フクイチ事故のヨウ素131汚染は千葉県・栃木県を直撃した | tokaiama20のブログ

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フクイチ事故のヨウ素131汚染は千葉県・栃木県を直撃した

 2011年3月に起きた、東日本大震災に伴う福島第一原発、放射能汚染事故、チェルノブイリ事故の数倍の放射能を放出したが、たまたま、3月の冬型気圧配置下で季節風が大陸から吹き出しているときだったので、大半が太平洋に流れた。
 このとき、福島沖の太平洋上にいた米軍艦船では震災救援を目的にした「トモダチ作戦」によって深刻な被曝が発生し、約20名が被曝死したことで後に大規模な訴訟が提起されている。
 https://www.ourplanet-tv.org/38024/

日本政府やIAEA(国際原子力推進機関)は、フクイチ事故の放射能放出量は、チェルノブイリ事故の数分の1以下と発表しているが、世界の原発事故研究者の間では、この発表はひどいウソで、本当はフクイチ事故の大気放出の合計は、チェルノブイリの5.6倍から8.1倍と推定されている。
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827755.html

 元記事 https://www.counterpunch.org/2018/04/27/move-over-chernobyl-fukushima-is-now-officially-the-worst-nuclear-power-disaster-in-history/

 フクイチ事故で日本列島周辺に拡散された稼働中原子炉の放射性物質の経路は、以下のシュミレーションに表され、太平洋に、どれほど凄まじい放射能が流れたのかが一目瞭然であって、トモダチ作戦の主役であった空母ロナルドレーガン乗組員が、未曾有の放射能被曝に遭った理由が鮮明に見える。
 https://toyokeizai.net/articles/-/663168

 フクイチ事故放射能拡散シュミレーション
https://www.youtube.com/watch?v=L6ysi7GooD4&ab_channel=MrEDANO311

 このシュミレーションを見ると、日本列島内を汚染した放射性プルームは、全体のわずかな量で、そのわずかなプルームのなかで、もっとも大量に汚染が起きたのが、フクイチから北東、飯舘村、伊達市方面だった。

 このとき、民主党政権のフクイチ事故対策担当相だった細野豪志は、当時の福島県知事の佐藤雄平と共謀して、放射能汚染測定プログラムだったSPEEDIシステムのデータを隠してしまい、避難者の避難適地情報を奪ったことで、飯舘村方面に逃げた人々を大量被曝させた。この結果、どれほどの死者が出たか分からない。
 細野・佐藤は、東電を有利にするため、フクイチ事故の実態を隠蔽しようとしたのだが、まさに凶悪な犯罪行為である。

 フクイチ事故では、核分裂稼働中だった原子炉内で、被曝に直結する生物親和性の強い問題核種は、ストロンチウム90,セシウム137,アクチノイド・マイナーアクチノイドだが、なかでも、ヨウ素131の被曝問題がもっとも深刻であった。

 ヨウ素は希ガスに近い気体化しやすい性質を持っていて、原子炉内で気化しているので、セシウムやストロンチウム、アクチノイド核種に比べて、風に乗って容易に遠方に飛ばされる性質がある。
 飯舘村方面を汚染したのはセシウムX、ストロンチウムXだったが、ヨウ素131は、さらに遠方の秋田・青森方面を汚染し、日本列島を越えて北朝鮮も汚染した可能性が強い。

 そして放射能プルームは、3月15日に関東平野を直撃し、東京・千葉・神奈川・埼玉に膨大な放射能汚染を引き起こしている。このときの汚染は、静岡県を超えてわが岐阜県東濃地方まで直撃していることが分かる。(10秒付近)
 実際に、私は恵那市岩村地区や伊那谷のセシウムX汚染サンプルを採取している。(キロあたり数十ベクレル程度)

 3月20日~24日にかけて、最大級のプルームが関東から中部地方までも直撃している(20秒以降)。このとき、もっとも大量のヨウ素131被曝を受けたのが、千葉県を中心とした関東中北部であることが動画から見えてくる。
 千葉県付近では、非常に多くの人々がヨウ素131被曝を受け、その恐ろしい結果が、今出ているのである。

 私の千葉に住む友人も、2014年頃、甲状腺を破壊され、以来、甲状腺ホルモン・チラージンなしには生活できなくなった。その娘は多発性硬化症の診断を受けた。
 私は当時、多発性硬化症について調べたところ、千葉県では、フクイチ事故後、多発性硬化症が事故前の7倍にまで激増しているという記述を見つけた。
 そして、多発性硬化症が、ヨウ素131汚染と関係あるという論文を見つけたのだが、わずか数ヶ月後に、そうしたデータがネット上からすべて消されてしまっていることに驚愕させられた。

 その2014年には、47ニュースの記事で、フクイチ事故で1000名近い人が直接被曝死した疑いを示す記事があったのだが、それも消されてしまった。
 47ニュースは、歴史の記録も目的としているので、本来、過去記事を消すことはしなかったのだ。
 ookuma



























 安倍晋三政権が、フクイチ事故による被害を隠蔽ねつ造するため、ネット上のあらゆる情報を操作しはじめたのだ。情報操作の担当は、官邸マフィアの杉田和博と噂されていたが真偽は不明だ。
 
千葉県周辺に福島県を上回るヨウ素131汚染が起きた可能性があるのだが、千葉県内における甲状腺ガンのデータは、すべて非公開になっている。
 福島県では、ヨウ素131被曝によって、実に358名以上の小児甲状腺ガン被害者が出ている。
  https://www.youtube.com/watch?v=L6ysi7GooD4&ab_channel=MrEDANO311

 これは35万人中30万人が調査に応じた福島県の18歳未満に現れたデータで、通常、世界標準では100万人に1人程度しか出ないといわれる小児甲状腺癌が30万人中358名、百万人にすれば1200人になる。原発稼働前のデータからは2000倍を超えている。
 つまり、これと同程度の小児甲状腺癌患者が千葉県など関東周辺にも出ている可能性があるのだが、甲状腺集団検診も拒絶され、医療機関でも甲状腺の診察を拒否されているといわれる。つまり、国は関東の小児甲状腺癌を徹底的に隠蔽している。
 どなたか、関東周辺での小児甲状腺がん発生データを見つけたかたは教えていただきたい。調べても出てこないのだ。

 問題は、小児ではなく、大人の甲状腺癌の潜伏期間が約10年ということで、12年後の現在、悪性化転移をして、さまざまな癌を発症している可能性があるということだ。
 甲状腺癌の転移として指摘されているのは、肺癌、リンパ腫である。

 なお、千葉県に高濃度のヨウ素131汚染が起きていた可能性を、アワープラネットが示しているので紹介する。

 2023/08/21 原発事故後の野菜「遠距離でも汚染」~農水省の独自解析
 https://www.ourplanet-tv.org/47573/

東京電力福島第一原子力発電所事故後、原発からの距離と野菜に付着した放射性物質の濃度との関係について、農水省が独自にまとめた解析資料をOurPlanet-TVが入手した。
 農林水産省の当時の担当者によると、農産物の検査対象をどのエリアに設定するか検討するために作成したという。解析の結果、原発から遠い地域でも一定の汚染があることが分かったため、検査の対象を、出荷制限が出されていた福島県、茨城県、栃木県、群馬県と隣接県(宮城県、山形県、新潟県、長野県、埼玉県、千葉県)。さらに、当時、暫定規制値を超えた食品を生産していた東京都でも、検査することを決めたという。

 原発からの直線距離と検出値等の図表(図1)
 栃木県上三川町や千葉県多古町で高濃度のヨウ素131が検出された。フクイチから200キロ前後に汚染が集中してることに注意!


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 OurPlanet-TVが新たに入手したは、原発事故後、農水省内に発足した技術者のチームが、野菜の汚染の傾向を把握するためにまとめたものだ。例えば、「原発からの直線距離と検出値等の図表」(図1)は、野菜に沈着した放射性ヨウ素の検出値と原発からの距離との関係をグラフ化している。

 これによると、ヨウ素による汚染は必ずしも同心円状に広がっているわけではなく、原発から200キロ近い千葉市多古町のホウレンソウから3500Bq/kgの放射性ヨウ素が検出されていたほか、300キロ離れた地点でも1000Bq/kgを超えていた。
 グラフを作成した結果、「距離が離れていても、放射性物質が検出されていることが確認された」(当時の担当者)ため、検査の範囲を広く設定したという。

 環境省が2015年に開催された「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議(長瀧重信座長)」において、丹羽太貫元放射線影響研究所所長ら一部の委員が、放射性物質は同心円状に広がるなどと主張し、甲状腺検査を求める福島県外の市民の希望が抑え込んだ経緯がある。
 汚染が広く分布している子をを示す農水省の資料の存在が明らかになったことで、専門家会議の結論の妥当性が問われそうだ。

 3月23日~28日に計測された農産物の放射性ヨウ素とセシウムの最大値定点観測データで減衰が明らかに
また今回は、同じ地点で採取されたホウレンソウの継続的な測定結果をグラフ化した資料も開示された。(元リンク先で確認されたい)

 それによると、群馬県伊勢崎市中部の露地で採取されたホウレンソウを1ヶ月にわたって計測した結果、出荷制限前の3月19日(土)では、2620Bq/kgの放射性ヨウ素を検出したが、3月24日(木)には1440Bq/kgと3分の2に減衰し、3月31日(木)660Bq/kg、4月8日(金)に210Bq/kgを計測。3月15日のプルームの影響を大きく受けた後は、半減期に伴ってヨウ素131の値がきれいに減衰していた。

 元データはこちら https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029prx.html

 一方、栃木県佐野市のカキナでは、3月19日(土)には放射性ヨウ素131が2000Bq/kg。3月24日(木)には1970Bq/kgと横ばいとなり、その後、3月30日(水)には400Bq/kg、4月6日(火)には79Bq/kgと減り、その後はND(検出限界値以下)となっている。3月15日のプルームのほか、3月20日から22日にかけて関東地方を襲ったプルームの影響も受けていることがわかる。

 放射線量の定点観測結果。1週間ごとにヨウ素の検出値が大きく減っていることがわかる。
 農水省では2011年3月16日、技術系の職員を集めて、食品検査を行う自治体を支援するチームを発足。日本食品分析センター(多摩市)および農業環境研究所(つくば市)のゲルマニウム半導体検出器計3台を確保し、3月18日から自治体による放射能測定の支援を開始していた。

 流通を続けた農業県・千葉県の野菜
 新たに公開された解析は、原発事故当時、放射性ヨウ素が非常に広い範囲で、農作物を汚染していたことを裏付けるものである。とりわけ、原発から200キロ以上離れた千葉県旭市では、3月20日にデータが公表されたシュンギクから、暫定規制値を超える4300Bq/kgの放射性ヨウ素131が検出されたほか、3月22日に採取したシュンギク(2300Bq/kg)、パセリ(3100Bq/kg)、サンチュ(2800Bq/kg)、セルリー(2100Bq/kg)、チンゲンサイ(2200Bq/kg)など、非結球性葉菜類から、軒並み暫定規制値を超える放射性ヨウ素が検出されていた。

 さらに、原発から250キロの距離にある東京都江戸川区の小松菜(3月23日採取)から1700Bq/kgの放射性ヨウ素131と、規制値を超える890Bq/kgの放射性セシウムが検出されている。

 しかし、千葉県の農作物が出荷制限になったのは、放射性物質の検出が明らかになってから2週間後の4月4日だ。対象は、香取市と多古市のホウレンソウと、旭市のホウレンソウ、チンゲンサイ、シュンギク、サンチュ、セルリー、パセリのみ。また、東京都のコマツナは基準値を超えたが、出荷制限の対象にならなかった。

 専門家「吸入のよる被曝は、急性摂取モデルが妥当」
 UNSCEAR2020報告書の甲状腺吸収線量を批判している黒川眞一高速加速器研究機構名誉教授コメント。

 関東地方を襲ったプルームは3月15日と3月20-21日の2つであることが分かっていますが、野菜に付着した定点観測のデータを見ると、ヨウ素131の減衰の仕方は、2つのプルームによる汚染があったことと対応しています。従って、吸入による被曝線量を推計する場合、急性摂取モデルを採用するのが妥当だと言えます。

 なお、UNSCEAR2020報告書では、出荷制限が迅速だったなどとして、経口摂取による甲状腺被曝は、福島の1歳児で平均0~1ミリシーベルトという低い値となっていますが、当時、出荷制限されていなかった野菜にも、高い放射性ヨウ素が付着していたことは明白であり、UNSCEAR2020報告書の推計値は、実態に則していない可能性が高いと思われます。
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 引用以上

 千葉県・栃木県で、事故直後にヨウ素131汚染を受けたり、野菜類を摂取した方は、現在、首元が膨らんでいないか点検する必要がある。
 もし甲状腺が膨らんでいたなら甲状腺癌発症の可能性があり、それ自体は致死率が低くとも、リンパや肺に転移癌を発生させる可能性があるといわれる。

 また原因不明の多発性硬化症も、ヨウ素131汚染が原因であった可能性が強い。千葉大学はデータを隠さずに、公開すべきだ。多発性硬化症が激増した原因はフクイチ事故以外に考えられない。
 ことしは、凄まじい、乳癌死者の激増が予想される。そして藤江成光氏は、皮膚癌も激増することを示唆している。
 https://www.youtube.com/watch?v=P02xYdO7Mek&t=3087s&ab_channel=%E5%9B%9B%E6%B5%B7%E5%85%84%E5%BC%9F%E3%80%90%E8%97%A4%E6%B1%9F4th%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%80%91