現実味を帯びる「もしトラ」時代 | tokaiama20のブログ

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 アメリカ共和党が、トランプ新政権一色に染まっているように見える。
 
 米大統領選 共和党ヘイリー氏 撤退 トランプ氏 指名獲得確実に 2024年3月7日
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240306/k10014380641000.html

 すでに有名になっているトランプの低俗下劣な人間性を支持する人は、共和党内でも、底辺の扇情的なブルーカラー一色であり、インテリジェンスのある人たちは共和党から逃げ出しているといわれる。
 共和党内は奇っ怪な「陰謀論」に満ちていた。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/19d7ba402740d708e759e3d496a4831481f99987

 トランプは、元大統領在任中に、自分の息のかかった極右最高裁判事バレットを送り込んで共和党優位の最高裁判事分布を確立していたので、今回の大統領選出馬資格が最高裁で容認されたのは筋書き通りだった。
 https://www.bbc.com/japanese/54313412


 日本にも脅威…「もしトラ」におののく世界 トランプ氏返り咲きなら「より劇的に、根底から変わる」2024年3月7日 東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/313534

 以下引用
 アメリカ大統領選の共和党の候補指名争いは、トランプ前大統領(77)が「スーパーチューズデー」の15州のうち14州で勝利し、指名を確実にした。
 米国第一主義を掲げる同氏の陣営や支持団体は、すでに2期目を見据えた計画を練り始めているとされる。「もしトランプ氏が大統領に返り咲いたら」―。高まる再選シナリオが、早くも米国と国際社会を揺さぶっている。(ワシントン・浅井俊典)

 ◆「不法移民は侵略者」「全米で中絶禁止」公言
 「この3年間、米国がひどい打撃を受けるのを見てきた。この国を取り戻すときだ」
 トランプ氏は5日夜の勝利演説で、支持者らにこう訴えた。約18分の演説に込めたのは、国際協調や多様性を掲げて再選を目指すバイデン大統領(81)への批判と、米国第一主義への回帰だった。

 米南部国境に殺到する不法移民の問題について「最悪の侵略だ」と発言。これまでの選挙戦で、欧州の同盟国軽視、全米規模での人工妊娠中絶の禁止といった波紋を広げる言動や2期目の計画が報じられても、共和党内の支持率は低下することなく、指名レースを独走してきた。
 トランプ氏に近いギングリッチ元下院議長は米メディアに対し、2期目のトランプ政権が「より劇的に、米政府を根底から変えることになる」と伝えた。

 ◆まず、大統領権限拡大と政敵への報復
 トランプ氏の発言や、保守系シンクタンク、ヘリテージ財団などによる政権移行計画によると、トランプ氏がホワイトハウスに返り咲いた場合、最初に手を付けるのは大統領権限の拡大と政敵への報復だ。

 陰謀論者が多用する「闇の政府(ディープステート)」という用語を連発し「解体する」と繰り返し主張。政策実現の障壁とみなした連邦職員を大量に排除し、自身に忠実な職員と入れ替える。司法省への影響力を強め、バイデン氏とその家族、トランプ氏に批判的な政府高官への捜査を指示する考えを示している。

 ◆ウクライナ侵攻「24時間で終わらせる」
 同盟国にも容赦しない。防衛費を適切に負担しない北大西洋条約機構(NATO)加盟国は「守らない」と発言。「ウクライナでの戦争を24時間で終わらせる」と、独断で和平案を推し進める可能性もある。

 すべての輸入品に10%の関税を課すことも検討している。トランプ氏は2018年、鉄鋼の大量輸入は安全保障上の脅威として、日本などを対象に追加関税を発動。日本政府や企業も無関係ではいられない。
 トランプ氏の陣営関係者は、同氏が大統領職を1期4年務めた経験から、こうした計画を「円滑に実行するだろう」と主張する。

 ◆大卒者や穏健派、無党派層は敬遠も
 ただ、過激な言動や2021年1月の米議会襲撃など4つの刑事事件で起訴されたことを大卒者や党穏健派、支持政党を持たない層が敬遠し、本選の行方に影響を及ぼす可能性がある。
 ニューヨーク・タイムズ紙によると、5日のノースカロライナ州予備選では、大卒者の多い地域のトランプ氏の得票率は60%で、少ない地域より20ポイント以上低かった。

 バージニア大のラリー・サバト教授(政治学)は、これまでのトランプ氏の政策や言動が、党内から大卒者やホワイトカラーの多くを追い出したと指摘。「トランプ氏は非常に攻撃的で敵も多い。こうした性格が災いして、再選が阻まれることも考えられる」と話した。
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 引用以上

 トランプが大統領に返り咲いたとき、最初にやることは、
 ① 大統領権限を拡大し、独裁的権力を確立する。司法機関も共和党が指揮権を発動し、トランプへの捜査を強制終了させる。
 ② プーチン独裁を支持し、クリミアをロシアに完全に明け渡す。
 ③ バイデン民主党に対する復讐的弾圧を行い、ただちにバイデンと関係者を逮捕する。民主党をディープステートと決めつける。
 ④ メキシコなどの移民を完全封鎖し、強制帰還させる。
 ⑤ ウクライナから即時手を引き援助も中止。NATO諸国をプーチンロシアが攻撃しても守らない。
 ⑥ 輸入品に10%関税をかけ、とりわけ日本からの鉄鋼などの輸入に追加関税をかけて競争力を奪う。
 ⑦ 司法機関を共和党が支配することで、全米で中絶禁止を徹底する。

 などが、トランプ自身によって表明されているので、実現するだろう。
 アメリカ国民にとって最大の問題は、すべてのライフスタイルが、共和党支持層の中核にいる「プロテスタント福音派」の超保守主義によって支配されることだ。
 わけても、これまで共和党政権は、必ず妊娠中絶への強い敵対意識を示し、麻薬使用により胎児が死んだときでも殺人として妊婦を逮捕し、十数年という懲役を科してきた。
 強姦されて妊娠しても、中絶した場合、妊婦も手助けした医師も殺人罪に問われた。

 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6111159.html

 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5922352.html

http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6057169.html

トランプが宣言しているアメリカ全土での中絶禁止命令は、どのような問題を生むのか?
 【ロビン・レヴィンソン=キング、BBCニュース
 米オクラホマ州の先住民の女性(21)が流産した後、故殺罪に問われ裁判で有罪となった。人々から怒りの声が上がったが、そうした経験をしたことがある女性は彼女だけではなかった。
 ブリトニー・プーロー被告は、妊娠して4カ月ほどだった昨年1月、病院でおなかの中の胎児を失った。
 その後、誕生しなかった息子に対する第1級故殺罪に問われ、今年10月に禁錮4年の有罪判決を受けた。
 流産で苦しんだ彼女が、一体どういういきさつで、胎児を殺したとして収監されることになったのか――。そのことが、インターネットやメディアで大きな話題になった。】

 アメリカ女性の基本的人権は、トランプ新政権の前に風前の灯火といっていい。もしトランプ勝利なら、何が起きるのか? それは旧約聖書の世界であり、ユダヤ教やモルモン教、エホバなどの宗教的倫理が重い刑罰で米国民に強要される時代がやってくることを意味している。
 そして米国民人権の最後の砦、連邦最高裁は、トランプが任命した判事が多数を占めるようになっている。

 また、トランプが表明している、日本への重関税措置、そして日米安保条約に対して負担金を4倍以上に増額させる計画、さらに、彼が公言している習近平政権との取引が実現した場合、トランプ政権は、習近平に譲歩して、日本政府に対し、尖閣諸島を中国に明け渡すように指示する可能性が強い。 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/89386

 トランプは基本的に博徒であり、取引が三度の飯より大好きという人物である。ロシアとも中国とも取引をしたがる。このとき、台湾保全と引き換えに尖閣諸島を中国共産党に提供させる可能性が小さくない。
 また日米安保条約5条をタテに、米国議会が承認しない限り、日本本土をアメリカが守るため、軍事出動することはないと示唆している。その議会は共和党が主導権を握っているので、安保出動は拒否されるだろう。
https://globe.asahi.com/article/13077339

 トランプは、米国国益ファーストを公言する人物であり、米国のユダヤ人たちの代理人でもある。トランプは在任中に、正式にユダヤ教徒に改宗しているのだ。
トランプは、イスラエルに出向き、嘆きの壁にユダヤ教徒の装束で参拝し、ゴラン高原をトランプ高原と改名させ、イスラエルのものと宣言し、エルサレムに米国大使館を移した。
 
 ユダヤ人? トランプ 2019年03月26日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081199.html

 つまり、トランプはネタニヤフ=リクードの盟友であり、すなわちイルミナティの代理人である。つまり、彼が口先で否定しているディープステートの一員なのだ。

 もしトランプ新政権ができたなら、たちまち、ガザやヨルダン川西岸は更地になってユダヤ人が入植し、パレスチナ先住民は皆殺しになるだろう。
 トランプはイルミナティへの敵対者では絶対にない。トランプ政権はダボス会議の指示どおりに動き、SDGsによるイルミナティ戦略は大きく前進するだろう。
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6104850.html

 トランプ新政権は、重関税を強要することで日本社会を追い詰め、米国内の日本車も追放してしまうだろう。ただ、化石燃料による温暖化説を否定し、ダボス会議のEV戦略と矛盾したことを発言してきたので、これから、どのようにすりあわせるのか見物だ。
 露骨な米ファースト主義者であり、福音派やユダヤ教の代理人でもあるトランプが、ユダヤ教の苛酷な倫理によって、どう自己矛盾を来すのかも見物だ。

 トランプが行ってきた女性に対する迫害は、ユダヤ教や福音派の倫理から見ても、処刑抹殺に値するものばかりなので、とんでもない矛盾だらけの政権が約束されている。
 これからは、彼が在任中に行った無実の死刑囚に対する死刑執行も厳しく糾弾されることになり、全米の人権派女性たちを、中絶禁止命令によって真正面から敵に回している。
 トランプの周囲は、世界中で敵だらけなのだ。彼の盟友は、もしかしたらプーチン一人だけかもしれない。

 こんな粗暴で人間性も低く、知能も低い人物がアメリカ大統領になるのは、アメリカという国全体の知能や人間性が低下していることを意味している。
 政治の表舞台から、もはや判断力のあるインテリたちは逃げ出している。妄想と感情だけに支配された低俗下劣な、まるでバイオハザード=ゾンビばかりが徘徊する社会になっているのだ。

 インテリたちはといえば、人類の未来を暗黒に閉ざす、原子力発電やAI社会に夢中になっていて、新自由主義に洗脳されて、目先のカネばかりを追い続ける、これもゾンビ社会になっている。世の中のどこを向いても、利己主義しか見えなくなっている。

 私には、正真正銘の人類の終末が目の前に近づいているという印象しか持てない。