突然ですが、この写真なんだかわかりますか?

何分かに1回、振り子の先端が円形に並んでいる棒に当たって、棒が倒れます。

 

これ、フーコーの振り子といいます。

名古屋市科学館にいくとみることもできます。

 

19世紀のフランスの物理学者、レオン・フーコーは、振り子を使って地球が自転している事を証明しました。

なぜ、振り子で地球の自転が証明できるのでしょうか。

以下の実験動画を見てもらえると、わかりやすいと思います。

※音量に注意!

どうでしょうか。

もっと詳しく知りたい人は、こちら!

https://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/tv/basicscience/archive/resume031.html

 

このフーコーの振り子がある場所の近くには下の写真のようなものもあります。

行ったことはありますか?美しい場所ですよね。何時間でもいれますね。

太陽を中心に惑星があります。

この惑星は、ハンドルを回すとそれぞれの公転周期通りに太陽の周りをまわってくれます。

公転周期が短いものは速く、長いものはゆっくり動いてくれます。

公転だけでなく、自転もしてくれます。

行ったときにはぜひ、ハンドルを回してみましょう。(祐)

 

 

 

今回は、プロメテウス火山のトンネルについてです。

プロメテウス火山の内部はトンネルになっていて、センターオブジアースに乗るためにはこのトンネルの中を進むことになります。

このトンネルは、溶岩洞(溶岩トンネル/溶岩チューブ)です。溶岩洞は、冷えて固まった溶岩の内部を溶岩が流れてできます。富士山の氷穴・風穴なんかもこれの1つです。

実際の溶岩洞と比較してみましょう。

以下の写真はハワイで見られる溶岩洞です。少し色合いは異なりますが、溶岩の成分によっても色合いは異なってきます。

https://tabinaka.co.jp/magazine/articles/62635より)

 

溶岩洞は溶岩が流れることでできますので、洞窟の下の方は流れる溶岩によって削られてなめらかに、天井の方は流れた溶岩の熱で岩石が溶かされて表面がざらざら(ごつごつしている場合も)になっているものが多いです。

洞窟だと声が響くと思いますが、溶岩洞は岩石が音を吸収するため、反響音がしないのも特徴です。

しっかりと再現されていますね。

溶岩洞の側面には、横にスジが見られることもあり、溶岩が流れることで削られてできたと考えられます。

上の写真はプロメテウス火山のものですが、上半分と下半分で様子が異なりますね。

溶岩が複数回流れるとこのように段になることもあるようです。(祐)

 

 

東京ディズニーシーに入園すると、まず初めに見るものがアクアスフィアです。

アクアスフィアとは、いわゆるU〇Jと一緒だといわれる地球儀です。

ここも地学を勉強できる重要なスポットであることを今日は話します。

U〇Jとは一味違うなと思いますよ。

 

まず、アクアスフィアとは水(aqua)+天界(球体)(sphere)を組み合わせた造語です。地球は水の惑星ともいわれますので、まさに水と地球を表したシンボルなのです。

ここのどこに地学の要素が?と思うと思います。

 

1つはこの場所の地面に描かれた模様です。

Googlemapの航空写真でこの場所を上から見てみましょう。

もう、お気づきですか?

地球を中心に一周丸い絵が地面に描かれています。

月の満ち欠けのようですね。

 

ちなみに(上半分の模様の上でしか体験できませんが)日没前にこの場所に行き、空に見えている月の形になっている模様の上に立って、中心の地球儀を見ると、自分と地球儀と月がほぼ直線に並びます。

 

そう考えるとこの青色の床の部分は宇宙を模しているともとらえられます。この場所の照明はだから星型なのかもしれませんね。

 

丸い模様の他にも直線が書かれています。

日没の時間になると、直線が集まている方向から夕日が差し込み、中心の地球儀に当たるようになっています。夕日が差し込んでくる方向にはプロメテウス火山もあり、日没前の太陽とプロメテウス火山と地球儀がほぼ直線に並ぶようにも作られています。プロメテウス火山のプロメテウスはギリシャ神話に登場する神で、天界の火を盗んで人類に与えた存在として知られています。

夕日が地球儀に当たっている状態で丸い模様の上に立ってアクアスフィアを見てみましょう。

すると、立っている模様の明るい部分と地球儀に当たっている夕日の範囲が一致するはずです。よく地学の問題で聞かれる、「この場所にある天体はどの部分が光って見えるでしょうか?」とかいうものを疑似的に体験できます。

 

地学の要素2つ目は、アクアスフィアの周囲にあるマンホールです。

そのマンホールが下の写真です。

なんか凝ったデザインになっていると思うでしょうが、これはプトレマイオスの体系に基ずく天球に似せていると考えられます。以下の写真がそれです。

プトレマイオスは天動説を唱えた人物であります。

完全に一致はしていませんが、マンホールを1つ見ても、天動説や地動説を考えるきっかけになるかもしれませんね。(祐)

 

 

 

最近の管理棟(職員室や事務室のある棟)の屋上です。

 

たくさんの白穂が揺れています。

まるでススキ野原に来たかのようです。

でも、ススキの季節は秋ですよね。

 

この植物はススキではありません。

 

ススキと同じ、「単子葉植物・イネ科」ではありますが、チガヤ(千萱・茅)という植物です。

この時期、道路端などでも多く見られます。

 

日本人の生活、文化の中に古くから溶け込んできた植物の1つです。

この尖った葉が邪気を祓うとされ、「魔除」にも使われてきました。

(葉の形が「矛」に見立てられたので、「茅」という字が当てられたとされています)

 

夏になると、全国様々な神社で「夏越の祓」という神事が行われます。

その際に「茅の輪くぐり」として用いられるのが、このチガヤです。

夏場はとりわけ細菌が繁殖しやすく、様々な伝染病が流行しやすい時期になります。

(最近も、テイクアウトを行う飲食店が増えたため、食中毒への注意喚起が促される場面が増えましたね)

こうした厄災を払う神事が、夏場に行われているのもうなづけます。

 

今年3月には、このようなニュースもありました。

「流行、早く収まって」 疫病退散の茅の輪、八坂神社に

 

報道でみた、という人もいるかもしれませんね。

これまで、伝染病によって多くの尊い生命が奪われてきました。

細菌に由来するものもあれば、ウイルスに由来するものもあります。

様々な伝染病によって、悲しい想いをした人がいます。

苦しんだ人がいて、安寧を願う人がいました。

こうした人の暮らしのなかで、チガヤは人の願いや祈りに寄り添ってきた植物と見ることもできます。

 

それでは、なぜ学校の屋上にこの植物はたくさん育っているのでしょうか。

誰かが種を撒いたのでしょうか。

 

このチガヤは「風が運んできた」ものです。

タンポポと同じく、綿毛によって種子が風に乗り、飛んでいきます。

そうして辿り着いた先が屋上だったのです。

 

チガヤは繁殖力が旺盛です。

陽を浴びてぐんぐんと育ち、根を張ってなかまを増やします。

こうした生命力の強さも、邪気を祓うイメージにつながっているのかもしれませんね。

 

しかし、その一方で農家や園芸家の方にとってはとても厄介な植物でもあります。

繁殖力が旺盛ということは、その人たちが育てたい植物の座を奪っても、成長していくからです。

(そのため、「世界最強の雑草」とも呼ばれ、「世界の侵略的外来種ワースト100」 にも選ばれているくらいです)

人間の活動にとって、何が「善」で、何が「悪」になるのか、わからないものですね。

 

学校の屋上で風に吹かれている姿は、とても美しいです。

 

ちなみにこのチガヤにも、花言葉があります。

花言葉は、誰がどのように設定したかによって諸説ありますが、「子供の守護神」、「みんなで一緒にいたい」と紹介する書籍もあるようです。(尚)

東京ディズニーシーに行くと、必ず目にするのがプロメテウス火山です。

この火山は、実際の火山を忠実に再現されており、活火山の溶岩を安全に観察できるスポットでもあります。実際にこの火山がどのように噴火して今があるのか、地形や見られる岩石や溶岩を観察すると、本物の火山のように推測することもできます。

 

今回はプロメテウス火山に見られる溶岩についてみていきましょう。

プロメテウス火山のふもとに行くと、このような岩石を見ることができます。これは、柱状節理といって溶岩が急激に冷えて固まった時にできるものです。

以下の写真は兵庫県で見られる実際の柱状節理です。

そっくりですね。

 

プロメテウス火山から流れ出ている溶岩をみると、パホイホイ溶岩であることがわかります。以下の写真はアトラクション「センターオブジアース」のスタンバイ待機列で撮影したものです。

地面が隆起をして、溶岩が流れ出ています。この溶岩はパホイホイ溶岩といって、日本では本物を観察できるのはとてもまれです。ハワイなどでよく観察できます。パホイホイとは溶岩の表面が滑らかであるという意味があります。(溶岩の表面がごつごつしているものはアア溶岩といいます。)

以下の写真はハワイで見られるパホイホイ溶岩です。

プロメテウス火山は、作り物とはいえ本物にとても近いです。そこには、クリエイターの情熱すら感じます。実際に行ったときには地学の知識を深めるためにもぜひ観察してください。

夢の国でアトラクションに乗って楽しむのも1つですが、少し周囲に目を向けてみると新しい発見や勉強ができるかもしれませんね。(祐)