という漫画が最近のお気に入りです。
内容は高校女子空手道部を扱ったスポ根で、伝統派な競技空手ですね。
自分が若い頃の空手漫画はフルコンタクト空手がベースな他格闘技と異種格闘を繰り広げるようなバチバチのバトル漫画が多く、伝統派や競技空手をテーマとして扱った作品は殆ど無かったと記憶しています。(自分が知らないだけで実はあったかもしれませんが、その場合はごめんなさい。)
※余談ですが十代の頃にハマっていた格闘技漫画は『修羅の門』という作品でした。
『瞬きより迅く』はたまたま目に留まって気になったのですが、というのも筆者であるふなつかずき先生が以前に連載されていた『華麗なる食卓』という作品を読んでいて、グルメ漫画だった前作とまるで違うジャンルということもあって興味を持った次第です。
※後で知りましたが、ふなつ先生自身も伝統派空手を嗜まれているとのことです。
というわけで、試しで読んでみるとこれが中々に面白く、伝統派競技空手は未経験の自分でも楽しく読ませて頂いています。
思わず既刊の単行本全巻大人買いしてしまいましたw
作中で特にお気に入りなのが、琉球空手の達人な嘉手納 碧琉(かでな へきる)コーチ。
前作の『華麗なる食卓』にも空手少女として登場していたのですが、少女からすっかりお姉さんになっていて懐かしいやらなんやらです。
演っていた形はスーパーリンペイのようだったので、那覇手ですかね?
そして作中で出て来るこのシーン。
形分解の稽古で出て来た動きですよ。
競技空手のスピードで実際にこれを決めるのは至難の技だと思いますが、
沖縄空手をやっている身としては浪漫がありますよね。
今現在も連載中で、この先の展開がまだまだ楽しみだったりします。
公式WEBサイトで何話か無料公開されていますので、よろしければこちらから試し読みでもどうぞ。
※ちなみに今時点での最新話(33話)では重心、浮身の話が出て来ます。
最後に。
伝統派のトップ選手は0.3秒で突きを決めてくるらしく、0.3秒というのは瞬きの迅さなのだそうです。
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とけ兄は瞬きより迅く!!を応援します。