小氷期、あるいは氷河期の到来 | tokaiama20のブログ

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 今朝も雨だ。外に出られないから、わが中津川市の3~8月の降水量を調べてみた。
 https://www.jma.go.jp/jma/menu/menureport.html
 3月・180ミリ 4月・176ミリ 5月・317ミリ 6月・162ミリ 7月・537ミリ 8月・627ミリ 合計1999ミリ

 30年前、1991年は、どうだったか?

 3月・173ミリ 4月・146ミリ 5月・100ミリ 6月・320ミリ 7月・241ミリ 8月・143ミリ 合計1123ミリ 

 合計量では30年前より78%増加している。

 年間降水量では、2020年=2124ミリ 1990年=1788ミリ
 30年前より降水量が19%増している。これくらいだと、統計上の偏差からはみ出しそうだ。間違いなく、降水量が大きく増している。

 2019年あたりから、日本での水害が深刻さを増している。まるで大震災が毎年起きているようだ。
 私の子供の頃では記憶のないような河川氾濫、ダム放水事故が頻発していて、どうみても異常な降水増加であり、これは日本だけではなく、ヒマラヤから日本列島にかかる巨大な梅雨前線、青海省~長江~台湾~日本列島=照葉樹林帯(東亜半月弧拡大版)の全部で、恐ろしい洪水被害が頻繁に起きるようになったのだ。

 私は、この原因について、中国共産党がインドの水資源を妨害する目的で、チベット高原に設置した三万機のヨウ化銀射出装置のせいだと、何度か書いた。

   この「異常気象」は、人工的なものかもしれない 2021年08月18日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1590.html

 梅雨は、日本独自の現象ではない 2021年05月21日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1501.html

 中国共産党によるインドへの、水資源を操作する戦争行為 2021年07月09日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-date-20210709.html
 もう対話はできない、邂逅もない。2020年08月21日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1224.html

 しかし、これらの大水害を分析した気象学者、地球物理学者からは、むしろ太陽黒点数減少と火山活動増加がもたらした地球寒冷化=小氷期に突入したとの意見が日増しに大きくなっている。

 地球は氷河期に突入した
 https://skepticalscience.com/translation.php?a=53&l=11

 (以下引用)CO2による温暖化効果は、軌道の変化や(例えばマウンダー極小期の)太陽活動の変動と比べて、ずっと大きいです。

 そのうち朝起きたら、9階建てのビル分の雪に埋もれてるだろう。氷河期というのは見事に、ゼンマイ仕掛けのように11500年の周期でやってくる。気づいたら最終氷期が11500年前に起きてます。

 ほんの数世紀前、地球は「小氷期」と呼ばれる比較的穏やかな氷河期を迎えた。小氷期の一部は太陽黒点数が著しく減少した期間(マウンダー極小期)と一致してます。太陽活動の低下と火山活動の頻発との組み合わせが大きく貢献し、ヨーロッパ地方では海洋循環の変動が効果があったとされてる。

 


図1:太陽放射量。1880年から1978年まで。1979年から2009年までPMOD。

 今現在の時代にマウンダー極小期を体験する可能性はあるのか?
 太陽活動は現在冷却化の傾向を示しています。2009年の活動量ほど低くなったのは一世紀以上前です。しかし、将来の太陽活動を予測するには問題があります。
 グランド極大期(20世紀後半)からグランド極小期(マウンダー極小期)の周期は無秩序で予測するのは難しいからです。

 例えばマウンダー極小期が21世紀に起きたとしましょう。地球の気候にどんな影響を与えるか? マウンダー極小期まで太陽活動が落ち着いた時、どんな気候応答が生じるかシミュレーションしてみると、太陽起源の温度低下より、人為起源温室効果ガスの温度上昇の方が断然強かった。

 太陽活動の低下から来る冷却化は0.1℃あたりと推定されており(マックス0.3℃)、温室効果ガスからの温暖化は3.7~4.5℃と推定されてます(排出量によって異なる)。(もっと詳しく…)



 図2:1961~1990年をベースとした1900~2100年の地球平均温度偏差。A1B排出シナリオ(赤)、A2排出シナリオ(マゼンタ色)。太陽強制シナリオは三つ:平均(実線)、マウンダー極小期(破線)、マウンダー極小期からさらに放射照度を低下(点線)。NASAの観測された温度データ(青)。

 しかし、過去の気候は小氷期よりもさらに劇的な変化を経験してます。過去40万年、地球は何度も氷河期を経験し、10万年周期で、短期間暖まってます。こういった氷期と氷期の間に来る温暖な期間は間氷期と呼ばれており、大体1万年続く。現在の間氷期は1.1万年前始まりました。もしや間氷期が終わる頃なのか?



 図3:ボストーク基地、南極での気温変化。緑色の棒で間氷期がマークされてます。

 氷河期はどうやって起動するのか?地球の軌道が変化すれば、北半球へ当たる日光は夏に低下する。北部の氷床は夏、だんだん溶けなくなり、何千年もかけて発達する。これは地球のアルベドを増幅させ、氷床の発達と冷却をより強く強制する。この過程は1万~2万年くらい継続し、氷河期となる。

 間氷期の長さは皆異なります。南極にあるドームCの氷コアを使って72万年前までの地球の温度を瞥見できます。42万年前、地球の気候は現在の状態とさほど変わらなかったのです。その期間、間氷期は2.8万年続いたので、現在の間氷期も、人間の介入を除外しても同じくらいの長さに続く可能性があります。

 40万年前と現在の似たような状況は地球の軌道によるものです。両間氷期とも、軌道要素の変化から来る強制力は他の間氷期と比べて少ないのです。シミュレーションによれば、現在の間氷期はCO2排出なしでも1.5万年あたり継続されるとの事です。

 もちろん、人間活動を除外した間氷期の推定は理論上のものです。大事なのは、人間が介入すると氷河期起動のタイミングはどう影響されるのか。
 この質問に答えた一研究によると、CO2濃度が高ければ高い程、氷河期を起動する「引き金」、日射量は低くなくてはなりません。

 

 図4:将来の地球平均温度に対するCO2効果。CO2排出無し(緑)、300Gton(青)、1000Gton(オレンジ)、5000Gton(赤)(Archer 2005)。

 図4は様々な排出シナリオに基づいて気候応答を検証したものです。
 緑線はCO2が無い「自然」な応答。青線は人為起源CO2を300ギガトン排出した時のシナリオです(我々はもう既に超えてます)。
 オレンジ線は1000ギガトンの排出、起きれば13万年氷河期を防ぐという計算です。5000ギガトンの排出(赤線)が起きれば、氷河期時代を50万年遅らせる事ができます。今の状態、比較的弱い軌道強制力と長いCO2の寿命、両方を合わせ考えると、過去260万年、最長の間氷期になる可能性があります。

 氷河期が間近という懸念は置いておいていいでしょう。氷河期が本当に切迫してると言うなら、北部の氷床に目を寄せてください。氷床が発達してれば、1万年かかる氷河期の過程が始まってるのかもしれません。
 しかし、現在の北極の永久凍土層は削剥、融解し初めています。北極の海氷は融解、グリーンランドの氷床は体積の縮小が加速してます。氷河期が起こる条件としてはいまいちです。 
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 引用以上

 上の論文は科学的だが、普通の気象学者が主張する「マウンダー極小期=小氷期」というより、11500年サイクルで起きる本物の氷河期がやってきたと、我々を驚かせる。
 (世界の文明は、日本の縄文以前を含めて1万年前にリセットされたというのは考古学会での定説だ)
 それは、とても破局的な恐ろしい予想だが、最期の結論は曖昧だ。 
 次にマウンダー極小期(黒点活動衰退期)が招く小氷期説を見てみよう。 

   地球、氷期突入の兆候か…太陽が100日以上も無黒点状態の異変が進行
 https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/162.html

 「長すぎる梅雨」…続く異常気象の背景に「ミニ氷河期」突入説も 原因は「温暖化」だけなのか? 2021年07月10日
 https://sakisiru.jp/5714

 2030年氷河期突入で約20億人が死亡する危険性あり
 ml?DETAhttps://www.news-postseven.com/archives/20170131_488511.htIL
 ずいぶん、たくさんの識者が、小氷期への突入を予告している。ただし、はっきりした転換点は2030年であるという。現在の長雨は、気候変動への序曲であるという。
 原因については、ほとんどの人が太陽黒点活動の衰退と、火山活動による日照量への影響を挙げている。
 まず、江戸時代に起きた小氷期=寒冷化が再現されるのは確実と考えて良さそうだ。

 私は、もう30年以上前から、人類全体の意識について考えることがあった。
 それは、人類の意識が、物質的世界になんらかの物理的関与を招いているのではないかという、唯物論淘汰説に真っ向から対立する考え方だ。
 この視点からは、氷河期のような環境問題も人類の意思と無関係ではない。

 それは、ダーウィンの自然淘汰説に対して、今西錦司が提唱した「今西進化論」にエッセンスが描かれている。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E8%A5%BF%E9%8C%A6%E5%8F%B8

 今西は「棲み分け論」で知られているが、生物が自然淘汰ではなく、自分の意思で、自分を改造することに言及している。
 つまり、その個体が経験したリスクを遺伝子が認識し、子孫が、より改良された個体に変化する仕組みがあると言っている。
 つまり、物質的な偶然の淘汰を進化の唯一の理由としてきたダーウィン進化論に真っ向から挑戦状を叩きつけている。

 自然界を観察していれば、常識的な判断なのだが、それでは唯物論の原理が否定されることになり、ダーウィニストたちは、強硬に否定し、今西進化論を闇に葬ってきた。
 だが、多くの霊能者が述べているように、宇宙の本質は、決して唯物的ではなく、むしろ唯心的であると「超意思=ヘーゲルのイデー」を支持する人たちも多い。

 「この宇宙は超越的意思の結果である」
 と理解する人も、おそらく人類の半数をはるかに超えているだろう。とりわけ霊界の仕組みを、少しでも知った人なら、みんな賛成するだろう。
 霊界では、何もかも霊たちの意思によって成立するのだ。それは今西錦司が指摘した、「生物が自分の意思で、自分を改良する」ことの原理でもある。我々の本質は、唯物的世界にいるのではなく、意思の世界にいるのだと……。

 話は変わるが、今から100年ほど前に、ユングという心理学者が「集合無意識論」を提唱した。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%90%88%E7%9A%84%E7%84%A1%E6%84%8F%E8%AD%98

 ユングは、人々の個性は、物理的個体によって閉鎖されるのではなく、すべての人が共有する意識体が存在している。と指摘した。
 ユングはオカルトマニアだったらしいが、集合無意識を霊界と関連付けたわけではない。簡単にいえば、すべての人はテレパシー?で無意識に交信していて、知恵や理解を共有しているというものだ。

 こんなことを書くと、読者から胡散臭がられるのだが、私はテレパシーの能力を、これまでの人生で非常に数多く体験している。
 例えば、母親が重病でいるとき、母親からメッセージが届いて、その姿が見えた。後で聞いたら、着物の色や姿形まで完全に事実だったことが分かった。
 また、私が相対している人が黙っていても、その人の思いが私に言葉になって伝わってくることが非常に多い。

 だからユングの集合無意識説を知って、「これが真実だ」と得心がいった。
 また「百匹目の猿現象」を多くの人が知っている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%8C%B9%E7%9B%AE%E3%81%AE%E7%8C%BF%E7%8F%BE%E8%B1%A1

 ウィキは、これを「架空」と決めつけているが、とんでもない! それが真実だと理解しなければ説明できない現象を、私は無数に経験している。
 ネズミや猿、豚も意識を共有していると思わなければ、互いに関連のない生物個体が、先人の知恵を受け継ぐように、同じような知恵を発揮する現象が存在できるわけがない。
 https://forbesjapan.com/articles/detail/39487/2/1/1

 詳しく説明すると、ずいぶん長い文章が必要になるので、とりあえず「これは真実だ!集合無意識によるものだ」と書いておく。

 私は、異常気象による氷河期の到来も、人々の意思と無関係ではないと書きたかった。
 人類は、この社会のあり方に辟易し、多くの人が、この社会の衰退や消滅を願うようになった。その集合無意識が、異常気象=寒冷化をもたらしているという仮説を提唱しておきたい。

 この世界には、矛盾の多い、苦悩の多い独裁政権がたくさん成立している。現在でいえば、北朝鮮や中国だが、アメリカ、日本も例外ではない。
 これらの、人々の意識に喜びよりも苦悩の多い国家では、次々に悲惨な事故や、飢饉、疫病など困ったことが起きるようになる。

 大水害や大飢饉が起きる理由は、決して自然界の摂理だけではなく、人々の集合無意識における苦悩や絶望が関与している可能性があるのだ……というより、私は30年前から、そう判断している。
 人々の心に明るさや幸福感が戻れば、自然に気象も過ごしやすい快適なものになってゆく。

 かなり多くの人が、私のこの文章を、科学ではなくオカルトと決めつけるにちがいないが、私は、少しずつ、ブログで、そのメカニズムを示唆してゆきたいと思っている。