改装のつもりが全面建て替えに。住まいにおけるメンテナンスの重要性 | 狛江・調布・府中・世田谷の新築注文住宅・リフォーム~東建ハウジング~

狛江・調布・府中・世田谷の新築注文住宅・リフォーム~東建ハウジング~

東建ハウジングは、東京都狛江市の建築会社です。注文住宅やリフォームなど、住まいのコンサルタントとして地域の皆さまに喜んでいただけるよう、日々頑張っています。

こんにちは、東建ハウジングです。
本日はこれから家づくりを検討されていらっしゃる方、すでに家を建て終えてお住まいの方にお伝えしておきたいことがあります。

それは「住まいのメンテナンスの重要性」です。

なぜ、それをお伝えしたいのかは、以前改装をご依頼いただいたS様の事例を元にお伝えさせていただきます。

S様は、他社で建てた築60数年、約55坪の住まいを改装したいとお考えになりました。S様は友人の設計事務所と相談し、建物の構造等は調査済みで、一応の改装プランも出来た上で、弊社に施工依頼をいただきました。S様は長くお住まいになった家に、家族との数々の思い出を宿し、大変愛着を持たれておりました。

私たちもS様ご家族の皆様の想いを大切にしっかりと引き継いだ住まいに施工させて頂きたいと考え、提案させていただきました。とくに、築年数の経過した木造住宅の改装は、事前調査が大切であることを伝えました。S様からは調査は終わっていて構造は大丈夫とのお話は伺いましたが、私たちはS様の友人・設計士様は大型マンションやビル工事が得意な方と聞いておりましたので、念のため改めて調べさせて頂きました。そして本当に残念な実態・実情が判明しました。

家の基礎となる土台、構造材、1・2階の主要な柱や梁がシロアリに浸食されており、構造材の80%がボロボロになっていたのです。木の表面、目視だけの調査で見落としていたようです。私たちはその事情をS様にお伝えし、今後についてS様・友人設計士様とも協議を行った結果、既存建物の使用できる木材なども厳選活用して、想い出の建物復元イメージでの全面建て替えとして行うことになりました。

率直に言えば同じ一級建築士事務所でも、マンションや大型ビル専門の設計業務仕事の場合と木造住宅の設計や構造はまったく別なのです。木造住宅は100年も200年ももつのですが、定期的な手入れが基本にあるのです。

結果として、新しい住まいにご満足いただけたS様ではありましたが、60数年お住まいになった思い出を、半ば手放す結果になってしまった時は、S様ご家族の皆様に正直、私たちの心も痛みました。

雨風は勿論、暖かい日も寒い日も、外気自然環境と共存し、多様な“生”のあるものとも日々接しています。どんな建物でも経年劣化は避けられません。ですからメンテナンスは必須です。本来ならば毎年、最低でも数年に1度単位で、家の下にもぐり、天井をあけ、家の隅々までチェックする調査、メンテンナンスが必要です。マンションなどは入居者が全員、毎月修繕積立費が義務付けられています。

思い出溢れる住まいを守っていくためには、私たち業者が、お客様の代わりに家の未来を考えてあげることが必要だと考えています。そのため、東建ハウジングでは建てて終わりではなく、増改築・リフォームの時だけでなく、住まいの定期的点検調査やメンテナンスが必要と考え、お客様に様子を伺いながら随時提案させていただいております。

この街に、今の住まいに長く住みたいと考えている方、住まいのことなら東建ハウジングにいつでもご相談ください。