独裁願望 | tokaiama20のブログ

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「自分が他人より上に立って、人々を見下したい」
 と熱望する人たちは非常に多く、それは幼い頃から競争に晒され、優位に立たないと周囲に怒られる、優位に立てば、周囲が大喜びして褒めてもらえる、という無数の体験の上に築かれ、洗脳されきった価値観である。
 https://www.youtube.com/watch?v=LS7QqUgQvbw

 実は、私もそうだった。父親がコンプレックスの塊で、幼い頃から成績で優位に立つことを強要されていたが、心理的圧迫感から、すっかり立身出世願望に嫌気がさして、今のようなひねくれた、孤独な窮乏老人の私が成立している。
 「いつでも他人より上でないと納得できない」という価値観は、私の人生を見事に破壊させ腐食させてくれた。
 https://www.youtube.com/watch?v=BJigJNkwqEo

 大正生まれの父親の世代は、「末は博士か大臣か……」立身出世価値観の、たぶん日本史上でも最盛期だったかもしれない。
 「自分は優れている……自分たちは優れている」
 自分が一番にならなくとも、地域社会や国が一番になってほしかった。なんでもいいから他者を押しのけて見下し、「あの人は凄い人だ」と言われたい。

 「優れたものだけが正しい」と人々が思い込むようになった社会、それは過去にも存在した。1940年前後のドイツ社会とイタリア社会、そして日本社会だ。
 これをファッシズムと呼んでいる。ドイツではナチズム時代、「T4作戦」と名付けられた、「国の役に立たない障害者を抹殺する」という政策が実行され、およそ40万人の障害者がガス室に閉じ込められて殺された。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828568.html
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828186.html

 「優れたものをだけを求める」、これを人生の目的とした人々は、現在に至るまで無数にいて、社会で問題を引き起こす人の大多数を占めている。
 また人類の歴史における「悪事」のもっとも多い共通点といっていいだろう。

 「自分が一番になれなかったなら息子を一番にしたい」
 これがコンプレックスに苛まれた父親に共通した願望だった。それほど他人から羨まれたい人々が多かったのだ。
 だが、そうした願望は子供に強いストレスを与え、結果として無理強いされた子供ほど、親の願望とは正反対の、周囲から尊敬されない人物になることが多かった。
 まあ、私も、その一人である。本当に恥ずかしいんだけど。

 日本の人々は、自分が見下される人生への心の補償として、親族や地域や国家に優越性を期待することが多かった。
 まだ儒教による身分制度の強かった19世紀末、1894年、日清戦争が起き、1904年、日露戦争が起きた。この二つの戦争は、帝国主義の強大国家だった、清やロシアを相手にしたもので、東洋の小さな島国が勝利するなんて信じた人は、ほとんどいなかっただろう。

 だが、世界の予測を裏切って、いずれも日本が勝利を収めた。世界も驚愕したが、本当に驚いたのは日本国民だったかもしれない。
 人々は、「自分たちは凄い国民だったのだ……」と酔いしれ、提灯行列を繰り広げ日本の勝利を祝った。

 だが、この勝利によって、大多数の国民は、日本の実力を過大に評価してしまい、「天皇を戴く神国日本は無敗の帝国」と信じてしまった。
 帝国軍人たちは「大東亜帝国」の妄想に突き動かされて、国力を無視した東アジア全域への帝国主義的侵出に走った。
 そして、ついに国力が日本の数十倍もあるアメリカとの戦争に突っ走ってしまった。

 アメリカにとっては、この戦争は、ニューデール大恐慌による経済衰退から抜け出す絶好の需要となった。戦争による消耗は、産業を活性化させ、人々は戦争によって緊張感を得て、誰もが実力を全力で発揮しなければならい緊迫した社会になった。
 日本人もまた全力を出したが、国力が数十倍もあるアメリカに勝てる道理がなかった。
 それでも善戦したので、最後は、アメリカは禁じ手の核兵器を使用して日本を追い詰めた。

 私は、もしも、日清日露戦争の奇跡的な勝利がなければ、太平洋戦争は起こらなかった、原爆も使われなかったと考えているが、本当に米国を怒らせ、原爆投下の原因になったのは731部隊と登戸研究所による細菌兵器の風船爆弾だと考える人もいる。
 この生物兵器は裕仁天皇が猛反対して使用されなかったが、アメリカは知っていた。

 太平洋戦争を前にして、日本は軍部による独裁社会になった。
 「日本国民は天皇陛下の赤子」と決めつけられて、天皇制に無条件盲従させられることになった。あらゆる国民の価値観は、「天皇制軍部独裁社会」一色に染められることになった。

 この価値観の強要は、今、中国やロシア、ベラルーシ、北朝鮮などでも起きていることだ。
 我々は、このような独裁政権の価値観の終末、結末が、過去の歴史上で、穏やかにソフトランディングした例が存在しなことを理解する必要がある。
 すべての独裁政権は、そのまま平和にしぼむことはない。必ず戦争によって破壊されるのである。

 もしも平和的に消滅した独裁政権が過去にあったなら教えてほしい。独裁政権は、成立した瞬間に、多大な犠牲を伴って戦争で破壊されることが約束されているのだ。
 だから、人類は、少なくとも第二次大戦が終わってから、地球上に独裁政権が登場することを許してはならなかった。

 だが、地球から戦争が消えたなら困る人々がいた。それが軍需産業を独占する大企業である。例えば、ベクテル・ロッキード・グラマン・ボーイング・デュポンなどだ。全部ユダヤ人が経営している。大半がロスチャイルドやロックフェラー・モルガン・メロンなどの系列で、FRB経営者と一致している。

 アメリカという国は戦争がないと生きてゆけない。戦争で人間とともに兵器を消耗してくれて、生き延び、ボロ儲けすることができる。だからアメリカにとって戦争は必需品である。
 だから、アメリカは世界で一番たくさんの戦争当事者になっている。

 アメリカには戦争を引き起こす敵対者が必要なのだ。
 その敵対者こそ、共産主義国家であり、中国、ソ連→ロシア、北朝鮮であった。アメリカが北朝鮮のような人権破壊国家を延命させてきたのは、アメリカにとって存在することが都合の良い国だからだ。

 彼ら軍事独裁政権を生き延びさせることで、巨額の兵器を保有する理由が成立し、ウクライナのような局地戦争に武器を送り込む理由が成立し、戦争による消耗がユダヤ系軍需企業の懐を潤す仕組みになっている。
 だが、最後は、独裁政権は、結局、戦争で自滅することによってしか消えることができない。
 だから、第三次世界大戦は、第二次世界大戦直後に、始まっているといっていい。

 ユダヤ系軍需産業が、戦争とともに存在する本当の理由は、実はユダヤ人が信仰するタルムードと旧約聖書にある。
 ユダヤ人は「神の選民」であって、ユダヤ人以外は、ユダヤ人に奉仕するためのゴイム(家畜)にすぎないとタルムードに明記されている。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828398.html

 「家畜同士を争わせて武器と命を消耗させて、ユダヤ人だけがボロ儲けをして世界を支配する」のがユダヤ人の使命だという。19世紀はじめに書かれた「シオンの長老議定書」(太田竜訳)にもそれが書かれている。
 このため、ユダヤの子供たちは、幼いうちから旧約聖書の陰謀(トーラー五書)を暗誦して、世界を支配する方法を学ぶのだ。

 つまり、独裁願望を実現している中ロのような国家が成立すると、それはユダヤ人国家アメリカにとって実に美味しい存在になる。
 徹底的に対立させて、武器を大量に生産し、朝鮮・ベトナム・ウクライナなどの戦争によって人々の命と共に大規模に兵器を消耗させ、その需要によってウハウハのボロ儲けができるのだ。
 最後には世界戦争を演出し、人類を大量に間引くことができる。

 ユダヤ人キッシンジャー(元米国務長官)は、人類を現在の5%以下に間引く必要があると1974年に発言している。
  https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5948059.html
 ビルゲイツは、疫病パンデミックのワクチンによって間引けると2009年頃、発言した。

これが、これから約束された第三次世界大戦の本当の理由である。
 セルビア大統領は、2024年、「あと数ヶ月で第三次世界大戦が勃発する」と予告した。
 https://x.com/ShortShort_News/status/1802622209849958893

 信頼性の高い未来透視者だった、アロイス・アルメイヤは、恐ろしい毒ガスが欧州にぶちまけられると書いている。中国軍がカナダに侵攻するとも書かれている。
 https://www.youtube.com/watch?v=EdcTPvwZMUw

 私も、2022年2月末にロシアがウクライナに軍事侵攻したとき、第三次世界大戦の勃発を感じた。すでに世界大戦が始まったのだと……。
 西側諸国の実力からすれば、ウクライナ戦争など数十日で止められたはずだ。ロシア経済を徹底的に止めればだけのことだ。しかし、しなかった。
 その後2年以上も、ウクライナ戦争が続けられ、膨大な兵器と若者たちの命が失われた。日本は1兆数千億円の戦争資金をウクライナに送っているのだという。

 誰がトクをしているのか、考えるだけでウクライナ戦争の本質が見えるのだ。
 そして、この戦争が間違いなく第三次世界大戦に発展することが理解できる。
 習近平・プーチン・金王朝・ルカシェンコ王朝も、ヒトラーやムッソリーニ、そして日本の原爆投下のようになる運命が約束されている。
 もちろん日本も戦火に巻き込まれて、膨大な人々の命が失われる。
 ファッシズムにはハードランディングによる滅亡以外の運命が残されていない。

 こうした残酷な人類史がどのような理由で引き起こされるのか?
 それを私は冒頭に書いたつもりだ。つまり、幼い頃からの競争主義の洗脳が、他人を押しのけて、自分が一番になるという独裁志向をもたらすのである。
 幼稚園で行われているかけっこやお絵かきで、子供たちに順位、序列をつけて優秀さをもてはやせば、行く末に必ず独裁政権への道が見えてくる。

 人が人を差別して、序列をつけて喜ぶ価値観が、第三次世界大戦と人類滅亡を招くのである。
 差別は、競争を生み、「優れたもの」を産み出すのだが、同時にそれは、人類の滅亡を引き起こす悪をも産み出すことを理解する必要があるのだ。