ROMA ローマ

アルフォンソ・キュアロン 監督・脚本・撮影

Netflixで製作されたアルフォンソ・キュアロン監督の新作が劇場公開された。嬉しい!

監督の心の中にある70年代のメキシコは、きっとこのモノクローム映像のように、切ないほどに美しいのだなぁ。
鳥が鳴き、犬が飛び跳ね、電話が鳴り、子どもたちが笑う。

住み込みの家政婦クレオと、一家の子どもたちとの日々があまりにも普通で穏やかで、「あぁ、このまま何も悪いことが起こらないで~」と願ってしまう。
起こるんだけどね。

監督の目線がどこまでも優しくて、是枝作品にも重なる。

映画館を出てこのポスターを観たらまた泣けて泣けて。