もう、その存在さえ忘れかけている新型コロナ禍だが、私は、この数日、咳が続いていて、頭もふらふらしているので、もしかしたらと考え、今どうなってるのか調べてみた。
2024年8月段階で、現在の新型コロナは第11波で、「KP.3」という変異タイプ、盆の開けた今がピークになるといわれている。
https://www.ktv.jp/news/feature/240809-corona/
「もしかしたら、こいつに感染してしまったのだろうか?」
と心配になったが、仮に感染したとしても、数十年以上前から流行している「風邪」と本質的に異なるものではないようだ。
https://fastdoctor.jp/columns/corona2024
【昭和大学 二木芳人名誉教授(75歳)】によれば、
現在、流行している変異株 「KP.3」は、とにかく広がるスピードが速いです。 1つ前に流行していた変異株 「JN1」 が、 みるみる内に 「KP.3」に置き換わっていきました。
(Q.どうしてそんなに速く伝播するのか?)
実は 「KP.3」 は、 感染力はそれほど強くありません。 むしろ、前の 「JN1」 の方が強い。 ならばどうしてというと、 「免疫回避機能」です。
私たちはこれまで、ワクチンを打ったり、感染したりして、コロナウィルスに対する免疫を作ってきました。 しかし 「KP.3」 は、免疫をかわす能力が非常に高く、これまで私たちが作ってきた免疫が役に立ちません。 ですから、あっと言う間に広がってしまったのです。
■コロナ第11波 感染者数はいったん下がり、お盆明けにピーク
毎年そうなのですが、学校が夏休みに入ったこの時期、新規感染者数はいったん落ち着きます。そして、お盆休み明けに再び、どかんとくる。おそらくピークは8月20日過ぎぐらいだと思います。
若い人、健康な人は、コロナは風邪のようなものと感じているかもしれません。
https://www.ktv.jp/news/feature/240809-corona/
二木芳人氏といえば、ワクチンを強力に推進したものの、感染防止効果がないことが分かると、今度は「重症化防止効果」があると言い換えて、ワクチン懐疑派から、ずいぶん顰蹙をかった人だが、今度のKP.3では従来の免疫がきかないと言うので、また新たな別のワクチンが必要だと言い出すのかもしれない。
ワクチンが原因と疑われる、太平洋戦争なみの民間死者(年間4万人近い、統計上の過剰死)が出ているのだが、厚労省や医学界などワクチン推進派は、それを「老齢化による」と根拠のない弁明で否定し、事態を隠蔽している。
そりゃ、ワクチンが原因で死んだことが明らかになれば、日本政府が、数十兆円規模の賠償を強いられることになるので、「財務真理教」教団が命がけで隠蔽を図るにちがいない。
私は、福島第一原発事故の被曝潜伏期間が切れたことによる発癌死者が大規模に含まれていると考えているのだが、過剰死問題を取り上げてきた藤江成光氏やINDeepの岡氏は、放射能汚染に関しては不可解にも完全スルーしている。
二木教授は、KP.3ウイルスについて、「マスク、手洗い、三密を避ける」、などの常識的な対策を推奨している。
しかし、本日の現代ビジネスで、こうした医学情報は本質的に間違っているとの指摘があった。
2024.08.18 「熱中症のほうがむしろ命の危険」...《新型コロナ第11波》とまるで「オウム返し」のように危機をあおり続ける「メディアの不見識」
https://gendai.media/articles/-/135506
第◯波と数える必要はない
新変異株「KP.3」は以前の「JN.1」からほぼ置き換わったオミクロン株であり、感染して発症したとしても、重症化する可能性は基本的に低いとみられている。
高齢者や基礎疾患のある人に関しても、健常人より重症化リスクが高いとはいえ、それはどんな感染症でも同じ話だ。
第11波について、国立病院機構仙台医療センターのウイルスセンター長で、著書に『もうだまされない新型コロナの大誤解』(幻冬舎)がある西村秀一氏が解説する。
「現在、第11波と報じられていますが、たとえば第1波(2020年3月~5月ごろ)から第4波(2021年3月~4月ごろ)までを振り返ってみると、問題視する必要もないくらいの波だったといえます。今の“第11波”も、昨年の同時期から比べて感染者が増えているとはいえ、重症者や死亡者が特段増えているという話は聞きません。
いちいち第◯波と数えるために、感染者数の推移を過剰に恐れる人を増やしてしまうだけです」(以下「」は西村氏)
今年のパリ五輪でも、コロナ陽性反応を示す選手が相次ぎ、出場辞退やマスク着用が求められる状況となっていた。
日本においても、猛暑が続く炎天下の中でマスクをしている人たちを都内でよく見かける。
新型コロナ禍に入った2020年から「熱中症を防ぐために屋外ではマスクをはずしましょう」と、厚生労働省が呼びかけ続けているにもかかわらずだ。西村氏が指摘する。
「個人の自由とはいえ、見るからに暑苦しいです。感染についても基本的に屋外の広い場所であれば、すれ違う人が仮に咳をしてもウイルスを吸い込んでしまう可能性はほぼゼロ。
屋外でマスクをする必要はまったくない。連日、猛暑が続く夏場はコロナよりも熱中症のほうが命の危険があります」
東京23区内では7月、熱中症疑いの死者が123人(速報値)。前年同期比28人増で、7月の死者が100人を超えるのは2018年以来6年ぶり。救急出動も増えているという。
毎日のように熱中症警戒アラートが出ている今の時期は、新型コロナよりも熱中症を恐れるべきだろう。
「今は変異株『KP.3』が流行しているといっても、主な症状は発熱や喉の痛みなど、『重い夏風邪』程度のことが多い。患者が増えれば中には亡くなる人も出てくるかもしれません。
ただ、現状では、ウイルスが検出されても本当に新型コロナが直接的死因なのか、それとも他の原因で亡くなったのかはわからない。ピーク時のようにみなが新型コロナで亡くなっているといえる状況ではない。
『高齢者や持病のある人は気をつけましょう』とよくいいますが、そのような人たちが危ないのはコロナに限ったことではなく、夏風邪も含めどんな感染症でも同じです。新聞やテレビなどのマスメディアに出演する専門家も不用意に危機を煽るべきではありません」
危機を煽るのがマスメディアの習性とはいえ、いい加減にやめるべきではないだろうか。
2024.08.18 「手の消毒は逆効果」「ビニールカーテンは無意味」...日本人が知らない「新柄コロナは空気感染」という事実
https://gendai.media/articles/-/135514
2019年12月初旬に、中国・武漢市で初めての感染者が報告されてから、世界的流行となった新型コロナウイルス。
コロナ禍になってから約4年半が経ち、昨年5月に5類感染症に格下げしてからは一旦落ち着きを取り戻したと思いきや、今年の5月ごろからコロナ感染者が増加し続けて、今に至っている。
新型コロナ禍の当初は、『新型コロナは接触感染と飛沫感染が主な感染経路』との認識が広まっていた。
しかし、現在は『新型コロナは空気感染※が主な感染経路』というのが、WHO(世界保健機関)やCDC(米国疾病予防管理センター)など、世界中の専門家の間ではコンセンサスが得られている。(※空中を浮遊するウイルスを吸い込むことによる感染)
厚生労働省も認めているにもかかわらず、日本ではその認識が広がっていないのか、効果のない感染対策がいまだに行われている。
たとえば、スーパーやコンビニのレジに設置されているビニールカーテンだ。国立病院機構仙台医療センターのウイルスセンター長で、著書に『もうだまされない新型コロナの大誤解』(幻冬舎)がある西村秀一氏が解説する。
「ビニールカーテンは、店員側からみると目の前の客が飛沫を出しても一瞬防ぐことはできますが、そのあと、空中に漂うエアロゾル(ウイルスを含んだ微粒子)がカーテンと壁の間で滞留してしまい、ウイルスを吸い込むリスクが高まります。
同様に飲食店にあるアクリル板のパーティションも飛沫を防ぐしか効果はない。エアロゾルは空中に漂っているので、しっかり換気をするぐらいしかないのです」(以下「」は西村氏)
アルコール消毒は逆効果
ビニールカーテンやアクリル板と同様、今でもスーパーやコンビニ、ドラッグストア、書店など、店の入り口にアルコール消毒液が設置され、漫然と使う人たちがいるが、コロナ対策として無意味どころか、本人にとっては逆効果だという。
「『新型コロナは空気感染』ということを理解していれば、手を消毒しても感染を防止する効果はありませんし、そもそも一般的にウイルスは皮膚から感染しません。というのは、皮膚の一番外側にある角質層には強力なバリア機能があるからです。
ウイルスがこのバリアを破って体内に侵入するには、皮膚についた傷から物理的に突破しなければいけませんが、新型コロナのような呼吸器系ウイルスなら、その場合でも直接感染することはあり得ません。むしろ、この観点で過剰な手洗いやアルコール消毒は、皮膚のバリア機能を自ら破壊しているともいえます。効果どころか害しかなりません」
厚生労働省のホームページには「新型コロナウイルス感染予防のために」として、換気、マスク着用に加えて、手洗い・手指消毒が有効だとするなど、情報がアップデートされていないのだ。
新型コロナと共生する道しかない
結局のところ、毎年冬に流行するインフルエンザと同様、新型コロナウイルスも共生していくしか道はないのだろうか。
「新型コロナは、季節性インフルエンザと同じく主に上気道(鼻から喉までの気道)でウイルスが増えます。上気道に病巣が限定されると重症化せず、場合によっては症状が出ないこともある。その分、感染者の行動範囲が広がりやすいためにここまで拡大してきました。その性質は変わりようがなく、一旦収束したように見えても、ウイルスは社会から完全には消えません。
また、これまでのコロナでもインフルエンザでも経験してきたように、流行自体を抑え込むことは、ワクチンも含めどんな感染対策をやっても無理。今のコロナは、たとえ免疫から逃れるように変異しても突然極端に強毒化することは、ウイルス学的にも考えにくいので、これからずっと付き合っていく感染症だと捉えていくしかないでしょう」
高齢者や基礎疾患のある人は気をつけるに越したことはないが、それ以外の人は特に神経質になるべきではない。
また、今のコロナで感染者が増えているとはいえ、そのために過剰な医療不可が問題にはなっても、ウイルス自体は弱毒化する一方。
適度な感染対策はやっても、むやみに神経質になる時期は、とうに過ぎ去っているのだ。
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引用以上
近代日本史上では、実は新型コロナ禍よりも桁違いに深刻なパンデミックが、いくつか起きていた。
第一は、第一次世界大戦前に起きた、スペイン風邪である。
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/b09904/
スペイン風邪は、1918年当時、世界人口が18億人と推計されていたとき、約1億人の感染死者を出したといわれる。
私の祖母が、当時、三重県の富田町にいたのだが、岐阜県の黒川村で若者たちの3割が死亡して働き手が失われたことで、当時の村長が黒川村への移住を呼びかけて、1920年に移住したのだ。
https://ameblo.jp/tokaiama20/entry-12693425249.html
祖母の家は、黒川村で、富田屋と伊勢屋という二軒の雑貨屋を経営していたのだが、スペイン風邪のため村がひどく貧しくなってしまい、結局、二軒とも売り掛け回収不能で潰れてしまった。
それから、私の子供の頃なのだが、1957年からA香港型(香港風邪)が深刻なパンデミックを引き起こしたことがあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/H3N2%E4%BA%9C%E5%9E%8B
1968年から翌年にかけて少なくともおおよそ50万人が亡くなったと考えられる。また、アメリカでも500万人の罹患者が出ており、33000人が亡くなった。
このときの日本の保健衛生当局の対策は優れたものだったと語り継がれている。
当時は、もちろんエアコンなど、ほとんどなかったので、学校や職場では、まず換気が徹底的に求められた。次はマスク着用だ。
あとは免疫を高めるため、暖かくしたり、体の循環を良くしたりが指示された。
これは、新型コロナ禍でも、もっとも大切な対策として援用できるものだ。消毒、ビニールカーテンやアクリルボードなどに効果は薄く、換気がウイルス排除に最大の効果を持っていた。
ごくわずかにウイルスが残るという指摘に対しては、人間には、元々「交叉免疫」という機能があり、極微量のウイルスに感染を繰り返すことで、免疫系を鍛えている。
大量に感染すれば発病するが、極微量なら交叉免疫として機能するので、過剰な消毒など無意味だったのだ。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827311.html
アルコール消毒が無意味であることは、上に紹介されている。むしろ皮膚常在菌機能を殺してしまうわけだ。
池袋の坊ちゃん先生こと、大谷義夫氏も、ワクチン接種を強調するより、免疫系を鍛えることを強く勧めていた。
大谷氏は、歩行により循環機能を高めること、そして日光浴を推奨していた。ビタミンD食品を大量摂取しても、日光浴が行われなければ効果は小さい。
人間は、もの凄い量の微生物汚染環境に対して、体液の循環と日光浴で対抗してきたのである。
なお莫大なウイルスを放出する患者を相手には、N95マスクが必需品になる。大谷氏は、毎日10枚以上を使い捨てにしていることを明らかにした。
ネット上には偏執狂的にマスクが無意味だと主張する人がいるのだが、私は、患者が大量にいるときは、マスクが必要であると考えている。
また、大谷氏は、森林浴などの散歩中には、マスク着用が無意味と指摘していた。