたアンケートで作中の好きなキャラに〇を付けてくださいというのがあったので、
しっかり牛鬼に〇付けて返しておきましたよ。

作中は、争い、奪い合い、殺し合い、と序盤は血生臭い展開を見せつつも、
最後は大団円で幕を引く全員が幸せになれるトゥルーエンドルート。
あのぬらりひょんですら牛鬼や絡新婦に家族の情を持いたというまさかの展開。

正直ぬらりひょんが討たれてのエンドを予想していただけにちょっと意外だったと言いますか、
ぬらりひょんあんなに話しが通じる人(妖怪)じゃないんじゃというのが本音と言いますか・・・w
故に最後のみやびとの会話のやりとりでの急展開は若干違和感を覚えたりもしまして、
夜叉丸が一緒にいたのならそこは一騎打ちでアクションを挟みつつの方がと思ったりもしましたが、
言うは易しですね。
アクション際立たせながら台詞際立たせるってどれだけ大変か分かってます?(セルフ説教

何にせよ良い意味で展開が裏切られる油断のならない作品でした。
演出の件も含めてまた今後の公演が楽しみな劇団さんです。
次回作も楽しみですね。




と、今回はここで筆を置こうかと思っていたんですよ。
でも最後にどうしても触れておきたいことがひとつ。

全員が幸せになれるトゥルーエンドルートと先程書きました。
でも実はその理から外れたのが1人おります。

「がしゃどくろ」

それが彼の名である。


今回の妖怪達は基本3人1組でのチーム編成だったのですが、
ぬらりひょんチームだけ牛鬼、絡新婦、がしゃどくろの4人編成。
これはがしゃどくろだけ同盟という形で途中参入したという経緯からです。

そんながしゃどくろさん。
ぬらりひょんが暴れまわっているうちはこれでもかという位に悪事で貢献して来たのにも関わらず、
最後のクライマックスで牛鬼と絡新婦だけは家族だから助けてくれと懇願するぬらりひょん。
・・・あれ?がしゃどくろさんは??

思えば同名参加した時も3人では無く1人だけの加入だったがしゃどくろさん。
実はここまでずっと孤独に戦い続けて来たのではないか?
そんな想像をしだしたら自分の中のエモーショナルが止まりません。

敵としてオロチに敗れた辺りから失速し、以降は台詞と存在感が消えたがしゃどくろさん。
どうか、たまには、がしゃどくろさんのことも思い出してください。 ※FF10オマージュ

他の誰も分かってなくても自分だけはわかってあげたい。
嗚呼、がしゃどくろよ、永遠なれ。



最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
それではまた。


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とけ兄は劇団めでたし並びに五条竜也さんを応援します。