「スパゲッティハウスヨコイ」KITTE名古屋店で昼食を取って大満足になった私ですが,早朝から動き続けて幾分か疲労を感じました。

 「快適な座席・車内空間でゆったりと列車の旅を楽しみたい」と考えて,次の通り行路変更を思い立ちました。

【変更前】

名古屋→多治見(中央本線

撮影(中央本線の列車)

多治見→名古屋(中央本線

【変更後】

名古屋→岐阜(東海道線

名鉄岐阜→豊橋(名鉄名古屋本線

 撮影(東海道線の列車)

豊橋→名古屋(東海道線

 

 名古屋から東海道線の普通列車  岐阜行きで岐阜まで向かい,徒歩数分で名鉄岐阜駅に到着しました。

 岐阜駅から特別車両券(ミューチケット)を購入してパノラマスーパーの特別車に乗ることにしました。

 乗車した列車の概要は,次の通りです。

快速特急 岐阜行き

名鉄岐阜(12:48)→豊橋(14:07)

1号車 9D席

ミューチケット料金:450円

 充当されていた車両はパノラマスーパーでしたが,展望席は埋まっていました。パノラマスーパーは基本的に特急・快速特急に充当されます。名鉄岐阜から豊橋まで約1時間20分,リクライニングシートにゆったりと座り,快適な列車旅を楽しみました。

 豊橋駅にて,東海道線の列車を撮影しました。

普通列車 浜松行き

4両編成(313系・Y10編成)

 

 列車の撮影中,ホームの発車標を見ると面白い表示がありました。

日中時間帯,豊橋発の東海道線上り普通列車は大多数が浜松行きですが,発車標の下段に15:07発の沼津行きという列車が表示されています。

 沼津といえば『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地として名高い静岡県東部の主要都市です。東海道線における沼津~豊橋間の営業キロ数が167.4kmで,「これだけの長距離を走破する普通列車があるのか!?」と驚きました。

 入線してきた列車の側面で種別行先表示器を撮ってみました。

 二川(ふたがわ)は,豊橋駅から東海道線の上り列車で最初に停車する駅です。これが豊橋駅発の上り普通列車であり,行先は確かに「沼津行」と記されています。

 この表示を見て萌える私は,鉄オタとして鉄道趣味の沼にどっぷりハマって抜け出せなくなっていると思います。

 

普通列車 岐阜行き

4両編成(313系・Y11編成)

 

 豊橋駅には飯田線の車庫があり,写真の右奥に373系が特急「伊那路」のヘッドマークを表示して留置されています。

 実は,373系はJR東海が「在来線の次世代通勤電車のベースとなる設計を行う」という考え方の元に設計した車両です。373系の導入目的は,急行列車「富士川」,「伊那路」に充当されていた165系の置き換えにあります。「富士川」は身延線,「伊那路」は飯田線の急行列車でした。身延線も飯田線も東海道線と中央本線を結ぶ路線です。特に身延線は静岡と山梨県域を結ぶ重要路線で,身延山久遠寺への参拝,沿線地域の通勤通学輸送などに利用されています。

 JR東海としては165系による急行列車から大きく生まれ変わり,特急列車として車内の快適性,整備・保守現場の業務負担軽減なども考慮して373系の設計がなされました。

 1995年に急行「富士川」を特急に格上げして,当時は「ワイドビューふじかわ」として運行開始しました。その後,飯田線の「伊那路」にも投入されました。他にも東海道線の着席保証列車「ホームライナー」,夜行快速「ムーンライトながら」,特急「東海」(急行「東海」からの格上げ→後に廃止),一部の普通列車にも充当されました。

 

快速 大垣行き

6両編成(313系・Y104編成)

 約1時間の撮影後,15:32発の快速 大垣行きで名古屋駅に戻りました。