空気集熱式床暖房換気システム「OMソーラー」とは?【前編】|東建ハウジング | 狛江・調布・府中・世田谷の新築注文住宅・リフォーム~東建ハウジング~

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東建ハウジングは、東京都狛江市の建築会社です。注文住宅やリフォームなど、住まいのコンサルタントとして地域の皆さまに喜んでいただけるよう、日々頑張っています。

こんにちは、東建ハウジングです。 

皆さんはOMソーラーという家づくりの新しい技術をご存知でしょうか?近年は2020年までの省エネ基準義務化を控え市場には様々なエコシステムが登場していますが、その中でも東建ハウジングが注目しているのがOMソーラー。そこで本日と次回はOMソーラーと、次世代ソーラーシステム 《そよ風》についてお話したいと思います。 

 

 

・OMソーラーとは? 

OMソーラーは1972年、建築家 故奥村昭雄氏(東京芸術大学教授当時)によって開発されたシステムです。1台の石油ストーブで山荘全体を暖めるシステムを求めて熱と空気の働きをデザイン。屋根で太陽熱を集める仕組みを考案されました。具体的には太陽熱、“光”を利用したシステムで、空気集熱式床暖房換気システムと呼ばれます。床下に蓄熱し、空気循環を考慮した室内設計によって、暖房や給湯を自然エネルギーでまかない、健康で快適な暮らしを実現する仕組みのことです。 

東建ハウジングは、このシステムが性能的にも軽便であり、住む人にとっては自然環境に優しい、建物にとっては結露やカビ予防に大きな役割を果たすことに共感し、導入いたしました。

そもそも家庭で使うエネルギーの半分以上は暖房や給湯の熱エネルギーと言われています。OMソーラーが独自に開発した技術は、太陽熱だけで暖房・給湯・換気・発電までを行ってしまうという画期的なシステムなのです。 
‟OM”、”太陽エネルギー“ 熱も光も活用するシステムは多様化し、その進展は目覚ましいものがあります。そして東建ハウジングも、OM=次世代ソーラーシステム《そよ風》を推奨しています。

・次世代ソーラーシステム《そよ風》の仕組みとは?〜冬の場合〜 

冬は屋根に降り注ぐ太陽熱をパネルに集めて空気を温め、温まった空気を床下へ送り蓄熱コンクリートに熱を貯めます。そしてその熱を利用して家全体を床からじんわりと穏やかに暖めることで床暖房の役割を果たします。

太陽熱や自然環境を活用したシステムなので、 補助的に電気・ガス・灯油などの暖房機器の使用も必要となります。屋根で熱を集めて床下に送り、暖かく軽くなった空気は床を暖めながら床下を通じて広い範囲に広がる。また、床に設けた吹き出し口から上昇し、家中に行き渡ります。

次世代ソーラーシステム《そよ風》は外気を暖房として利用するため、常に新鮮な空気で換気するというのも良いところ。夜間から明け方にかけては蓄熱コンクリートからゆっくり放熱。家全体が呼吸しながら室内を快適に保ちます。また、居室・廊下や脱衣所など部屋間の温度差が少なくなるためヒートショック対策にもなります。 

次回に続きます… 

参考:OMソーラー(http://omsolar.jp/) 
   次世代ソーラーシステム《そよ風》(http://www.kankyosouki.co.jp/