皆さん,こんばんは。

これまで,「列車ダイヤ・時刻表」シリーズでは東海道線の主要駅における各年代の列車時刻表を取り上げてきました。今回は各年代の東海道線普通列車を列車番号の番台ごとに取り上げてみたいと思います。

 

 今回は1956年11月のダイヤにおける各列車番号の番台について,どのような運行区間の列車があったのかを記したいと思います。

 次回以降,列車番号の各番台ごとに詳説してみたいと思います。

 

【100番台】

111:東京→門司

113:沼津→糸崎

121:東京→大阪

123:東京→大阪

125:東京→京都

127:東京→京都

129:東京→大阪

131:東京→大阪

 100番台の列車は機関車牽引の客車列車で,主に東京から京都・大阪方面へ直通する列車です。東京~京都~大阪間を直通するだけでも長距離普通列車たる威厳がありますが,111列車は東京~門司間,113列車は沼津~糸崎間を直通していました。前者は東海道線と山陽本線を全線走破する列車,後者は東海道線の沼津~神戸間,山陽本線の神戸~糸崎間に跨がって運行する列車でした。これら二つの列車は桁違いに運行区間が長い印象を受けます。

 

【300番台】

321:沼津→島田

323:沼津→富士

325:大船→豊橋

327:東京→沼津

329:東京→米原

331:東京→名古屋

333:沼津→浜松

335:東京→米原

337:東京→岡崎

339:東京→浜松

341:東京→静岡

 300番台の列車は,主に東京と静岡地区及び名古屋地区を結ぶ普通客車列車です。

 

【400番台】

411:名古屋→広島

421:東京→大阪

 400番台の列車は名古屋以西の列車に付されていた番号でしたが,421列車は東京発の列車となっています。

 421列車は1953(昭和28)年に設定された静岡~大阪間列車を多客期に限り東京まで延長していたものを1956年11月ダイヤ改正にて全区間を定期列車に格上げしたものです。

 

【500番台】

電501・電503:富士→島田

電505:沼津→掛川

電507:静岡→島田

電511・電533:岡崎→大垣

電513・電517・電519・電521・電523・電525・電527・電529・電531:豊橋→大垣

電515:豊橋→米原

 500番台の列車は電車による運行で,静岡地区と名古屋地区で運行されていました。

 

【700番台】

711:島田→富山

721:静岡→豊橋

723:浜松→豊橋

727:静岡→島田

729:浜松→名古屋

731:静岡→豊橋

電711・電715・電717・電719・電721:東京→伊東

 700番台の列車は静岡地区と名古屋地区にまたがって運行される客車列車と東京~伊東間を運行する電車の2種類に分類されます。客車列車の中で桁違いに運行区間が長い列車が711列車(島田発・富山行き)です。同列車は米原から北陸本線に入り,富山まで直通運転します。

 

【800番台】

電811・電825・電839・電841・電845・電849:東京→沼津

電813・電835・電861・電863:東京→小田原

電815:東京→藤沢

電817:東京→浜松

電819・電823・電827・電831・電855・電859:東京→熱海

電821:東京→沼津(伊東行き〔電713〕併結)

電829:東京→小田原(土曜運転)

電833:東京→沼津(伊東行き〔電733〕併結)

電837:東京→浜松

電843:東京→小田原(土曜・休日運休)

電847:東京→熱海(土曜運休)

電851:東京→小田原(土曜・休日運休)

電853:東京→静岡

電857:東京→富士

 800番台は東京を起点に小田原・熱海・沼津・富士・静岡・浜松の各方面へ運行された電車です。京阪神地区の電車も800番台の列車番号が付番されていますが,本稿では割愛させていただきます。

 

【参照】

『時刻表アーカイブス 鉄道黄金時代① 東海道本線編』(JTBパブリッシング・2009年4月)

寺本光照「東海道本線を走った長距離普通列車ものがたり」(『鉄道ピクトリアル』通巻 第1000号〔2022年7月〕)