3年間ほどデンマークに住んでいました。
それでこそ、日本でも今流行の北欧ですが、別にそんなトレンドの波に乗っかったわけではなく、たまたま出会って結婚した相手がデンマーク人であった。
ただそれだけです。
特にデンマークが大好きで、とか北欧デザインにハマッていて、とかではまったくなく、無知で移り住んだワケですが。
デンマークに実際に住んでみて発見したことの中で、敬意さえ感じられるのは、デザイン性の高さでした。
それこそ好き嫌いや、時代の流行り廃りがある中でも、基本的に北欧デザインというのはムダなものを一切はぎとったミニマルさ、シンプルさの中にも、生活に密着した機能性や実用性というものが感じられます。
あまりにもそっけないな、と感じる素朴さの中にも、使い込んでいくうちにじわじわと浸透していく良さというのでしょうか?
デンマーク人の気質もそうだと感じましたが、それがモノづくりにも反映されているんでしょうか。
それでこそ、デンマークといえばビンテージ家具や雑貨といったものが人気が高いですが、実は腕時計も意外に人気があるみたいです。
スカーゲン (SKAGEN) やヌーン(noon) 、コプハ(copha)、そして最近日本に上陸したベーリング (BERING) など、シンプルでクールな中にも個性のある北欧デザインウォッチがお手頃価格という点が魅力なんでしょうね。
日本との共通点があると感じられたのは、『こだわる点』。上質な素材、技術力、機能に加え、審美眼とそれに付随するデザイン性。なおかつ、職人魂。これらの総傑作が『クオリティー』につながっているのかなと感じました。