メディアも地質地震専門家も誰一人、巨大断層の存在を発言しない? | tokaiama20のブログ

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1月1日の能登半島巨大地震発生後、すでに24日目に入っている。
 私は、この地震が、20年前に琉球大学、木村政昭名誉教授が提唱した「日本列島断層」の活動だと、何十回も書き続けてきた。それは、すでに5年以上も前からだ。

 なぜ執拗に書き続けているかというと、ほぼすべてのメディアや地質学者、地震学者たちが揃って、日本列島断層に完全無視を貫いてきたからだ。
 今、検索してみても、1月1日以降、能登地震が巨大断層によって引き起こされていると指摘したメディア、ニュースは皆無だった。もちろん地震学会も地質学会も何一つ発言していない。

 それどころか、地震のメカニズムは、地下水だなどと意味不明の奇説を地震学会の公式見解であるかのように拡散し続けている。
 テレビも新聞も週刊誌も、地震学者も、巨大断層活動について誰一人発言しないのである。

 私が能登や佐渡の特異な地溝帯地形に気づいたのは、すでに20年以上前だ。
 地図を見ていて、能登半島の付け根と佐渡の中央部が、一つのライン上にあることに気づいた。
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  もちろん、このあまりにも鮮明な特異地形=地溝帯については、かなり昔から論文が発表されている。

 これは、昭和7年=1932年、今から100年近くも前に書かれた能登と佐渡の視覚的に特異な地溝帯の存在について書かれた学術論文である。
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/grj1925/8/3/8_3_171/_pdf

 私は、この地溝帯について検索していて、ぶったまげることになった。
 日本政府の地震本部が、東日本震災直後にまとめた資料が公開されている。

 邑知潟(おうちがた)断層帯
 https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f055_ochigata/#:~:text=%E9%82%91%E7%9F%A5%E6%BD%9F%EF%BC%88%E3%81%8A%E3%81%86%E3%81%A1%E3%81%8C%E3%81%9F%EF%BC%89%E6%96%AD%E5%B1%A4,%E6%96%B9%E5%90%91%E3%81%AB%E5%BB%B6%E3%81%B3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 <過去の活動>
 邑知潟断層帯の平均的な上下方向のずれの速度は0.4-0.8m/千年程度と推定されます。最新活動時期は、約3千2百年前以後、9世紀以前と推定され、その際には、断層の南東側が相対的に2-3m程度高まる段差や撓(たわ)みが生じた可能性があります。また、平均活動間隔は1千2百-1千9百年程度であった可能性があります。

<将来の活動>
 邑知潟断層帯は、全体が1つの区間として活動する場合、マグニチュード7.6程度の地震が発生すると推定されます。その際には、断層の南東側が相対的に2-3m程度高まる段差や撓みが生じる可能性があります。
 本断層帯では、活動間隔の長さと比較して最新活動時期の幅が広いことから、通常の活断層評価とは異なる手法により地震発生の長期確率を求めています。そのため信頼度は低くなりますが、今後30年の間に地震が発生する可能性が我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属することになります。
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 一部
引用以上
 おいおい、M7.6が起きると書かれているじゃないか!
 政府は知っていたんだ。しかし、この断層の真上に、志賀原発を建設して2011年まで稼働させ、珠洲原発を建設しようとしていたが地元の反対運動で断念させられた。
 つまり、M7.6の巨大地震が起きると知っていて作らせたのだ! 巨大地震で、とんでもない地殻変動が起きることを百も承知で、原発を二つも作ろうとした。

 本当に幸いなことに、2003年、珠洲原発計画は中止された。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%A0%E6%B4%B2%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 今回の能登半島巨大地震の震源地断層は、完全に珠洲原発の建設予定地そのものだった。現地は、今回の地震で、再起が危ぶまれるほどの壊滅的被害を受けた。5m近い津波も確認されている。80Kmにわたって地盤が数メートルも隆起したというのだ。
 http://jishinga.com/tokushuu/SUZU_S6_KYOU/main.html
 もしも、稼働していてフクイチ事故のようなメルトダウン事故を起こしたなら、北陸や新潟県は、壊滅していただろう。佐渡も恒久避難になっていた可能性が強い。

 今回の能登M7.6で、実際に動いたのは、邑知潟断層帯というより、能登半島北岸に沿った、珠洲市付近の未知の断層帯だという。だが、サンアンドレアス断層に匹敵するほどの巨大断層だったなら、数十キロの誤差なら問題にならないだろう。

 こうした断層は、北米プレート・太平洋プレート・フィリピンプレートが日本列島に押し寄せ、ユーラシアプレートをひずませ、何百万年もの間、活動を繰り返し、グズグズに壊れた岩盤が陥没して地溝帯を形成している。
 実際に割れて活動する断層は、数百万年の間に、どんどん移動する。歪みの圧力は、地殻岩盤の壊れた柔らかい部分を狙って解放されるのだ。
 だから、断層の幅も、数十キロの極太であると見る必要がある。

 この日本列島断層は、中央構造線が淡路島で分岐し、野島断層を経由して1995年、阪神大震災を引き起こした。
 そして淀川、琵琶湖を経由し、敦賀市から北国街道に抜け、金沢から能登半島、佐渡、奥尻島、樺太に向かっている。
 
 木村政昭名誉教授のホームページに詳細が記されているのだが、なぜか地震直後から、ほとんどアクセス不能になっている。
 https://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/

 そもそも、私は、中央構造線の、四国吉野川や紀伊紀の川の地形を見て、あまりにも鮮明な地溝帯地形を理解していた。


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 吉野川~紀の川を見れば地溝帯の幅が数キロもあることが明瞭に見える。
 四国の佐多岬半島は、断層が陥没して形成されたこともはっきり分かるし、淡路島で分岐して神戸を経由し、淀川に入って琵琶湖を北上している姿も明確に見える。

 そもそも、琵琶湖がどうやって生まれたのか? 古代の琵琶湖は、伊賀盆地だった。それが60キロも移動して現在の琵琶湖になった。
 https://www.tukicha.com/fumi/%E5%8F%A4%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96%E7%99%BA%E7%94%9F%EF%BC%88%E8%AA%95%E7%94%9F%EF%BC%89%E3%81%AE%E5%9C%B0%E3%80%81%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%83%BB%E6%9C%88%E3%83%B6%E7%80%AC/

 この理由は、日本列島断層(花折断層)の巨大地殻変動が繰り返されたことを意味する。地形的な陥没が、どんどん北西に向かって進行したのだ。ということは、これからも数千年に一回は同じことが起きる。

 一番問題なのは、敦賀市の存在する北国街道の地溝帯だ。
 ここに巨大断層が存在しているのは確実で、もしそれが知られれば、15基もあり5基が現在も稼働している若狭原発群のその恐ろしい危険性から即時廃止しなければならなくなる。

 ここでは、400年前に、天正地震、慶長地震、そして寛文近江若狭地震が起きている。いずれもM7.5~M8の規模だ。また明治美濃地震も、この断層の活動であることが疑われている。
 だが、400年間の空白があるのだ。いつ若狭で巨大地震が起きても不思議ではない。
 https://www.data.jma.go.jp/fukui/shosai/051kanbun_jishin.html

 この地震を引き起こしたのは、花折・三方断層である。つまり日本列島断層である疑いが強い。
 そして、震源地は、現在の若狭15基の原発群を直撃している。
 運転管理しているのは、隠蔽改竄とデタラメ運営の悪名高い関西電力である。

 だから、原発マフィアと呼ばれる反社会勢力の関西電力は、必死になって、断層の存在を隠蔽し、敦賀原発の真下に断層が確認されても、そのデータを改竄し、改竄が暴露されても、なお、活動断層ではないと言い張っている。
 
  <敦賀原発2号機審査中断>原電の地質データ書き換え、見えぬ動機 「改ざん」認定なら再稼働なしの可能性 2021年8月18日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/125256

 私は、原発に疑問を抱いた大飯町長を殺害せよと指令を出したほどの反社勢力関電が、あらゆる地質データを改竄し、研究者に資金援助などを通じて口封じし、また地震学会も買収しているとしか考えられない。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081394.html

 福井市で震度5の地震が起きたとき、私の住む130Km離れた中津川市で震度3だったのに、50キロしか離れていない敦賀市では震度1だった。
 これは震度を小さく見せるため、データの改竄か、地震計を固い揺れない地形の岩盤に設置したとしか考えられない。

 そもそも、全国のリアス式海岸はどうして生まれたのか? 若狭や松島の地形は陥没地形だが、どうして、こんな巨大な陥没が生まれたのか?
 どうして東尋坊が成立したのか?
 その決定的な答えが、今回の能登地震に現れた。

 能登半島地震の影響で、石川・輪島市では、海岸線が85kmにわたり隆起し、海側へおよそ250メートルほど拡大していることがわかりました。専門家は「3,000年から4,000年に1回の規模」だという見方を示しています。
 https://www.fnn.jp/articles/-/640671

 東京ドーム94個分が数秒で陸に…能登半島大地震「最大4mの地盤隆起で輪島の海が消えた!」1/19(金)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/750195c1c9791460ae9bcb1f59b5f2bb44e1ed65

 巨大断層というのは、数千年に一度、瞬時に、このような恐ろしい地殻変動を起こすことが、今回鮮明になった。
 わずか数秒で4mもの隆起が起きた。この逆の陥没も起きる。これを見ていれば、若狭リアス式海岸や東尋坊が、どのように成立したのかも肌身感覚で理解できる。
 これが日本列島巨大断層の活動なのだ。

 こんな活動を見せつけられて、何も感じないで原発推進を続けるというのなら、それは狂気そのものだ。全員「カッコーの巣の上」で住んだ方がいい。
 だから、私は、原発推進者、そして原発に寄生して生きている人々は、一人残らず、インパール作戦を指揮して、10万人の日本兵青年を無駄死にさせた、牟田口廉也のコピーだと言っている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9F%E7%94%B0%E5%8F%A3%E5%BB%89%E4%B9%9F

 人の命や子供たちの未来よりも、原発利権のなかでおいしい汁を吸って生きたい連中なのだ。
 こんな連中に、日本人として生きている資格はない。安倍晋三と同じ運命に至るべきだ。
 
 日本の巨大断層 2018年06月21日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828307.html

  日本列島断層 2018年09月05日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828163.html

  木村政昭氏(琉球大名誉教授)による「日本列島断層論」は、なぜ無視されているのか? 2021年01月17日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827397.html

  能登巨大地震の恐ろしさについて指摘しはじめたのは3年前からだ。

 日本海能登沖M6.1地震について 2021年09月30日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5843957.html

 能登半島の恐ろしい異変 2022年04月23日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5918175.html

 巨大地震連鎖が始まったかもしれない 2023年05月06日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6034884.html